シンプルに考える

著者 :
  • ダイヤモンド社
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本棚登録 : 2057
感想 : 237
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  • Amazon.co.jp ・本 (200ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784478066348

感想・レビュー・書評

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  • タイトルの通り本書の主張は極めてシンプルであり、文章も簡潔でわかりやすく、一気に読めてしまう。共感できるところも多々ある。ただこれを自分のものとして実践するには意外にエネルギーはいらないものの、自分の中にある本質的でないものを妥協なく削ぎ落とす覚悟が必要だろう。

  • ビジネスの本を読んで、久々に痺れた。要はユーザーや世の中のためだけを考え、良いサービスを出すことに集中する人財だけを集める。そして経営としては彼らが活躍しやすい環境を整えた後は余分なことをしない。例えば、ビジョンを内面化した熱量のあるメンバーが集まっているのが前提だから、文書化されたビジョンも経営理念も不要。モチベーションが高いのが当然たがら、わざわざモチベーションは上げないし、現場で計画と実行が同時に行われるから管理や事務方も偉い人も要らない。経営者の仕事は「決める」ことと、「決める人を決める」こと、そして情よりも結果で判断。語り口はソフトながら、そんなハードな本質だけが、ど・ストレートに書かれていて、何度も読み直したい本。

  • 「そもそもこれは何のため?」って言葉を自分に問いかけながらこれから仕事をしていきたい。

  • 自分は真っ先に切られそうな人材だなと読んでて思った。経営側から見たら確かにそうだけど、従業員側になるとかなりシビア。実力をしっかり持っている人じゃないと生き残れない。
    そんなの当たり前じゃん、と思うけど、志低い自分を擁護したくなる。
    中身としては理想の経営。実際やれたらそこで働いている人もお客さんも皆ハッピーなんだろうと思う。

  • LINE株式会社元社長によるビジネス書。いくつもの企業を渡り歩いてきた森川さんが、沢山の失敗経験や成功経験を踏まえて得た考え方やビジネスのあり方を書いている。
    ビジネスの本質とは?経営の本質とは?に焦点を当てている。ユーザーのことだけを考えて、いいものを生み出すというシンプルな思考の重要性について考えさせられた。余計なことを一切やめて全てをシンプルに。自分が管理職・経営職になってからもう一度読みたいと感じた一冊です。

  • 私達は、頭でっかちに物事を考えすぎてしまっているかもしれない、と感じました。

  • 一番大事なのは、より良いものを作ること。
    それに関係無いことはトコトン排除する。
    無意味な慣習の多い日本企業で働く身としては、納得することばかりだった。

  • Netflixの制度を書いた”NO RULES”と同じような主張。つまりは能力を制限するようなルール・会議・ミッションまで撤廃し、いかに顧客ニーズだけに向き合うかと。ただ両者ともそうだが、一定以上の“能力密度”を前提としている。

    つまりクリエイティブのプロフェッショナル集団であることを前提とした話であり、そうでないマス層が主体の企業であれば、これはパワハラだとか、制度が不十分だとか、メリトクラシーに陥っているという話になる。

    マス層主体の企業(大半の日本企業がこうだと思うが)臭いては、LINEやNetflixではなく、識学のメソッドの方が適当。

  • 本質を極める。これに尽きる。

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著者プロフィール

近畿大学経営学部教養・基礎教育部門准教授
1969 年4 月24 日,岐阜県岐阜市生まれ.
京都大学大学院人間・環境学研究科博士後期課程を経てTheoretical Physics Research Unit, Birkbeck College, University of LondonでBohm-Hiley理論を学ぶ.神奈川大学理学部非常勤講師,山形大学大学院理工学研究科准教授などを経て現職.
物理学の哲学・思想・歴史(その思想史),特に量子力学の解釈,なかでもボーム理論(Bohm-Hiley理論)の専門家である.

「2023年 『社会科学系のための鷹揚数学入門―微分積分篇―[改訂版]』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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