優しい言葉: パンとスープとネコ日和

著者 : 群ようこ

• 角川春樹事務所 (2015年12月1日発売)

感想・レビュー・書評

[SNOWさんの感想 · 2021年6月15日]

パンとスープとネコ日和の第3弾。登場人物はアキコ、しまちゃん、ママ、シオちゃん、ネコちゃんたち他。何気ない日々の出来事を綴って優しい気持ちになれます。この続きが楽しみです。

[りんさんの感想 · 2021年5月8日]

　変わらず、ほっこりできる作品です。
にゃんこの描写に愛を感じ、家にいたらこんな感じなんだなと目に浮かびます。
ラストが衝撃だったので、また続きを読みたくなりました。

[ちょこさんの感想 · 2021年5月2日]

私はどちらかと言うと犬派ですが、登場する兄弟ﾈｺの様子が読んでいて目に浮かび、思わず顔がにまにま しちゃい、ほっこりするお話で良かったです

[らむれーずんさんの感想 · 2021年1月14日]

第1.2弾をとばしてこちらから読んだため、過去に何があったかよく分からないものの無理なく読むことが出来た。猫の描写があるあるでかわいい。

[さっっっっっさんの感想 · 2021年1月13日]

新しいネコがやってきて、ネコとの時間の描写がとっても多く、細かく、ネコを愛してやまない人が書いたというのがとても伝わってくる。
そして変わらずの登場人物にもホッとするし、またまた美味しそうな新メニューも本当に食べてみたくなる。
ネコとの時間、お店の時間、お寺で過ごす時間。
全てが大事で、私もそんなふうに過ごせたらと思う。

続編出ていたことを知らなかった。嬉しい！さっそく読みたいと思う。

[eshima002さんの感想 · 2020年12月21日]

第3作目。

大きな事件はないけれど、しっかりと生きている女性の日常が描かれている。
淡々としているけれど、それが心地よいのは相変わらず。

今回は、猫との描写が多い。
たろちゃんのことがあって、かなり憔悴していたのを見ていたので、たいちゃん、ろんちゃんとの描写は、読んでいて嬉しくなってくる。

そして、時折出てくるお寺の奥さんがとても素敵。
あの方との時間は、大事な時間だね。

ドキッとした一文があった。
自分は高校生当時から成長していないのではないか？と、考える一文。
まさに、自分がそう思っている。

しまちゃんと、しおちゃんのコンビ、とても良いカップルだなー。
自然すぎて、気づけない心地よさ。
羨ましい関係（笑）

[マキえもんさんの感想 · 2020年11月11日]

キャリアウーマンが、仕事を辞めて、亡くなったお母さんが残した食堂をリニューアルして、パンとスープのお店を始めるストーリーの3作目。

このシリーズは最高は、大きな事件が起こるわけではないけど、登場人物に共感したり、自分が同じ状況になったらどうするかな、ということを自然と考えてしまいます。それは、誰にでも（もちろん自分にも）起こり得る、日常的な出来事を丁寧に描いているから。

シリーズ3作目のこの本で心に残ったのは、登場人物の一人「しまちゃん」が、お店のお客さんから言われた一言が嬉しくて、「口から出す言葉のひとつひとつはとても大事」と気づいて、自分の言葉遣いを改めるところ。結果として、彼女には良いことが起こります。

タイトルにもなっている「優しい言葉」は、自分自身も心に余裕が持てるようになるし、相手のことも心地良くさせます。自分も言葉遣いや話し方にもっと気をつけようと思いました。

[まんまるいさんの感想 · 2020年10月21日]

出てくる猫の感じが子どもと似てて笑えてきた。この主人公は猫に振り回されてるけど、私は日々子どもに振り回されている…。

[ako.さんの感想 · 2020年3月29日]

日常を丁寧に追っている本だなぁと思います。
日常の、ちょっとした変化や事件を、変わらぬ日々の営みの合間に書いている。ドキュメンタリーを見ているような気分になります。

とりあえず、しまちゃんシオちゃんおめでとう。

[TT☆さんの感想 · 2020年2月27日]

パンやスープのことをもっと詳しく希望☆正直ネコ日和にはあまり興味ない自分ｗｗ

著者プロフィール

1954年、東京都生まれ。日本大学芸術学部卒。数回の転職を経て、78年、本の雑誌社に入社。デビュー作『午前零時の玄米パン』が評判となって、作家専業に。「無印物語」で人気を博す。『かもめ食堂』『れんげ荘』『三人暮らし』など著書多数。

「2023年 『老いとお金』 で使われていた紹介文から引用しています。」