インデックス

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  • 光文社
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  • Amazon.co.jp ・本 (391ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334929770

感想・レビュー・書評

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  • うざいけど井岡くん憎めない。
    殺伐とした世界だからこういう人も必要だよね。
    闇の色がせつないというかやりきれない感じ・・

  • 2015.3

  • 姫川玲子シリーズの短編集。別の作品の後日談もあり、ファンには堪らない。『ストロベリーナイト』で殉職した大塚の話なんかも泣ける。単行本の表紙は長い黒髪の女の後ろ姿になっていて、この後ろ姿はどう見ても竹内結子そのままなんだよなあ。姫川玲子=竹内結子はもう揺るぎなくて、姫川玲子のファンなんだか、竹内結子のファンなんだか、もう境界線がわからなくなっていて、そんな俺って、作品中の井岡そのものじゃないか、と気づき、愕然とするのだ。だからか、姫川班に葉山じゃなくて菊田が異動してきたことに少し嫉妬。やっぱりなあ、俺、井岡だわ。

  • 2016.5.3-29
    姫川玲子シリーズ表作他7編。
    夢の中と続きの闇の色が良い。

  • 2016/4/25

    姫川玲子シリーズの短編集。
    あの事件、あの関係者...ともろもろ出てくるのでシリーズ前作読んでる人はわくわくするだろうな、全く読んでない私はモヤモヤした。
    造りはやっぱり上手くて、架空の物語とは思えないほど犯人たちに対して怒りを覚えたなぁ。
    「彼女のいたカフェ」が爽やかです(^o^)

  • アンダーカヴァー」はドラマ「アフター・ザ・インビシブルレイン」で観ていたせいか、
    竹内結子演じる姫川にまた会いたくなった。
    「お裾分け」からは姫川班からの再登場を予想しながら読んだ。
    過去とどう向き合い続けているのか読みたかったから葉山に再登場して欲しかった。
    菊田は結婚したから再登場しなくて
    小幡が役割を継ぐんだろうと思っていたらラストにビックリ。
    本のタイトルになっている「インデックス」の意味も
    自分が思っていたのと違っていた。
    インデックスの意味は見出しと指数や指標という意味がある。
    前者の意味しか知らなくて
    タイトルの意味は『警視庁に戻るまでの玲子の過去を整理』くらいに思っていた。
    だけど、読んでいて指標(作中の玲子の言葉を借りるなら道標)と気づいた時には
    その言葉の重さに慄いた。

    これからの姫川はもっと辛いことがありそうだけど、強くなって生きていく姿を読み続けたい。

  • 姫川玲子シリーズ第何弾だろう???
    このシリーズ、順番通りに読んでいなから、菊田いつ結婚したの?!?!?という驚きがあった。ということで、カテゴリは「えっ?!」になりました。
    そうか、姫川玲子と菊田は結ばれると思っていたのだけれどそうではなかったのか…。残念ではあるのだけれど、そっちのほうが物語的には面白いよね。
    contentsという目次は掲載順ではなかったので、掲載順にいきます。
    それにしても、名探偵コナンや、金田一少年の事件簿のように、いつでもどこでも殺人がついてまわるなぁ…。って、探偵じゃなくて警察なんだから当たり前か。

    Undercover(アンダーカヴァー)
    テレビだか映画だかで見た作品。玲子が自殺した現場へ行き、自殺の原因が詐欺被害からという事を発見する。そこから玲子自身がブランド物を身につけて裏社会の人間に化けて捜査をし、詐欺グループを発見していく。

    Female Enemy(女の敵)
    殉職した大塚真二が関わった過去の事件の回顧録。
    昔の女の同僚に嵌められて、マンションに連れていかれ、そこで男にMDMAを与えられてレイプされる被害者にやさしく寄り添っていた。そして大塚がその彼女にいたわるようになりやがて…という事を5年後に知り、驚く玲子だった。

    The Cafe in Which She Was(彼女のいたカフェ)
    カフェを併設する本屋は当時少なかった。
    その場所に玲子は通って、法律関係の本を読んでいた。
    そこの店員が玲子に憧れていた。
    やがて店員も異動を繰り返し、6年後にまた池袋店に戻ってきた。そして池袋署の玲子と出会い、お互いに懐かしむ。

    Index(インデックス)
    ブルーマーダーでいまだにいる行方不明者を探し始める。玲子のカンで、皆藤吉冨というやくざの組長の行方不明事件を井岡と調べることになった。
    結局ブルーマーダーとは関係なく、自殺の隠ぺいだったのだがそこで井岡のナイスプレーが出る。
    玲子、池袋署と本部の併任となった事件。

    Share(お裾分け)
    大地主の強盗殺人事件の話。自宅に現金が3億円もあったのに、強盗はされていなかった。そして捜査対象外の不動産屋に行き、いろいろ調べるうちにアパートを経営している脇沢衣子に目星をつける。また玲子のカンが冴え渡った事件だった。

    Reiko the Prober(落しの玲子)
    管理官の今泉と居酒屋で打ち合わせをしているときに、写真を拾った玲子。その写真は管理官の昔の弱みになった写真だった。管理官に取り調べの極意を聞いていた玲子だったが、逆にその写真で今泉を取り調べ始める玲子だった。そしてそこに井岡が登場。井岡も捜査一課の補充要員になっていると打ち明けられる。

