犯人に告ぐ 下 (双葉文庫)

著者 :
  • 双葉社
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  • Amazon.co.jp ・本 (344ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784575511567

感想・レビュー・書評

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  • 下巻も先が読めず気になってあっという間に読み終えました。巻島の実直さ、家族に支えられているということ、津田や本田の人の好さなども感じられて続編も読みたくなりました。小川かつおもよかった。最後、TVへの出演を行ったのか、どのように行ったのか知りたかったし、犯人の人物像をもう少し知りたかったですが、あえて書かなかったとも思えます。一昔前の作品ですが、映画も気になりました。

  • ★2008年12月19日 104冊読了『犯人に告ぐ(下)』雫井脩介著 評価B+
    テレビ公開捜査を利用して犯人とコンタクトする主人公とその周りに渦巻く思惑、追い込まれた主人公と急展開する事件の成り行きに読む手を止めることができずに夜中までかかって読み切ってしまいました。もう少し犯人検挙に向けては一ひねり欲しかった気はするが、十分楽しめる一品でした。

  • 面白かった

  • 植草との対決に必要以上に頁を割いた所為で、本筋の犯人捜しがぼやけた印象。キャラ立ちした曾根本部長や津田長もあまり活かされていないし、手紙のやり取りに終始する劇場型捜査はやや味気ない。結末も尻すぼみで消化不良感が残る。一平の誘拐にしても伏線がきっちり張られていないから取って付けた印象が残る。巻島警視のハードボイルドさやメディア同士の攻防戦などは魅力的だが『こだわるべきポイントは本当にそこなのか?』という序盤の印象は最後まで拭い切れなかった。この作家さんのじれったい文章運びはテンポが悪くてやはり好みじゃない。

  • 犯人=“バットマン”を名乗る手紙が、捜査本部に届き始めた。巻島史彦は捜査責任者としてニュース番組に定期的に出演し、犯人に「もっと話を聞かせて欲しい」と呼びかけ続ける。その殺人犯寄りの姿勢に、世間および警察内部からも非難の声が上がり、いつしか巻島は孤独な戦いを強いられていたー。犯人に“勝利宣言”するクライマックスは圧巻。

  • 2018年6月6日読了。

    上下合わせて661ページ。

    ワシとバッドマンという容疑者を「劇場型捜査」をしていく話。
    映画化されているので、ストーリー知っている人も多いと思うけど、期待値よりイマイチ。

    伏線も弱くサラッと読めて面白いことは間違いないけど、ライトだね。

  • 巻島のタフぶりが頼もしい。

  • う〜〜ん、おもろいっ!
    犯人探しよりも対情報リーク犯人戦が息をも吐かせぬおもしろさ。
    物語の最後は最後で苦味が効いてる、好み。
    ヤングマンは見た目からじゃなくて本質的にヤングマンだったんだなぁ、あの号泣シーンでそう思いました。

    上巻の感想書く時に2の存在を知った時によもや?と思ったが綺麗に完結してくれてめでたし、めでたし。

    満足しました。

  • かなり、先の読めない状態が長く続いたけど、ラストは意外で、納得の読後感だった。

  • 読めば読むほど、この事件はどうやって解決するのかとのめり込んでいきました。ただ事件の解決を描くだけでなく、一度失敗を経験した主人公の心情がグッときました。

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著者プロフィール

1968年愛知県生まれ。専修大学文学部卒。2000年、第4回新潮ミステリー倶楽部賞受賞作『栄光一途』で小説家デビュー。04年に刊行した『犯人に告ぐ』で第7回大藪春彦賞を受賞。他の作品に、『火の粉』『クローズド・ノート』『ビター・ブラッド』『殺気!』『つばさものがたり』『銀色の絆』『途中の一歩』『仮面同窓会』『検察側の罪人』『引き抜き屋1 鹿子小穂の冒険』『引き抜き屋2 鹿子小穂の帰還』『犯人に告ぐ2 闇の蜃気楼』『犯人に告ぐ3 紅の影』『望み』などがある。

「2021年 『霧をはらう』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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