永続敗戦論――戦後日本の核心 (atプラス叢書04)

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  • 太田出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784778313593

感想・レビュー・書評

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  • 10月25日、この本の読書会があります。

  • ちょうど同じようなことを考えていたときに見つけたタイトルなので手を抱した。
    ぼくは、米国を含んだ海外からの視点が「永続敗戦」だと考えていたが、なるほど、国内においても敗戦を続けることで担保されていることもあるわけか。
    くれぐれも珍妙な国ではある。

  • 著者の意見は俺に近いものがある。
    原子力、民主党政権時代、領土問題、北朝鮮拉致問題、太平洋戦争、安倍晋三など。

    ダメな政治家たちによってこの国は動かされてきたということ。

    「あとがき」に記載されたイスラム圏の人々の日本に対する誤解も俺が過去に経験して違和感を感じ続けたことだったし。

    ただ、意見は一致すれど、文章がなかなか入ってこなかったところもあったので。

  • 3.11福島第一原発事故の政府・マスコミ・財界の対応への批判や沖縄米軍基地の問題、それから3つの領土問題、北朝鮮の拉致問題を「永続敗戦」(敗戦を否認しているがゆえに、際限のない対米従属を続けなければならず、深い対米従属を続けている限り、敗戦を否認し続けることができる状況)という観点からその本質をわかりやすく解説している。特に、領土問題では日本政府の手前勝手な考えは、世界の国々には受け入れてもらえないことを知った。今後政府はこれらの問題にどのように対応していくのであろうか(あまり期待できないが)。

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著者プロフィール

1977年、東京都生まれ。早稲田大学政治経済学部政治学科卒業。一橋大学大学院社会学研究科総合社会科学専攻博士後期課程単位修得退学。博士(社会学)。思想史家、政治学者、京都精華大学教員。著書に『永続敗戦論─戦後日本の核心』(太田出版/講談社+α文庫)、『武器としての「資本論」』(東洋経済新報社)など。

「2022年 『撤退論 歴史のパラダイム転換にむけて』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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