まっ白な嘘 (創元推理文庫) (創元推理文庫 146-7 フレドリック・ブラウン短編集 1)
- 東京創元社 (1962年5月25日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (325ページ)
- / ISBN・EAN: 9784488146078
感想・レビュー・書評
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twitterで若島正さんが名前を挙げてらした1冊。軽妙洒脱、意外な展開で楽しかった。
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ショートショートの名手らしく、「叫べ、沈黙よ」や、「史上で最も偉大な詩」などタイトルも興味をそそられる。
読者に語りかけるようなお話があったり、作者の遊び心がうかがえる。
最後の「うしろを見るな」は鳥肌もの。 -
フレドリックブラウンの短編集はこれまで五冊ほど読んできたが、全てSFものだったので、ミステリーは今回が初めて。
個人的に好きなのは『叫べ、沈黙よ』『闇の女』『むきにくい林檎』『うしろを見るな』の四作品。
特に『闇の女』のオチが好き。 -
発想勝負の短編で意外性もあるが、意外性がちょっと足りない感じがする
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道尾秀介推薦!と文庫の帯にある。こういうのにいつもだまされる。短篇の名手なのだそうだ。しかしさすがにぼくが生まれる前の作品群。60年も経てば古さは否めない。収められた17篇の短篇。もちろん中には「後ろで声が」とか「史上で最も偉大な詩」とか、ちょっとうまいなと思うものもある。まあ1/3くらいかな。最後におかれた「うしろを見るな」は読者のためだけに特別な仕掛けがほどこされているという触れ込み。はあ、そうですか、読んでのお楽しみ(笑)。
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ミステリ短編集。
奇抜なアイディアと語り口が魅力のブラウンの短編集の中では最も暗く重苦しい一冊、かな。
どうにもすっきりしないお話が多くてわたしはちょっと肌に合いませんでした。
それでもアイディアの光り方は一級品! なのでミステリ短編好きならおすすめできそう。 -
本書に収録されてる短編で、面白かったベスト5。
1.笑う肉屋
2.史上で最も偉大な詩
3.むきにくい林檎
4.まっ白な嘘
5.カイン