名もなき毒

著者 :
  • 幻冬舎
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本棚登録 : 4264
感想 : 694
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  • Amazon.co.jp ・本 (489ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344012141

感想・レビュー・書評

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  • 最後までじっくり読めた。
    杉村の落ち着いた性格が、読んでいるほうにも冷静な目を持たせてくれる。
    「何かにならなければならない」というゴンちゃんの言葉が刺さった。作者は、事件だけでなくさり気なく、現代の毒を混ぜるのが上手い。

  • 同じく中学時読了。同、印象になし。

  • 杉村シリーズでした

    ミステリです 
    殺人事件は起こりますが
    作者得意の人情味あふれる内容です

  • 忘れた

  • 東野圭吾は違った面白さ(^^)

  • 「誰か」よりは内容的に面白く、読み終えてすっきりしました。
    物質的な毒だけでなく、人間の悪意や善意、立場などにも毒という表現を巧みに利用して、なぜ「名もなき毒」というタイトルなのか?という意味を全体を通して考えさせられる作品です。社会における毒というテーマをうまく描いている面白い小説でした。

  • 今多コンツェルン広報室に雇われたアルバイトの原田いずみは、トラブルメーカーだった。
    解雇された彼女の連絡窓口となった杉村は、振り回される。
    折しも街では、連続毒殺事件が注目を集めていた。
    人の心に巣食う毒を圧倒的筆致で描く吉川英治文学賞受賞作。杉村三郎シリーズ第二弾。

  • 前作以上に杉浦さんのシリーズにおいての役割がはっきりしてきた感じ。
    おいしいところは秋山さんが持っていってしまったし(笑)
    数多ある名もあり実物も見ることも手に取ることも可能(一般の人には無理だろうけどw)な毒よりも名も無き毒が世の中一番怖い。

  • ペテロの前に前作を読んでおかなきゃ!ってことで読み始めましたが、、ん?なんか知ってるかもーって思いつつ最後まで読んで、やっぱり既読でした。。
    誰かは読んだこと覚えてたのに、、名もなきはまったく覚えてなかったー。
    けど、やっぱり宮部作品は何度読んでもおもしろい!
    原田いずみ、恐るべし!ですが、なぜ彼女がああいう人間になってしまったのか、、そこをもう少し掘り下げて欲しかった。

  • 悲しい結末です。こういうことってあるのかなぁ。不幸の連鎖みたいなもののお話しでした。
    TV放送後に見たので、主人公が小泉孝太郎にしか思えない(笑)
    TVが良くできてるなぁ。と感心してしまうくらい忠実。奥さんがイメージに合わない。もっと強くていい奥さんに描かれています。

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著者プロフィール

1960年東京都生まれ。87年『我らが隣人の犯罪』で、「オール讀物推理小説新人賞」を受賞し、デビュー。92年『龍は眠る』で「日本推理作家協会賞」、『本所深川ふしぎ草紙』で「吉川英治文学新人賞」を受賞。93年『火車』で「山本周五郎賞」、99年『理由』で「直木賞」を受賞する。その他著書に、『おそろし』『あんじゅう』『泣き童子』『三鬼』『あやかし草紙』『黒武御神火御殿』「三島屋」シリーズ等がある。

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