- Amazon.co.jp ・本 (391ページ)
- / ISBN・EAN: 9784334929770
感想・レビュー・書評
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『女の敵』が一番好きなぁ。
誉田さんのお話はいつも救われない。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
姫川シリーズ六作目。
このシリーズはキャラも内容も濃くて読み応えのある、エンターテイメント性の高い作品ですね。
彼等の活躍を追いかけずにはいられません -
テンポよく読めるけど、連続ドラマの脚本程度。ストーリーもイマイチ
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(収録作品)Color of the Dark/Female Enemy/Index/In the Dream/Reiko the Prober/Share/The Cafe in Which She Was/Undercover
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2018.1.10
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姫川シリーズ。ブルーマーダー事件のその後を含む短編集。
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姫川シリーズ、今作は短編である。扱う事件は凄惨で時折グロいシーンも少なくないが、姫川も昇進当時と比べて、年を重ね、後輩などの関わりなどからも丸くなったような感じがする。ブルーマーダー事件から見える裏社会の闇、主犯の男が末期ガンのため捜査が難航していて、真相が掴みきれないもやっともあり、女がネグレクトしていた事実と、女の息子が取り調べで語った思いと貧困、社会の支援を受けていればという悲しさも感じる。姫川が復帰し、メンバーも個性豊かな面々が集結し、井岡、ガンテツとの関わりは昔と変わっていないと感じた。
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8つの短編でありながら、姫川にスポットをあてて
姫川が どんな思いで、仕事をしているのかが
鮮明に あぶり出されていく。
自分の体験からくる使命感。
独特の勘からくる追求からうまれるあらたな犯人。
組織になじまない行動。
若いのに リーダーとしてまとめようとする。
姫川を評価して、認めている上司。
姫川を毛嫌いしている人たち。
井岡の玲子ちゃん口撃。
チームワークとしての 姫川班。
菊田が登場して、「主任は、俺が、守りますから」といいながら、
実は 結婚している。
犯罪が 実に現代的で、孤独である。
闇の色がはなつ せつなさ。なんという母親。
母親を思いながらも 母親殺しまでしようとする子供。
本屋のなかにあるカフェでの 姫川の集中力とその途切れ方。
ここの姫川の可愛さは なんとも言えないほど,すばらしい。
姫川のニンゲンである動物の生き様が映し出される。