気になる部分 (白水Uブックス 1087)

著者 :
  • 白水社
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感想 : 178
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  • Amazon.co.jp ・本 (207ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784560720875

感想・レビュー・書評

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  • 「ブックレビューLive第2戦:杉江VS米光のどっちが売れるか」購入本。
    これも米光さんおススメ本。

    自分のダメさについて、これでもまあいいかと心強くさせてくれる。

  • 抱腹絶倒。そして、こう、いいところついてる。

  • この人の文章は面白いなぁ、やっぱり。にやついてしまう。狙ってるのがわかるのに、ハマってしまう。藤枝静男と筒井康隆を読みたくなってしまった。(10/8/25)

  • 人気翻訳家のエッセイ。一冊読んでとても面白かったので、また別のに手を伸ばした。岸本佐知子はやはり、物の見方とか妄想の方向性とかいろいろなものがとびぬけて変な人だ。気負わず自然に変なこの方のエッセイを読んでると、なぜかとても癒される。いいことが書いてある癒しエッセイなど吹き飛ぶほどに。

  • 天才です。

  • 『ねにもつタイプ』が面白かったので、こちらも読んでみました。
    順序としてはこちらの方が古いもののようだけど…

    どれも笑えたり、ゾクッとしたり(←色々な意味で)楽しめましたが、いくつか挙げてみると

    『国際きのこ会館の思ひ出』は得意の妄想の話かと思ったけど、念のために検索したら実在する場所でした…失礼。

    『じっけんアワー』どうしてこの人が理科系の道に進まなかったのか不思議。

    『マイナーな人々』私も気になってた、間違いようのない懸賞クイズの答えを間違える人。

    『透明人間と宣告されたら』私、そうかも…妙に納得。

    『あるようなないような、やっぱりあるような』は岸本ワールド炸裂?
     ↑ これはUブックス版のボーナストラックだそうです

    翻訳者としての素顔(?)も垣間見ることができ、翻訳業というのも楽ではないんだなぁ…と思ったり、翻訳者の経験などによって訳が変わるというのはこういうカラクリなのね…と納得したり。そういう意味でも興味深かったです。

  • 『ねにもつタイプ』に引き続き、岸本さん二冊目。出版順はこちらの方が先。

    たびたび既に読んだことがあるような気分に襲われる。巷によくある文章でつまらないとかいうことではない。自分も岸本さんと似たような考え方をしているということなのだろうか。私はとてもこんなに上手く文章は書けないが、どことなくこんな文章に憧れがあるのかもしれない。たぶんものすごく共感しているということなのだろう。大みそかの夜中に読み始めたら、没頭して年末カウントダウンを見逃してしまった。

    本を読んで吹き出すことってあまりないので、私にとってこういう本は貴重だ(自分が知らないだけなのかも?) あ、でも去年は万城目学さんの『ザ・万歩計』もオモシロかったなあ・・・ そういえばゴキブリエピソードつながりじゃないか(ゴキブリ苦手な人は用心しましょう)。あと町田康さんの『浄土』とか。そういえば『気になる部分』の中で岸本さんが町田さんの『くっすん大黒』を褒めている。町田さんはまだ未読なものがたくさんあるので楽しみになってきた。

    岸本さんが筒井康隆さんの大ファンと知り、「ああ」と何か腑に落ちるところがあった。私は筒井さんの熱心な読者ではなかったが、何となく最近読みたい気分になってきていたので何かいいタイミングなのかなと思う。『家族八景』とかテレビでまたやるみたいだし。

    今年は岸本さんの翻訳も読もう。

  • 電車の中などの公の場で読むと危険な本。笑いをこらえるのが大変でした。

  • 心から共感できるエッセーでした。この人とニコルソン・ベイカーが繋がったのは奇跡だな。

  • こんな人と友達になりたいと強く思わせてくれた本。
    それもそのはず、著者は中高の先輩だった。
    辛酸なめ子さんといい、岸和田さんといい、JG生は、一生JG生のようだ。

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著者プロフィール

岸本 佐知子(きしもと・さちこ):上智大学文学部英文学科卒業。翻訳家。主な訳書にルシア・ベルリン『掃除婦のための手引き書』、ミランダ・ジュライ『最初の悪い男』、ニコルソン・ベイカー『中二階』、ジャネット・ウィンターソン『灯台守の話』、リディア・デイヴィス『話の終わり』、スティーヴン・ミルハウザー『エドウィン・マルハウス』、ジョージ・ソーンダーズ『十二月の十日』、ショーン・タン『セミ』、アリ・スミス『五月 その他の短篇』。編訳書に『変愛小説集』、『楽しい夜』、『コドモノセカイ』など。著書に『気になる部分』、『ねにもつタイプ』(講談社エッセイ賞)、『なんらかの事情』、『死ぬまでに行きたい海』など。

「2023年 『ひみつのしつもん』 で使われていた紹介文から引用しています。」

岸本佐知子の作品

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