南仏プロヴァンスの12カ月 (河出文庫 メ 1-1)

  • 河出書房新社
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感想 : 37
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  • Amazon.co.jp ・本 (358ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309461496

感想・レビュー・書評

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  • 旅行記、紀行文ってジャンルに興味を感じたことはなかった。
    だって旅それ自体に関心がないんだもん。
    でも、今回この本を「とりあえず全然期待せずに」読んだら、非常に面白かった。
    プロヴァンスというところに急に詳しくなってしまったような気さえしてくる。
    愛着さえ覚えてしまう。
    この作家の腕は大したものだ。
    ただ、彼がこの作品を世界的な大ベストセラーにしたおかげで、
    この地方はきっと旅行客で、(しかも彼が嫌いそうな旅行客)大賑わいになり、地域の色自体も少々変わってしまったのではなかろうか。
    また、彼の文章の中に自分の子供のことが一切登場しなかったのはちょっと不自然。
    さらに個人的に文句を言うと、食べることに命を掛ける、なんてやっぱりあんまり度が過ぎるとダメだよねぇ。
    享楽を追い過ぎるのはねぇ・・・・うらやましいけどさ、糖尿とか高血圧とか、よくないこともかなり多いと思うんだよね。
    これを人間らしいというのは、どうなんだろうね。
    ちょっと罪っぽいかもww

  • 期待した割にはよくわからなかった。やはり私には外国作家は合わない気がする。

  • プロヴァンスに移り住んでからの日常が12ヶ月にわけて書かれていて読みやすく楽しかったです。この本を読んで南仏に行きたいと思いました。

  • プロヴァンス美味草子!イギリス人の皮肉とフランス人のエスプリの区別がサパーリなので作者実はフランス人じゃねーのっておもったり、します

  • 友人からもらった想い出の一冊。豊かに生きるってこういうことなのかな。。と思ったり。
    東京に居ては味わうことの難しい、太陽の日差しと草木の香りが漂ってくる。

  • 一文一文がきらきらしている。宝石箱のような本だ。

    ピーター・メイルの本をもっと読みたい。

  • どうせ「南仏ってこんなに素晴らしくって、都会の人間の忘れていた心はここにあるんですよ」っていうお洒落エッセイかと思っていたらなかなかにシビアで面白い。
    イギリスとフランスの文化の違い、プロヴァンスとパリの文化の違いを筆者が客観的に見つめているのがいい。
    プロヴァンスに越したとたんに、長年連絡を絶っていた自称「友人」が増え、筆者の家にヴァカンスで来ようとするくだりは洒脱で愉快。

  • この本のお陰でプロヴァンスに移住する人が激増したと言われるほどの、世界的ベストセラー。

    読んでいるだけでお腹一杯になる多彩な食事、素朴な人々との交流、厳しいミストラル、観光客に圧倒される夏、葡萄酒作り、季節より短い時間の単位をもたない、ゆるやかな時の流れが、ユーモア溢れる、しかし、それでいて誠実な筆致で描かれる。殿堂入りの傑作。

  • 田舎暮らしにあこがれるきっかけとなった一冊。
    13年前?くらいに読んでから何度も読み返しました。
    時間がゆったりと流れ、「幸せとはなにか」を自分の中で理解する事が出来た作品。
    読めば読むほど、味が出る(笑)そんな一冊でした。

  • 南仏

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著者プロフィール

イギリス出身の作家。広告会社を経て文筆業に。1980年代、南仏プロヴァンスに移住し、そこでの暮らしを描いた一連の著作が大ベストセラーに。子供向けのユーモラスな性教育の絵本も多く遺した。

「2020年 『なにがはじまるの?』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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