寿フォーエバー

著者 :
  • 河出書房新社
3.38
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本棚登録 : 386
感想 : 89
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  • Amazon.co.jp ・本 (279ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309020563

感想・レビュー・書評

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  • 元気がでるドタバタストーリー?かな。

  • 主人公の状況が自分にすごい似てて感情移入しちゃった。でも、わたしのほうが全然頑張れてない… 場所が立川周辺に設定してあったからっていうのもあるのかな?

  • 結婚式場で働く28歳の女性が主人公のユーモア小説。仕事が忙しいせいで、恋愛をしばらくしていない若い女性の頑張る感じが、前に読んだ「ある日、アヒルバス」かなり似ているなと思いながらも、面白かったのですぐに読み終わった。
    主人公の感情が地の文で正直でコミカルに書かれていることと、登場人物のキャラクターの良さがこの本の面白さなんじゃないかなと思う。主人公井倉靖子の同僚は、変った人間が多くて、靖子もそれに困ったりしているのだけど、根はいい人間であるところが垣間見れて、とてもほっこりする。

    装幀が素敵なんだけど、電車の中とかで読むのはちょっとはずかしい。

  • 何をかくそう、私も手当たり次第に転職先を探してた頃、面接受けに行ったのさブライダル!!!(笑)

    年齢やらバックボーンやら、ちょこまか共感できて楽しかったです!
    仕事、情熱さえ持てれば充実するもんです。
    問題は、情熱の継続です。自分の場合は、だけども。

  • お仕事コメディの名手(?)山本幸久氏の今作はウェデングプランナーのアラサー女子・靖子が主人公。
    相変わらずこの方の作品の会社の面々は個性的かつユニーク。
    靖子がある種女の子女の子してない突っ切った感がいい。最後に靖子に幸せの予感があってうれしい。

  • お年頃なので、リアルに色々考えてしまう。
    きっちりオチとかないのが、人生だよね。

  • ウエディングプランナーが主人公。結婚式場でおこるドタバタ劇です♪

    本日は大安なり が好きな人にはいいかも。

  • +++
    東京都下の結婚式場・寿樹殿(じゅじゅでん)に勤め始めて5年目の井倉靖子は、彼氏イナイ歴9年の28歳、独身女性。"お客様たち(カップル)"のラブラブっぷりにあてられて心の中で毒づいちゃったり、逆に担当する花嫁さんに肩入れしすぎて辛い思いもすることもあるけれど、それでも彼女たちの幸せな顔を見るために、今日も自分なりに頑張って働いている。
    ある日、頼りにしていた大先輩が急に退職したため、靖子は超ビッグで責任重大な結婚式をたった一人で担当することに。そんな中、近隣には強力なライバル店が出現、さらに、ラブラブだったはずのカップルにも破局の危機が! 相次ぐピンチに一生懸命立ち向かう靖子だったが......。
    優秀でも美人でも、ましてやモテ女でもなく、恋も仕事もままならないごくごく普通の靖子と、彼女をとりまく個性的な面々が結婚式場を舞台にくりひろげる、クスッと笑えてホロリと泣ける、幸せになれる"結婚×お仕事小説"!
    +++

    ハートとピンクとゴンドラと。立川から青梅線で数駅のところにある、いささか時代錯誤と言えなくもない結婚式場・寿樹殿が舞台である。個性的なメンバーの中で、勤続5年目28歳の靖子は、一生懸命ではあるものの、なんとなくこなしているという感じで日々仕事をしていた。ビッグカップルの婚礼の担当として煩雑な仕事をしつつ、近所にできたライバル店のことも気になり、合コンのことも気になるのであった。だが、いろんなカップルのさまざまな事情を見聞きし、個性的過ぎる同僚や上司とともに、ライバル店に負けないようにアイディアを出し合っているうちに、知らず知らず以前よりも仕事に心がこもるようになっているのだった。寿樹殿のスタッフたちのキャラクターが強烈過ぎるので、靖子の特徴のなさも個性のひとつになっているように見えるのがおもしろい。そして、この人たちがいるからこそ寿樹殿はきっといつまでも愛される結婚式場なのだろうな、と思わされる一冊である。

  • 結婚式場のプランナーの話。
    仕事、恋愛いろいろ詰まってるけど、もうそろそろ、恋愛が軸の物も読みたいな。

  • 楽しく気軽に読めました。

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著者プロフィール

山本幸久
一九六六年、東京都生まれ。中央大学文学部卒業。編集プロダクション勤務などを経て、二〇〇三年『笑う招き猫』で第十六回小説すばる新人賞を受賞し、デビュー。ユーモア溢れる筆致と、魅力的な登場人物が読者の共感を呼び、幅広い世代から支持されている。主な著作に『ある日、アヒルバス』『店長がいっぱい』『大江戸あにまる』『花屋さんが言うことには』『人形姫』などがある。

「2023年 『あたしとママのファイトな日常』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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