    In the Dream(夢の中)
    峰岡里美が通り魔に襲われた。助けを求めるように抱きついた男性、その横にいた女性も巻き込まれ、男性は即死、女性は軽傷だったが精神的に打撃を与えられた。
    犯人は公衆トイレで首を切って自殺(未遂)。たんなる通り魔事件だと思われたが、峰岡里美の戸籍を調べると未就学児の子供がいた。その子供は通り魔の年齢と同じだった。その関係を調べ始める玲子。峰岡里美は何もしゃべらず夢の中に逃げこんだままにはさせない。

    Color of the Dark(闇の中)
    In the Dreamの続編。土曜日で役所が休みなのを理由に自分たちだけで昔峰岡里美が住んでいた長屋に出向き、捜査すると男児の死体が現れた。千葉県警にバトンタッチするのだが、峰岡里美の事件は引き続き捜査を続ける。そして、ゲーム機から意外な事が判明する。
    情状酌量してあげてよ~と思うのだけれど、人が死んでしまった今、そうもいってられないのかもしれないけど…。
    姫川班に、一番可能性が低かった元姫川班のある人が復活!!!

  • 短編集なので、あっという間に読んでしまいました。
    ブルーマーダーを読む前に読んでしまいましたが、ブルーマーダーを読んでから読むとまた違うかも。
    菊田が結婚していたとは驚き!

  • 連作短編です!
    普段、
    書籍というか単行本を買わないのですが、
    誉田哲也さんにはまってて、
    姫川シリーズと歌舞伎町シリーズは買わなきゃ!
    と、
    衝動買いしたのです!
    つか、
    武士道も。。。

    ちなみに、
    1番好きなシリーズは武士道!
    次に歌舞伎町ですな笑
    その次くらいに姫川シリーズでし!

    ・アンダーカバー
    ブルーマーダーから少し。
    前巻から時期的に離れてないってのは初めてじゃない?
    つか、
    姫川さん買いすぎじゃないか?
    そこまで仕事に入れ込んじゃうのもどうかと思ったのは僕だけ?
    しかも大阪弁って。。。
    ちなみに、
    姫川さんは、
    凜田莉子系?浅倉絢奈系?
    浅倉絢奈っぽくない笑
    つか、
    オチがパンって。。。

    上野にはよく行くので、
    ちょっとそういう店がないか調べてみるし!

    ・女の敵
    大塚の墓参りちゃんとしてるんですね。
    偉いなぁ。。。
    過去の話し。
    胸糞悪くなる話よね、女の。
    薬だけならよくある話かおですが、
    女の敵は女ってのは・・・。

    ・彼女のいたカフェ
    つか、
    このカフェってあそこだよね!
    と、
    思えるところがあるんで近々行きたいと思って2か月が経ちましたぁ。。。
    買って2か月読んで1か月経ってます。。。
    聖地巡りしよう!
    ブルーマーダーも含めて池袋周辺笑
    と、
    新宿も歌舞伎町を回りたい笑

    ・インデックス
    井岡登場!
    インデックスってそう言う意味か。。。
    しかし、
    直感的すぎですよねぇ。。。
    つか、
    井岡のでるホラーの感想も書いてなかったような気がするぅ。。。

    ・お裾分け
    一応、
    本部に戻れそうかな???
    で、
    井岡また登場!
    このお話が1番好きかな?
    2番目はカフェな!
    しかし、
    土地って怖いなぁ。。。
    で、
    これ見つからなかったらいつまで続けてたんだろう。。。

    ・落としの玲子
    って、
    ついに魚住久江の名前が出た!
    と、
    そこんところにちょー反応しました笑
    つか、
    また井岡?
    つか、
    魚住さんとのコラボ作品は可能性あるのかな?
    歌舞伎町シリーズと、
    姫川シリーズの合体も読みたい!

    ・夢の中
    実際に未就学って?
    ・闇の色に続いてます夢の中。
    で、
    2人居たんだぁ。。。
    ゲームがヒントになってたのね。。。
    しかし、
    この放置プレイというか放任主義は凄いね。。。
    でも、
    実際にいそうで怖いわ。
    近い話はたまに耳にするからさ。。。
    怖いわぁ。。。
    で、
    菊田復活!?

    姫川班復活でこれからどうなるんだろう?
    この、
    姫川シリーズだけ行く末不透明だから先行き不安ですわ。

  • 2016.1.2

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著者プロフィール

誉田哲也
1969年東京都生まれ。2002年『妖の華』で第2回ムー伝奇ノベル大賞優秀賞受賞、03年『アクセス』で第4回ホラーサスペンス大賞特別賞受賞。主なシリーズとして、『ジウⅠ・Ⅱ・Ⅲ』に始まり『国境事変』『ハング』『歌舞伎町セブン』『歌舞伎町ダムド』『ノワール 硝子の太陽』と続く〈ジウ〉サーガ、『ストロベリーナイト』から『ルージュ 硝子の太陽』まで続く〈姫川玲子〉シリーズ、『武士道シックスティーン』などの〈武士道〉シリーズ、『ドルチェ』など〈魚住久江〉シリーズ等があり、映像化作品も多い。

「2023年 『ジウX』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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