気になる部分 (白水Uブックス 1087)

著者 :
  • 白水社
4.06
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本棚登録 : 1462
感想 : 178
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  • Amazon.co.jp ・本 (207ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784560720875

感想・レビュー・書評

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  • いままで心に響く言葉を聞いたりすることはたくさんあったが、この本を読んではじめて

    こんな自分でもいいんだ、だってこんな変だけど立派な人もいるだ

    と心から元気づけてもらえたところがある。

    岸本さんらしい愉快さに紛れ込んでこういう嬉しいスパイスもあった(ただし、人によると思う)。

    あと、岸本さんと川上弘美の間をひとりぐるぐるしてきたわたしにとって、最後の章は心の動揺が止まらなかった 笑

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「こんな変だけど立派な人もいる」
      この感想に、プっ・・・と噴出しそうになりました。
      「こんな変だけど立派な人もいる」
      この感想に、プっ・・・と噴出しそうになりました。
      2012/03/27
  • ドッジボールに対する思いが、私も完全一致!

  • 面白かったが、『ねにもつタイプ』のほうがインパクトがあったかな。

  • この知的好奇心の高さが筆者の独特な魅力を創り上げてるな、と
    知的好奇心、こんなんなんぼあっても良いですからね

  • 前半は大笑いした。後半は笑うような話でなくなっていた。

  • 翻訳家の岸本佐知子さんによる、エッセイ集。90年代に書かれたもの。
    著者はクセが強く変わり者という印象だが、普遍的にみんなが感じているだろうこともたくさん言葉にしており、共感できる部分もある。翻訳の苦労話のようなものはほとんど書いていない。子ども時代に不思議に思っていたことや、会社勤めをしていたころの話などが中心である。
    かなりたくさんの本を訳しているようだが、彼女の翻訳書は読んだことがない。売れているのだろうか。

  • (2023/2/13読了)
    fukayanegiさんの感想を見て、気になって、何度か借りては期限切れで返し、今回もギリギリで読み終えた本。なぜか他の本を優先してしまったいた。なぜか…なんで早く読まなかったんだろう。著者のすごく変わっているところが面白い。
    しかし、とても頷ける部分もある。自分も変わっているのだろうか?
    誰もが知ってる、忠臣蔵、フランダースの犬、北の国から、タイタニックなどなどに興味がない。自分を特別だと思っているのではなくて、興味がないだけ。わかる〜。
    タイトルと同じ章の気になる部分では、新幹線の鼻の部分や、人のほくろなど、どうでも良い部分が気になると。多数の人たちの答えと違う方が気になる(というか、少数の方みたい)。わかる!
    何冊か、紹介されてる本があるので、読んでみたいと本棚に収めた。(非公開)

  • 買いましたとも…。これもまた良い。
    書評っぽいのがいくつかあってどれも面白そう。助かる。

  • 勧められて読んだがこの独特な感性。言葉のセンス。良い意味で変人ですね。
    思わず笑ってしまうネタがほとんどで基本面白い、んだけど正直「ん?」と思った描写もあったので、手放しで「好きなエッセイ」とは言えないです。でも岸本さんの他のエッセイや翻訳本も順に読んでみるつもり。

  • 4.06/1203
    内容(「BOOK」データベースより)
    『眠れぬ夜の「ひとり尻取り」、満員電車のキテレツさん達、屈辱の幼稚園時代―ヘンでせつない日常を強烈なユーモアとはじける言語センスで綴った、名翻訳家による抱腹絶倒のエッセイ集。待望のUブックス化。』

    『気になる部分』
    著者:岸本佐知子
    出版社 ‏: ‎白水社
    新書 ‏: ‎207ページ

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著者プロフィール

岸本 佐知子(きしもと・さちこ):上智大学文学部英文学科卒業。翻訳家。主な訳書にルシア・ベルリン『掃除婦のための手引き書』、ミランダ・ジュライ『最初の悪い男』、ニコルソン・ベイカー『中二階』、ジャネット・ウィンターソン『灯台守の話』、リディア・デイヴィス『話の終わり』、スティーヴン・ミルハウザー『エドウィン・マルハウス』、ジョージ・ソーンダーズ『十二月の十日』、ショーン・タン『セミ』、アリ・スミス『五月 その他の短篇』。編訳書に『変愛小説集』、『楽しい夜』、『コドモノセカイ』など。著書に『気になる部分』、『ねにもつタイプ』(講談社エッセイ賞)、『なんらかの事情』、『死ぬまでに行きたい海』など。

「2023年 『ひみつのしつもん』 で使われていた紹介文から引用しています。」

岸本佐知子の作品

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