死に山: 世界一不気味な遭難事故《ディアトロフ峠事件》の真相
- 河出書房新社 (2018年8月25日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (360ページ)
- / ISBN・EAN: 9784309207445
感想・レビュー・書評
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三連休で一気読みしました。
ラストの再現シーンはとても怖かった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
図書館でたまたま見かけて「世界一不気味な遭難事故」というサブタイトルが気になり手に取った。
ディアトロフ峠事件については全く予備知識は無かった。
1959年の真冬にトレッキングに出発したディアトロフのグループの足跡、捜索に当たった人々の動向、そしてこの謎を解こうとアメリカから3月のロシアのウラル山脈まで足を運んだ著者、この3つの視点から話は進んでいく。
結末を知っているだけに、ディアトロフ達の楽しそうな写真には胸が痛む。
読み始めて2日目くらいに、登録しているナショナルジオグラフィックのLINEニュースでディアトロフ峠事件についての新たな見解が発表されていて、すごいタイミングだなと思いつつ読んでみた。
数年前に新たに出されたその見解は、スラブ雪崩が原因ではないかというもので、本書とは全く違うものだった。
しかし実際のところ何があったのかは永遠に解らないのだ。
アイカー氏の調査の集大成ともいえる28章は、読んでいて涙が出てきた。
トレッカー達の日記や家族へのインタビュー等から立ち上がってきた彼らのキャラクターを生き生きと描写していて、とても良かった。 -
摂南大学図書館OPACへ⇒
https://opac2.lib.setsunan.ac.jp/webopac/BB50124935 -
そういうこと?
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仮説を一つ一つ検証して否定していったあと、最後に突然出てきた説がいきなり「これが真相だ」みたいに猛プッシュされるので「そうなん?」て気分になりました。
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3.95/1269
内容(「BOOK」データベースより)
『一九五九年、冷戦下のソ連・ウラル山脈で起きた遭難事故。登山チーム九名はテントから一キロ半ほども離れた場所で、この世のものとは思えない凄惨な死に様で発見された。氷点下の中で衣服をろくに着けておらず、全員が靴を履いていない。三人は頭蓋骨折などの重傷、女性メンバーの一人は舌を喪失。遺体の着衣からは異常な濃度の放射線が検出された。最終報告書は「未知の不可抗力によって死亡」と語るのみ―。地元住民に「死に山」と名づけられ、事件から五〇年を経てもなおインターネットを席巻、われわれを翻弄しつづけるこの事件に、アメリカ人ドキュメンタリー映画作家が挑む。彼が到達した驚くべき結末とは…!』
原書名:『Dead Mountain: The Untold True Story of the Dyatlov Pass Incident』
著者:ドニー・アイカー (Donnie Eichar )
訳者:安原和見
出版社 : 河出書房新社
単行本 : 360ページ -
題名とあらすじに興味をそそられ読みましたが、
文章がわかりづらく(作者の表現力?訳者の技量不足?)読み終えるのに苦労しました。 -
きちんと化学的に解明していくのが面白い。最後の数ページ、ドラマが目に浮かぶようだった。
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小樽商科大学附属図書館蔵書検索OPAC
https://webopac.ih.otaru-uc.ac.jp/opac/opac_link/bibid/BB10291643
1952年ウラル山脈での不気味な遭難事故。隕石かソ連か宇宙人か?米国人ジャーナリストがその真相に挑む!題名を「死の山」でなく「死に山」としたのはなぜか・・・。ちょっと気になりませんか。