武士道シックスティーン (文春文庫 ほ 15-1)

著者 :
  • 文藝春秋
4.10
  • (909)
  • (1064)
  • (471)
  • (69)
  • (12)
本棚登録 : 7124
感想 : 830
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (416ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167780012

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 面白い!
    姫川シリーズと同じ著者とは思えない作品です。
    章の切り替えも早く、キャラも立っているので、もうマンガの様にスラスラ読めちゃいます!
    剣道の話だけど、剣道のこと全然知らなくても楽しめます。
    続編もすぐに読みます!

  • 剣道を通じてさまざまなことを2人の青春少女から絡んでいく、というような内容で、いろいろなことを考えさせられて面白かったです。

    ちょっとくすっと笑った部分もあったりして、でも深く考えたり、最後の方でうるっときたりで飽きずに楽しめました。いろんな人に薦めたい1冊です。

    • manbonさん
      17,18も読んだかな?^^
      17,18も読んだかな?^^
      2012/09/10
    • カエルっ子さん
      今図書館で予約中です♪
      今図書館で予約中です♪
      2012/09/11
  • 剣道青春ストーリー「武士道シックスティーン」
    武蔵を師匠と崇める剣道エリートの「香織」は、中学最後の大会で無名の選手「早苗」に敗れてしまう。人生は斬るか斬られるか毎日が戦いと考える香織に対し、早苗は勝利にこだわらず自分の成長にこそ喜びを感じるタイプ。相反する二人が同じ高校に進学し、剣道部で再開を果たすのだが。。
    読んでみると香織と早苗がイキイキと描かれ、試合の時の掛け声が「ンメアァーッ」とか本格的で面白かった。剣道やってた人には「あるある」と感じられるところも多いはず。最初は単純に剣道の試合までの過程がメインの話と思っていたが、良い意味で裏切られました。剣道の心構え、悩み、楽しさなど、結構、深いところまで考えさせる内容。続きがとても気になる展開で本巻は終了。次の「セブンティーン」が早く読みたい!

  • シリーズ本は基本読みませんが、見事な別腹枠でした。

    そして剣道を頑張っていた人なら
    よりこの面白さが楽しめるかと思います。
    あさのあつこ以来の文才か!と、ページを捲る手が
    気持ち悪いほど止まりません。
    あっという間にめでたく全シリーズ、読破しました。

    ちなみに私の身内に剣道を教えているしてる人がいるので勧めましたが、
    寝息が活発になる例外事例も発生しました。
    感性は人それぞれ、も学べました。

  • 「人の一生なんて、いつどうなるか分からない。でもね、それに打ち勝つ方法を見つけたんだ」
    「それが好きだっていう気持ちを、自分の中に確かめるんだよ。好きだって気持ちの方が重たかったら……そのときはもう、やるしかないんだよ。負けたっていい。失敗したっていい。やるしかないんだ。だって、好きなんだから。」
    不安を乗り越える方法は、好きって気持ちを強く持つこと。
    とても素敵な言葉だと思った。香織も早苗もキャラとして大好き!いい作品に巡り会えて嬉しい。

  • 剣道のことなんて全然わからなくて、最初は「あんまり物語に入り込めないな」って思ってたけど、気付いたらどっぷりハマってました…!

  • 女子高生の剣道の青春小説。性格の違う2人。こういうライバルがいて青春でいいな。香織が軍国思想みたいで極端すぎて小説とはいえちょっと苦手だった。家族構成とかそれぞれの思いが細かく背景が作られている。
    周りの人に勝つことも、昨日の自分に勝つことも、比較対象がいて勝敗がある時点で考えが同じというのになるほどと思った。

  • 爽やか!
    続編にて、引き続き、2人の成長を見守ります。

  • 高校1年生でありながら、 新免武蔵(決して「宮本」とは呼ばない。なんでやったっけ?)を崇拝し、稽古中に至っても勝ち負けにこだわる、磯山香織。幼少期から日本舞踊に長けていたが、ちょっとしたきっかけで始めたこの武道に日舞の動きを応用して、時に相手を知らず知らず翻弄してしまう、西荻早苗。この2人の剣士(剣女?)が織りなす、青春小説である。

    僕も、高3のインターハイ大阪府予選までは剣道部にいた。3年間レギュラーにもなれなかった(なるつもりもなかった、というのがふさわしい言い方かも知れない)ヘタレ部員だったので、この小説に描かれているような竹刀の合わせ方や間の取り方など、そんなことを少しでも考えてやっていたら、もうちょっと何かが残る3年間になったはずなのに……と、自分で選んで買った本でありながら、読み進めるに連れてだんだん胸が苦しくなっていった。

    しかし、香織の大落ち込み、早苗の助けによる復活、更に、あろうことか早苗が福岡に引っ越して、2人がまさかの別離?!という怒濤の展開に、根性なし剣道少年のくだらん後悔は、もうどうでもよくなった。

    本作は、「武士道四部作」の次作「武士道セブンティーン」につないだ形で終わっている。移動中に「シックスティーン」を読み終わった僕は、普段は古本しか買わないくせに、乗換駅で迷わず有隣堂の文庫売場に駆け込んだ。

  • 数年ぶりに再読。文句なしの面白さ。いくつになっても、こういう青春小説は心踊らされる。たぶん続編をすぐに手にとってしまうだろう。罪づくりな作品である。

全830件中 51 - 60件を表示

著者プロフィール

誉田哲也
1969年東京都生まれ。2002年『妖の華』で第2回ムー伝奇ノベル大賞優秀賞受賞、03年『アクセス』で第4回ホラーサスペンス大賞特別賞受賞。主なシリーズとして、『ジウⅠ・Ⅱ・Ⅲ』に始まり『国境事変』『ハング』『歌舞伎町セブン』『歌舞伎町ダムド』『ノワール 硝子の太陽』と続く〈ジウ〉サーガ、『ストロベリーナイト』から『ルージュ 硝子の太陽』まで続く〈姫川玲子〉シリーズ、『武士道シックスティーン』などの〈武士道〉シリーズ、『ドルチェ』など〈魚住久江〉シリーズ等があり、映像化作品も多い。

「2023年 『ジウX』 で使われていた紹介文から引用しています。」

誉田哲也の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×