人のセックスを笑うな (河出文庫 や 17-1)

  • 河出書房新社
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  • Amazon.co.jp ・本 (160ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309408149

感想・レビュー・書評

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  • 映画を先に見ていて、とてもすきな映画なので読んだ。映画もよかったけど、小説もとてもよかった。
    恋をしているときというのは、とても幸せで切ない。
    二編目の「虫歯と優しさ」もよかった。インマイライフがぴったりで、聞いてから読み進めました。
    この人は切なさを描くのがうまいね。

  • ラストの花火のシーンがとても素晴らしかった。

  • 前々からタイトルが強烈な印象として頭の中に残ってた。それを今になって手に取った。
    小説に詩の要素が加わった感じというか、一行一行の放ってるパワー? メッセージ性? エネルギー? しっくりくる言葉が出てこないけど、一見さらさらとして読みやすい文章に見えて、その奥にはとんでもない財宝が眠ってますみたいな。みたいなってなんだよ。
    読むというより感じる小説だった気がする。

  • 個人的には普通。
    これが何とか賞の最終候補っていうんだから、やっぱり自分には文章を書く才能も読む才能もないのだなーと痛感。

    映画見てないので見てみたいです。

    読んでいるときはすごく淡々としていて絵本のページをめくるような、音声のない映像をぼーっと眺めているような印象でした。

    短編の「虫歯と優しさ」のほうが、友人がオススメしていたフレーズが入っていたので注意深く読んだかも。
    それにしてもやっぱり男性と女性の感性は違うのかしら?
    絲山秋子もそんなにヒットしなかったしなぁ。

  • 一応タイトルは話のなかで回収されてはいたけど、回収が軽すぎる印象。中身自体は広げすぎずまとめすぎずの絶妙さがよかったから、もうちょっとライトなタイトルにすればよかったのに。タイトルって影響力大きいんだなあって。発見。

  • ブックパスで無料ダウンロードだったので、読んでみた。
    切ないね。
    最初のほうを読んだら、昔、これの映画を見たことを思い出した。マツケンと永作博美の。

  • 映画が有名なので読んでみた。
    美大の男子学生みるめ君と先生の恋愛話。先生は既婚している。
    500日のサマーもそうだけど、私はどうも女性が男性を振りまわす話が嫌いらしい。結婚していて、パートナーともうまくいっているのに、みるめ君にちょっかい出して、自分から離れていく。そういった女性の自由奔放な態度が気に入らないだろうか。でも、そういったドロドロした印象はまったく受けなくて、なんとなく普通なことなのかなと。もちろん自分とはかけ離れた世界では、だけど。
    先生と離れたあとの、「このさみしさとずっと付き合っていく。一生ついてきたっていいよ。」(少し違うかも)という所が印象的だった。本当に素敵。この台詞で先生への不快感はすべてどこかへいってしまったし、この本を読んで本当に良かったとさえ思った。静かな場所で読んでいたら、泣いてしまったかもしれない。

  • さわやか

  • まぁこういうのはセンスなのか。これくらいにちょろちょろとしか書いてないのに、いろんなものがぶわーっと押し寄せる感覚はなんなのかな。だってこれ違うように書いたらものすごいドロドロしてて、こんな爽やかじゃないはずなのに、おかしい、こんなはずではなかったのに。でも好き。

  • 文章はさらさら読めるけど、このお話はあんまり好きではない。

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著者プロフィール

1978年生まれ。「人のセックスを笑うな」で2004年にデビュー。著書に『カツラ美容室別室』(河出書房新社)、『論理と感性は相反しない』(講談社)、『長い終わりが始まる』(講談社)、『この世は二人組ではできあがらない』(新潮社)、『昼田とハッコウ』(講談社)などがある。

「2019年 『ベランダ園芸で考えたこと』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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