- Amazon.co.jp ・本 (391ページ)
- / ISBN・EAN: 9784334929770
感想・レビュー・書評
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姫川シリーズ第7弾。前作を終えての後日談や、並行ストーリーなどの、短編集。それぞれも面白いが、次回作に向けて捜査1課姫川班復活への物語にもなっており、ファンとしては次回作への期待も込めて楽しめる。
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「ブルーマーダー」を読む前に先に読んでしまった。短編集なので気楽に読めますが、「夢の中」「闇の色」の連作短編賞は、異色で感慨深い
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姫川玲子が活躍するシリーズ。
今回は八つの連作。
長編シリーズ(『ブルーマーダー』『ストロベリーナイト』など)を読んでいると、そこで出会った人々との関連があって楽しめるが、そうでなければ本作の後でぜひ読んでもらいたい。
姫川がなぜそうしたのか、考えたのか、そんな背景がわかることだろう。
『彼女のいたカフェ』
これってもしかして、池袋のあのでっかい書店のこと?
高校時代にあの近くの予備校に通っていたのでよく使っていた。
ただし喫茶に入ったのはつい最近のこと。
気に入って使おうとしたが、二回目に入った時は、たまたま休みだった。
そこをモデルにしたであろう、喫茶室で、ある女性店員は素敵な女性客を見かける。
見とれてしまう、気になってしまう、それは同性であっても当然起こりうる。
憧れはそのうち日々の中で流されていってしまうけれど、不意にまた人生が重なる瞬間がある。
そんな人との出会いを描いた佳作である。
『夢の中』『闇の色』は単なる通り魔的殺人事件から、方向を変えていく物語だ。
これは読んでいて辛い。
親であることを問いかけられる作品だからだ。
子供を産む、産まないは個人の自由である。
現代は(現代になって表に出てきただけかもしれないが)産まなければ文句を言われ、産めば文句を言われ、育児世代にとっては便利で快適なのに、逃げ場がないという問題をはらんでいる。
そんな中で望んで無事出産しても、愛が無関心に変わる瞬間、愛していたが故に憎しみに変わる瞬間が確実にある。
珍しいものではないはずだ。
ことが起きてから非難することは容易だが、それ以前に何かできることはなかったのか。
わからないなりにいろいろなことを考える。
擁護はできないが、誰にもその片鱗はある、そこに思いが至らなければ、解決方法は見つからない。 -
久しぶりの姫川班。
短編だと結論がすぐわかり、読みやすかった -
姫川の短編超つまらなかった。
過去の登場人物名も多々忘れていて、思い出すのに一苦労。
シリーズ読んでない人にはかなり厳しそう。
もう姫川シリーズいいかな。