神様からひと言 (光文社文庫)

著者 :
  • 光文社
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  • Amazon.co.jp ・本 (449ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334738426

感想・レビュー・書評

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  • 楽しく軽快に読み進められました。
    現実的な設定ですが、ちょっと空想の世界のようなユーモア溢れる内容で、非現実的にも感じられるのですが、その中に現実をポジティブに生きるヒントがたくさん散りばめられている…そんな作品でした。

  • 書店で気になり手を取ってみたけど、しばらく読まずにいたが、帰省の移動中に読み始めたら、どんどん、物語に引き込まれていった。主人公の佐倉涼平や先輩の篠崎さんが飄々とそしてときに、熱く、泥臭く、お客様からの理不尽なクレームや古い社内体質を対処し、乗り越えていくところが痛快。作品の舞台は20年前なので、4、50代に差し掛かった現在の主人公がどんな風に生きているのか、続編が読んでみたくなった。

  • ビジネス小説って言っても、半沢さんのようなスカっと感のある作品ではありません。でも違うタイプのスカっと感があり、勇気をもらえます。というか、こんな杜撰な会社があったら、それはそれでおもしろい。

  • 読みやすい。明日頑張る勇気がもらえた。

  • 好きな作家さんだったので期待して読みましたが、底の浅い残念な作品でした。時間潰しにはいいかもしれませんが。「明日の記憶」が素晴らしかっただけに、かなり落差を感じました。

  • すごい昔に読んで面白かったので、再び本を手に取りました。
    何度読んでも面白いです。登場人物一人ひとりの人間らしさに感情移入して、明日も頑張ろう!という気持ちになりました。

  • 普段はいい加減な態度や言動をしている先輩の、ひょんな時にふともらす言葉が真理をついていたりしてして、何度もはっとさせられました。仕事に対する向き合い方とか、会社に縛られてしまうこととか、そんなに深刻に考えずに、もっと気楽でいいんじゃないかと気付かせてくれました。

  • 篠崎さんのどこか謎で捉えどころのない感じが好き。
    うまく行ってほしいような、あのまま自由に生きてほしいような。どうやってあれだけの謝罪術を学んだのかなとか気になっちゃう。
    いい大人が子供のようになる場面が多いのが印象的。
    上の人間も色々抱えてるんだろうなって思った。

  • この本と出会えたことは、幸せだと思う。

    どきどきするようなボウケンではない。
    ただのクレーム処理のはずなのに、心が熱くなる。

    また読みたい一冊だ。

  • 兎にも角にもげんこつ亭の味噌ラーメンが食べたくて仕方ないです。

    佐倉くんが序盤は好きになれなかったけど、読み進めてるうちに何だか頼もしい先輩を見てるような気分になりました。

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著者プロフィール

1956年、埼玉県生まれ。成城大学経済学部卒業後、広告制作会社勤務を経て、フリーのコピーライターに。97年『オロロ畑でつかまえて』で小説すばる新人賞を受賞しデビュー。2005年『明日の記憶』で山本周五郎賞。14年『二千七百の夏と冬』で山田風太郎賞。16年『海の見える理髪店』で直木賞。著作は多数。近著に『楽園の真下』『それでも空は青い』『海馬の尻尾』『ストロベリーライフ』『ギブ・ミー・ア・チャンス』『金魚姫』など。18年『人生がそんなにも美しいのなら』で漫画家デビュー。

「2022年 『ワンダーランド急行』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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