- Amazon.co.jp ・本 (478ページ)
- / ISBN・EAN: 9784488588021
感想・レビュー・書評
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現代を舞台にした和風ファンタジーかと思いきや洋風でもあったり、青春小説でもあったりする。途中でがらりと話が変わるようにも思うけれど、最後まで読むとひとつのお話になっていて面白かった。
2018/4/13詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
両親を亡くし親戚の家に暮らす女子中学生の主人公。
河童や大蛇など怪異の目撃談の多く残る岡山の山奥の村。
幼い頃から寄り添ってくれる白蛇。
気味の悪い妖怪に襲われ伝奇ファンタジーかと思えばいきなり箒に乗った魔女が登場し、世界観は一転して寄宿舎学園物。
選評でRDGとかハリポタとか言われていて、読んでみると確かにそんな雰囲気。あと個人的にはあしながおじさんとかおちゃめなふたごを思い出した。
その舞台の転換と最後の辻褄合わせがちょっと甘くて強引な気がするけれど、キャラクターの魅力で一気に読んでしまった。
純粋にワクワクしながら楽しく読めるジュブナイル風味なファンタジー。
ただバランスの問題として、途中一度岡山に帰ってアロウに会ってまた学園に戻る展開がある方が良かったんじゃないかなあと思う。 -
岡山の田舎.主人公は中二の女の子.大きな近くの沼に住む白い大蛇が秘密の友達.日本の昔話のテイストかなと思ってたら,一転,筑波の魔女学園に転入しハリーポッターの世界に.学園の友達やら登場人物が多いがキャラクターがしっかりしてて好感が持てる.会話も軽妙でスピード感がある.中学生の淡い恋心もよく描かれている.大正時代にタイムスリップしたりちょっと無理はあるものの最後はめでたしめでたし.ラノベ的なところもあるけど割と感動できました.
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荻原規子さんリスペクトを感じる
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作者が好きなものを詰め込んだ感じで、楽しい。宮崎アニメのテイストがする。
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面白かったー!!和洋折衷ごちゃ混ぜファンタジー!!主人公の綾乃は岡山の山奥に住んでいて、大蛇のアロウが婚約者。(最初は大蛇が気持ち悪かったけど、それも最初だけ。)村祭り当日にネッシーに襲われ、そこを氷女の魔女に助けられ、魔女の学校に入学する。ここまでで100ページくらい。ほんと詰め込まれてる!魔女の学校ではもちろん、寮生活!!ルームメイトはのっぺらぼうで、クラスメイトは小豆洗いや人狼。もちろんイケメンの男の子(氷女と大蛇のハーフ)も登場し、親しくなっていく。最後はタイムトラベルまで!ラストは大大大満足!!
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おもしろかった‼
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大蛇神伝説,日本の妖怪(遠野物語)やネッシーもどきや首の無いライダーやら外国の妖怪プラス魔女,入り乱れての大混戦.どうなることかと思いきや途中から学園ものにシフトして,これまた恋愛がらみの学園生活が色々な行事もあって楽しい.そして終盤のタイムスリップ,「夏の扉」ふうの過去と現在の収まりの付け方でアロウの存在もきっちり?納得?できて,めでたしめでたし.
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凄く好みで面白かった!中学生でマセてるなぁと思うところもチラホラでしたが、これが高校生ぐらいだと生々しく感じてしまうかな。逆にニヤニヤ出来るくらいの清々しさなのかも。色んな個性と特徴を持った生徒たちの集う魔女学校での学園生活。恋と友情、冒険。ギュッと詰まってストーリーの破綻も無く、そして大団円。満足でした。
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なかなかステキなおはなしでした。うん、面白かった。