優しい言葉: パンとスープとネコ日和

著者 :
  • 角川春樹事務所
3.57
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本棚登録 : 1113
感想 : 93
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  • Amazon.co.jp ・本 (187ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784758412766

感想・レビュー・書評

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  • パンとスープとネコ日和シリーズ第3弾。

    日々の慌ただしい生活に疲れた時に読むと、ほっとする。
    シンプルな物をゆっくり味わって食べること、好きな人と過ごすこと、日々の「生活」をこなすこと。
    簡単なようで、むずかしい。

    ベーグル食べたい。

  • 『パンとスープとネコ日和』シリーズ第3弾。
    比較的淡々とお話は進むのに、そこに暖かさが満ちているからか、読んでいて全く飽きない。
    主人公のアキコの周りでは毎回なんだかんだと起こるのに、全ての出来事が風のように通りすぎていく印象。アキコがブレないからなのかな。本人は色々悩んだり過去の黒歴史に身悶えたりしているけど(笑)、でも、どんなことが起きてもアキコは大丈夫だ!という安心感がある。こんなに好感の持てる主人公って素敵。
    今回のラストではしまちゃんのおめでたい話が!だからといって何か劇的に変わる訳でもなく、いつも通りお店はオープンして夕方に閉まって、アキコはネコたちと戯れて…といったお話になるんだろうけど、でも、次巻が待ち遠しい!
    このシリーズはそれでいいんです。それがいいんです。

  • パンとスープとネコ日和 続編三作目。
    新しく家族になった『どすこい兄弟にゃんこ』の様子が猫好きのハートを鷲掴みです。
    (猫に興味のない人には面白くないと感じるかもしれない…)
    今回も淡々と進むストーリーですが、
    ずっと会っていない同級生の葬儀の案内がきたり…
    自分の身体に疲れを感じるようになったり…
    共感する部分が沢山ありました。
    それにしても、近所にライバル大型店が出来ても経営にブレない主人公の精神は見習いたいトコロ。
    私だったらしまちゃんみたいにソワソワしちゃうもん(^◇^;)
    そして、やっぱり、お寺の奥さんは癒やしです♡

  • シマちゃんに春が♪賑やかな猫二匹との新しい生活が中心で、日々を淡々と綴る穏やかな作品。さらさら読めるし特に何か印象に残ることも無いのだけど、読後はほわん、と暖かな気持ちになれます。ちょっと困った告げ口?オバサンはやっぱりご近所でも困った人だったようで、少し苦笑。ご家族の苦労が垣間見えました。チェーン店の節操のなさには私もイラッと笑 でも安いと行っちゃう消費者心理…ごめんなさい(・×・)

  • 「みんなそれぞれ、持っているものと、持っていないものがあって、それを他人と比べる必要はないんですよね。」
    わたしたちはわたしたちができることをやろう。そしてありがとうと言えたらいいね。
    優しい気持ちになれるお話だった

  • 【シリーズ第3巻】
    主人公の周囲に変化の多い回だった。
    今までは比較的新しい出会いや「生きる」「始める」ことが描かれることが多く、「続ける」ことに関する不安や悩みが続いたが、ここにきて一気に「死ぬ」「終わる」ことが扱われている。

    しまちゃんが「事実婚の別居でいい」と言っているのに対して「赤ちゃんができたら産休ももちろんとってくれていいから」と反応するシーンに、寄り添いきれない“世代観”とでもいうものを感じた。

  • 動物はありがたい。自分に悲しいことがあっても、彼らは慰めの言葉をいうわけでもないのに、ただ自然にしているだけで、こちらの気持ちが安らぎ、笑わせてくれたりする。
    (P.118)


  • ミニコメント
    お客さん、笑って幸せな顔してるね。サンドイッチとスープのお店を楽しく営むアキコの家に兄弟猫がやってきて…。

    桃山学院大学附属図書館蔵書検索OPACへ↓
    https://indus.andrew.ac.jp/opac/book/588126

  • 第3弾もホッとしながら読めた。

    推しのしまちゃんがどうなるのか、続きが早く読みたい。

  • 新たに登場のネコちゃんたちのおかげで毎日が大変だけど、楽しいものになります。
    優しい言葉を心掛けると周りの人にも変化が起こる。
    魔法の言葉のようです。

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著者プロフィール

1954年、東京都生まれ。日本大学芸術学部卒。数回の転職を経て、78年、本の雑誌社に入社。デビュー作『午前零時の玄米パン』が評判となって、作家専業に。「無印物語」で人気を博す。『かもめ食堂』『れんげ荘』『三人暮らし』など著書多数。

「2023年 『老いとお金』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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