英国一家、ますます日本を食べる (亜紀書房翻訳ノンフィクション・シリーズ)
- 亜紀書房 (2014年5月17日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (212ページ)
- / ISBN・EAN: 9784750514086
感想・レビュー・書評
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前作同様楽しく読めました。彼がどれだけ日本食に夢中かということがもっとわかります。(フグの毒にも挑戦するんだから。)
子供達もだんだん慣れてきたようです。
これを読んだ外国人は、きっと日本に来て未知の味を試してみたくなると思いますよ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
英国一家、日本を食べる。の2冊目。
1冊目よりも、今回の方が読みやすかった。
時々、おいおい!と、思わずにいられないシュチュエーションもあるけど、全体的にしっかりと、日本の食材、食事が書かれている。
時折、日本人の自分が知らないことにも出会い、へーーーー!と思う。
日本の伝統的な食材(鰹節、豆腐、味噌、昆布など)は、過去(祖先)との絆である。というようなエピローグに、はっとした感じがした。
今度、鰹節を削って、1から出汁をとろうかな。という気になった。 -
1冊目で載らなかった話、番外編を載せた2巻目。
なので旅自体は1冊目と繋がっている。
たまに見せる悪ふざけにハラハラする。
今回は私の食べないものの話が多かったので
あまり理解して読めなかったが面白かった。 -
面白く読みました。
昔読んだ美味しんぼと同じテーマもあれば、
新しいテーマもあり。
何の疑いもなく美味しそうと思っていた食材が、
外国の人にはどうにも受け入れられなくみられている話は、新鮮だった。 -
日本人にとっても見慣れた食の風景も外国人からすると、びっくり仰天というエピソードがたくさん。食通ならではのするどい分析に、こちらも新たな発見をさせられる。旅日記に登場する家族も、食の引き立て役。
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待望の続編。
枯山水を前にして暴れだす子供達、しゃぶしゃぶの肉が終わるや否や興味を失う子供達、いろいろなものがペ◯◯に見えてしまう作者。
珍道中とはまさにこのこと。
子供が産まれたこともあって、いろいろなところにこの子を連れて行ったらどんな反応を示すのだろうかと考えながら、外国から来た好奇心旺盛の家族の物語を楽しませてもらいました。
前作もそうだが、日本人が当たり前だと思って気づいていないことも、別の視点で見、それを笑いを誘う軽快な描写で描いてくれる。
この本を読んだ後は、どうしてもシンプルな料理を丁寧に作りたくなり、誇らしげな気持で料理をすることができた。
子供達が大きくなった頃、また日本に遊びにきてもらい、その様子を伝えてほしい。 -
前作のような迸る情熱、というものは感じられないものの、とても興味深く読んだ。鰹節やわさび、精進料理といった、より日本的なものについて書かれている。
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「ページ数の関係などで前作に収録できなかったエピソードをまとめました」とのことだが,そもそも人の本を勝手に削って出版するのが許されるのか?(まあ,さすがに著者の承諾は得てるんだろうけど) で,本書も,第一弾で削られたエピソード群だけあって,まとまりがないし,出涸らし感満載.
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「英国一家、日本を食べる」の続編だが、思いがけずこちらを先に入手したため、前作を読む前に読んでしまった。やや誤解を招きかねる箇所もあるが総じて面白い。日本に暮らしていても滅多にお目にかかれない貴重な食材をモリモリ食べていて羨ましい。
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枚数が少なくて前作の余り物だから400円値引きというのは頷ける~寿司職人オサムと行く築地で子供達も大感激。味の素に行ってASGのデメリットを糾弾しようとするが。焼津の鰹節作り,天城で山葵作りを見て,スーパーフードだと感心する。合羽橋の道具街で鮫肌の山葵おろしを買う。料理教室を三軒はしごし,京都では料理サークルに参加。石庭は早々に退散し,夜の高野山で子供の幽霊に話し掛けられる。松阪で牛にマッサージを施し,鳥羽の海女小屋でサザエを五つ喰う。東かがわ市で27年物の世界一の醤油を嘗め,福岡から3時間掛けて下関に行ってキモらしき物に触れた指を嘗める。牧志公設市場で子供達は平気で海蛇を食べ,塩作りを学ぶが,豆腐ようはもうゴメンだ。城之崎では温泉と蟹を堪能~ 駄目な物は駄目と書いているところが正直で好感が持てる。海蛇の煮込みを子供達が喜ぶのは新鮮。外国人客が築地に増えたのはこの人のせいだろうか。収録しきれなかった原稿を基に作った本は良心的に1500円