アヒルと鴨のコインロッカー (ミステリ・フロンティア) (ミステリ・フロンティア 1)

著者 :
  • 東京創元社
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  • Amazon.co.jp ・本 (331ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784488017002

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  • 913-I
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  • 「2004本屋大賞 3位」
    九州産業大学図書館 蔵書検索(OPAC)へ↓
    https://leaf.kyusan-u.ac.jp/opac/volume/574735

  • 右も左も分からずに引っ越してきた主人公。
    同じアパートの隣人との出会いにより、
    思いもよらない日常に巻き込まれていく物語り。

    「僕はいかにも自分が主人公であるような気分で生きているけれど、よく考えてみれば、他人の人生の中では脇役に過ぎない。[...] 河崎たちの物語りに、僕は途中参加しているのかもしれない。」(182ページ)

  • 「動物虐待」と「HIV」という、かなりヘビーなテーマな上にボリュームもあるが、割と早く読み終えた。なんだか正体の分からない、変な違和感があるなと思っていたら、ドルジが河崎だったとは…。

    そうなると読み返したくなる。現在のカワサキは肌は濃茶色。椎名に百億と言われて返した「ヒャクオク?」という返答、カワサキのカワは川か河か、という質問に対する適当な返し。「呼び捨てにすると親しく聞こえるだろ」と河崎が二年前も現在も同じく口にする台詞。たった二年の出来事だから、河崎は二年前から今に至るまで、知り合う人間を呼び捨てしたいタイプなんだなと理解した。が、実際には河崎から学んだドルジの言葉だったとは…。シャローンとマローンの話をし終えたドルジがほっとしたような、誇らしげな顔になった理由を考えたら切なくなった。


    別件。
    え、祥子さんと繋がるの?!ってなった(笑)
    そもそも序盤も序盤から、主人公は書店を襲っていたので、先日読んだ「ギャングシリーズ」みたいだなって思い始めながら読み進めていた。

    「わからないことがあったら、知ったかぶりをしないで、とにかく質問をしなさい」と言った叔母が祥子さんだったなんて…(笑)そして、叔母が結婚した相手について、「怖いもの見たさでしばらく付き合ってみたいタイプの変人」と描かれていて、ニヤニヤが止まらなかった。響野さん、こちらの作品でもいじられとる…(笑)

    読了された方、是非前半現在の河崎の台詞、読み返してみてください。二度美味しいです。ギャングシリーズを読んでると三度美味しいので、ご興味あれば是非。

  • ミステリー

    自分には描写が酷で断念しました

  • うーん微妙。としか言いようがない。そこまで熱くなる理由は何?

  • 引っ越してきたアパートで、最初に出会ったのは黒猫、次が悪魔めいた長身の美青年。
    初対面だというのに、彼はいきなり「一緒に本屋を襲わないか」と持ち掛けてきた。
    彼の標的は―たった一冊の広辞苑。
    僕は訪問販売の口車に乗せられ、危うく数十万円の教材を買いそうになった実績を持っているが、書店強盗は訪問販売とは訳が違う。
    しかし決行の夜、あろうことか僕はモデルガンを持って、書店の裏口に立ってしまったのだ!
    四散した断片が描き出す物語の全体像は?
    (アマゾンより引用)

    面白かったけど、期待してたよりは面白くなかった。
    期待値が高すぎたかな?
    最後の柴犬のくだりはちょっと良かったけど

  • 後半ややこくて2回読んだ
    ドルジが河崎を演じてた辺りから、読み直した

    ブータンに触れたことないから、へぇ〜ブータンか〜と思った

    2年前と現在が交互に進んでいく
    河崎がドジル!!!って点で衝撃

  • やっと最後にロッカー出てきた
    ドルジは自首したのだろうか・・・

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著者プロフィール

1971年千葉県生まれ。東北大学法学部卒業。2000年『オーデュボンの祈り』で、「新潮ミステリー倶楽部賞」を受賞し、デビューする。04年『アヒルと鴨のコインロッカー』で、「吉川英治文学新人賞」、短編『死神の精度』で、「日本推理作家協会賞」短編部門を受賞。08年『ゴールデンスランバー』で、「本屋大賞」「山本周五郎賞」のW受賞を果たす。その他著書に、『グラスホッパー』『マリアビートル』『AX アックス』『重力ピエロ』『フーガはユーガ』『クジラアタマの王様』『逆ソクラテス』『ペッパーズ・ゴースト』『777 トリプルセブン』等がある。

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