「超」入門 失敗の本質 日本軍と現代日本に共通する23の組織的ジレンマ
- ダイヤモンド社 (2012年4月6日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (248ページ)
- / ISBN・EAN: 9784478016879
感想・レビュー・書評
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本家の内容が歴史好きな私でもものすごく読みにくかったので読んでみました。
この本は現代に即した内容でも書かれており、非常にわかりやすかったです。私は割と大きいホワイト企業の会社員ですが、日本軍の組織と似た所は往々にしてあるなと思い、非常に共感できた。
・物事を俯瞰に考えれない
・日本人は革新が苦手で練磨が得意
・その場の空気に感染しがち
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workmaさん現代の会社と 太平洋戦争の日本軍との共通点と考察、分かりやすかったです、読んでみたくなりました。ありがとうございました。現代の会社と 太平洋戦争の日本軍との共通点と考察、分かりやすかったです、読んでみたくなりました。ありがとうございました。2021/04/20
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おさむさんありがとうございます!そういって頂けると本当に嬉しいです。読んだ感想お待ちしてますありがとうございます!そういって頂けると本当に嬉しいです。読んだ感想お待ちしてます2021/04/21
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workmaさんは~い。またいろいろ教えてくださいは~い。またいろいろ教えてください2021/04/21
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「失敗の本質」の現代版かつ簡略化した本
日本軍の失敗、戦略の無さ、一点突破型などの特徴を現代の組織経営や
イノベーションのうまれなさなどに当てはめて考察している
米軍、つまりアメリカ企業がなぜイノベーションが生まれるかを対比しながら書いているため、参考になると思う -
名著『失敗の本質』から、私たちは何を学べるのか。現代日本の問題と重ね合わせて書かれたダイジェスト。
とてもわかりやすく面白い。
『失敗の本質』が、今の日本にも必要な本だと思えた。 今の日本もまだ抜け出せていない問題がたくさんある。
読みごたえは少ないが、もっと深く知りたい、物足りないと思わせるのは、この本に限っては寧ろ成功。『失敗の本質』を読めばいいのだから。
そんな訳で、『失敗の本質』も買ってきた。文庫だったから、この本の約半額だったことに少し驚いた。
☆内容☆
★累計52万部の組織論の名著を23のポイントからダ イジェストで読む!
★『失敗の本質』の著者・野中郁次郎氏推薦! 「本書は日本の組織的問題を読み解く最適な入門書 である」
■なぜ日本は同じ過ちを繰り返すのか?
今、ロングセラーの古典『失敗の本質』が再び脚光 を浴びています。 震災や原発事故への国の不十分な対応、リスク管 理、情報の隠蔽……。
また、長年日本を牽引してきたソニーをはじめとす る製造業の混迷、 国際競争の中で次々と日本企業が敗れていく現実を 前に、 『失敗の本質』が明らかにした、日本的組織の特性 に再度注目が集まっています。
■日本軍と現代日本に潜む共通の構造
『失敗の本質』は大東亜戦争において、 米軍より物量や技術面で劣っていたのではなく、 日本という組織が持つ構造的・精神的な特性こそが 最大の敗因であることを明らかにしました。
戦局の前半で快進撃を続けた日本軍は、 数々の作戦の失敗から学ぶことなく、雪崩を打って 敗戦へと向かいますが、 その裏では、組織が陥りやすい意思決定の矛盾や、 大本営と現地とのコミュニケーション不全といった 極めて今日的な問題が起きていたのです。
そうした日本的な組織の特性は、戦後の日本組織一 般にも 無批判に継承され、今日の日本企業の凋落と衰退を 生み出す大きな要因となっています。
■途中で挫折した人でも大丈夫!
『失敗の本質』は素晴らしい示唆を含みながらも難 解で、 最後まで読み通せた人、きちんと理解できた人は少 ないかもしれません。
そこで、本書は若手戦略コンサルタントが23のポイ ントに整理して、 日本軍と日本企業が直面する「共通の構造」を、 普通のビジネスマンでも理解できるようにやさしく まとめた本です。 みなさんが所属するあらゆる組織への応用も可能で す。
「あのとき」と変わらない日本人が陥る思考・行動 特性を 明らかにした名著には、組織再生、日本再生へのヒ ントが満載です。 -
読み易い!
それでいて、内容も面白い!!
日本軍が大東亜戦争で敗北した原因を大きく分けて7つ挙げ、それぞれについて現代日本の組織に通じるところを指摘しているが、納得できる点が多い。
「組織全体に対して『勝利の本質』ではなく、『単なる型』を伝承している場合、型を伝承している側(大多数)は、同じ組織内で新戦略やイノベーションを発見した人物(少数派)を排除しようとする意識を持つことになります。なぜなら、まさに自分たちが信じてきたことを覆すネガティブな存在の出現に映るからです。」(p.149)
例えば、職場に新しく配属されてきた人が、その職場で常識を打ち破る頓珍漢なことをいう。
以前よりその職場にいた人は頓珍漢と思うが、新しく配属された人物は至極真っ当なことを言っているのかもしれない。
もしかしたら、自分自身、排除する側になっているかもしれないので、注意したいところ。 -
単に戦争の事例だけでなく、ビジネスの事例と比較しながら説明してくれていて分かり易かった。
勝利の条件をしっかりと理解して取り組むことが重要。そのための分析、情報収集が大切だと改めた感じました。 -
現代の日本の組織・リーダー論につながる事例・考察が非常に面白い。日本人に固有の考え方・思想・文化はぬぐえないと十分に認識した上で、対応していくことの大切さを痛感した。図書館の予約で借りてあわただしく目を通した感じだったが、是非またじっくりと読んでみたい。
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組織論の古典『失敗の本質』の解説本。ポイントが絞られていて「超・入門」に相応しい一冊。
組織のあり方、リーダー論は平社員の私に刺さるものがありました。
・結果につながる勝利が大局的な勝敗を決める
・新しいルールを作ったものが勝つ
これで、原作に挑戦できる地盤作りはできたはず!いざ! -
非常にわかりやすい本でした。経験から学ぶ日本は、改善を重ねることで、逆にイノベーションから遠ざかってしまう。。。組織を考えていくことで最高の経営学の本になっています。
今の日本は、「ガダルカナル島の戦い」あたりかな。。。 -
先日読んだ『失敗の本質』が難しかったので読んでみた。
「失敗は成功の母」と言う。
確かに日本は大東亜戦争で数多くの失敗をした。
が、これも含めて「日本人」なんだろうな。
アメリカとの比較をわかりやすく解説されている。
アメリカがすべて正しいように書かれているのが悔しい(笑