死に山: 世界一不気味な遭難事故《ディアトロフ峠事件》の真相

  • 河出書房新社
3.92
  • (110)
  • (161)
  • (115)
  • (11)
  • (2)
本棚登録 : 1509
感想 : 201
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (360ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309207445

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 三連休で一気読みしました。
    ラストの再現シーンはとても怖かった。

  • 図書館でたまたま見かけて「世界一不気味な遭難事故」というサブタイトルが気になり手に取った。
    ディアトロフ峠事件については全く予備知識は無かった。
    1959年の真冬にトレッキングに出発したディアトロフのグループの足跡、捜索に当たった人々の動向、そしてこの謎を解こうとアメリカから3月のロシアのウラル山脈まで足を運んだ著者、この3つの視点から話は進んでいく。
    結末を知っているだけに、ディアトロフ達の楽しそうな写真には胸が痛む。

    読み始めて2日目くらいに、登録しているナショナルジオグラフィックのLINEニュースでディアトロフ峠事件についての新たな見解が発表されていて、すごいタイミングだなと思いつつ読んでみた。
    数年前に新たに出されたその見解は、スラブ雪崩が原因ではないかというもので、本書とは全く違うものだった。

    しかし実際のところ何があったのかは永遠に解らないのだ。
    アイカー氏の調査の集大成ともいえる28章は、読んでいて涙が出てきた。
    トレッカー達の日記や家族へのインタビュー等から立ち上がってきた彼らのキャラクターを生き生きと描写していて、とても良かった。

  • 摂南大学図書館OPACへ⇒
    https://opac2.lib.setsunan.ac.jp/webopac/BB50124935

  • 未解決事件の一つとして知ったディアトロフ峠。謎が多すぎて興味本位で概要を調べていたところ、全く新しい説を唱えているということで本作を読んでみた。
    被害者たちだけでなく、家族、捜査員、当時のロシアという国などを丁寧に紐解いていく。不気味な事件の被害者が、1人の人間として描かれており、元気な頃の写真もたくさんあって、その後の出来事を想像すると本当に辛くなった。ただ、遺族や彼らを知る人にとって、この本が救いになったらいいなとも思う。不気味な恐ろしい未解決事件の当事者というよりも、それ以前の生き生きとした希望に溢れる生きた人間の話として大部分が占めているから。
    作者の言う、カルマン渦列によって起こった超低周波でパニックに陥ったというのは納得がいく。が、本当のところは何が起こったのか知る由もない。
    それにしても超低周波というのは兵器にもなりうるもので怖いものだな。
    ある一定の条件が揃えば発生するらしく、風力発電所近くやハム工場、高層ビルの近くなど日常にもありうるのが怖い。実際、音としては感じないところが厄介。なんか嫌な感じがする、気が滅入る、不安を感じる場所ってのは第六感的なものとは別に超低周波が関係していたりするのかもしれない。

  • そういうこと?

  • 仮説を一つ一つ検証して否定していったあと、最後に突然出てきた説がいきなり「これが真相だ」みたいに猛プッシュされるので「そうなん?」て気分になりました。

  • 3.95/1269
    内容(「BOOK」データベースより)
    『一九五九年、冷戦下のソ連・ウラル山脈で起きた遭難事故。登山チーム九名はテントから一キロ半ほども離れた場所で、この世のものとは思えない凄惨な死に様で発見された。氷点下の中で衣服をろくに着けておらず、全員が靴を履いていない。三人は頭蓋骨折などの重傷、女性メンバーの一人は舌を喪失。遺体の着衣からは異常な濃度の放射線が検出された。最終報告書は「未知の不可抗力によって死亡」と語るのみ―。地元住民に「死に山」と名づけられ、事件から五〇年を経てもなおインターネットを席巻、われわれを翻弄しつづけるこの事件に、アメリカ人ドキュメンタリー映画作家が挑む。彼が到達した驚くべき結末とは…!』

    原書名:『Dead Mountain: The Untold True Story of the Dyatlov Pass Incident』
    著者:ドニー・アイカー (Donnie Eichar )
    訳者:安原和見
    出版社 ‏: ‎河出書房新社
    単行本 ‏: ‎360ページ

  • 題名とあらすじに興味をそそられ読みましたが、
    文章がわかりづらく(作者の表現力?訳者の技量不足?)読み終えるのに苦労しました。

  • きちんと化学的に解明していくのが面白い。最後の数ページ、ドラマが目に浮かぶようだった。

  • 小樽商科大学附属図書館蔵書検索OPAC
    https://webopac.ih.otaru-uc.ac.jp/opac/opac_link/bibid/BB10291643

    1952年ウラル山脈での不気味な遭難事故。隕石かソ連か宇宙人か?米国人ジャーナリストがその真相に挑む!題名を「死の山」でなく「死に山」としたのはなぜか・・・。ちょっと気になりませんか。

全201件中 71 - 80件を表示

著者プロフィール

フロリダ生まれ。映画・テレビの監督・製作で知られる。新しいところでは、MTVの画期的なドキュメンタリー・シリーズ『The Buried Life』を製作。カリフォルニア州マリブ在住。

「2018年 『死に山』 で使われていた紹介文から引用しています。」

ドニー・アイカーの作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
劉 慈欣
ヴィクトール・E...
塩田 武士
角幡 唯介
村田 沙耶香
ピエール ルメー...
遠藤 周作
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×