まっ白な嘘 (創元推理文庫) (創元推理文庫 146-7 フレドリック・ブラウン短編集 1)

  • 東京創元社
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感想 : 39
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  • Amazon.co.jp ・本 (325ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784488146078

感想・レビュー・書評

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  • 「笑う肉屋」

    このトリックというか設定、パタリロで見た記憶が。違ったかなあ・・・「雪がやんだら」って話だったはず・・・
    と突然思い出して、自分でびっくりしているところです。

  • twitterで若島正さんが名前を挙げてらした1冊。軽妙洒脱、意外な展開で楽しかった。

  • ショートショートの名手らしく、「叫べ、沈黙よ」や、「史上で最も偉大な詩」などタイトルも興味をそそられる。
    読者に語りかけるようなお話があったり、作者の遊び心がうかがえる。
    最後の「うしろを見るな」は鳥肌もの。

  • フレドリックブラウンの短編集はこれまで五冊ほど読んできたが、全てSFものだったので、ミステリーは今回が初めて。

    個人的に好きなのは『叫べ、沈黙よ』『闇の女』『むきにくい林檎』『うしろを見るな』の四作品。

    特に『闇の女』のオチが好き。

  • 発想勝負の短編で意外性もあるが、意外性がちょっと足りない感じがする

  • 何故、この世には「短編」が存在するのか。その答えがここにある。
    ――道尾秀介推薦

    道尾さん推薦で読了。
    印象に残ったのは次の4編。
    「叫べ、沈黙よ」「むきにくい林檎」「まっ白な噓」「うしろを見るな」
    これらは古臭くもなく、違和感なく読めた。
    他の作品はちょっと状況がわからないのもあった。
    現代っぽく改訳してほしいところだ。

    ミステリ :☆☆☆☆
    ストーリー :☆☆☆☆
    人物 :☆☆☆
    読みやすさ:☆☆☆

  •  道尾秀介推薦!と文庫の帯にある。こういうのにいつもだまされる。短篇の名手なのだそうだ。しかしさすがにぼくが生まれる前の作品群。60年も経てば古さは否めない。収められた17篇の短篇。もちろん中には「後ろで声が」とか「史上で最も偉大な詩」とか、ちょっとうまいなと思うものもある。まあ1/3くらいかな。最後におかれた「うしろを見るな」は読者のためだけに特別な仕掛けがほどこされているという触れ込み。はあ、そうですか、読んでのお楽しみ(笑)。

  • 萩尾望都さんの本棚にあった一冊。やはり漫画家に必要な雰囲気のコンパクトでいい感じの短編集だった。好きなのは「メリー・ゴー・ラウンド」。びっくりさせるのが好きな作者で、びっくりな内容が思いがけない恋の成就だったから、それが好き。タイトルを見ると内容を思い出せるから、それだけ物語の筋がはっきりしているんだろうなと思う。

  • ミステリ短編集。
    奇抜なアイディアと語り口が魅力のブラウンの短編集の中では最も暗く重苦しい一冊、かな。
    どうにもすっきりしないお話が多くてわたしはちょっと肌に合いませんでした。
    それでもアイディアの光り方は一級品! なのでミステリ短編好きならおすすめできそう。

  • 本書に収録されてる短編で、面白かったベスト5。
    1.笑う肉屋
    2.史上で最も偉大な詩
    3.むきにくい林檎
    4.まっ白な嘘
    5.カイン

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著者プロフィール

フレドリック・ウィリアム・ブラウンは、アメリカ合衆国オハイオ州シンシナティ生まれの小説家、SF作家、推理作家。ユーモアあふれるショートショート作品で知られている。

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