- Amazon.co.jp ・本 (237ページ)
- / ISBN・EAN: 9784781670829
感想・レビュー・書評
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6年前くらいに友達の友達的ポジションの人からいただいてたのにずっと積読にしてしまってたやつ
モテ本は昔目を皿のようにして読んでいた時期があるので、知ったような話かな、と思ってたのも手が伸びなかった要因かもしれない
が、読んでみたらある意味でめちゃめちゃ知ってる話だけど、読んだことのない内容だった
開きざまの怒涛のクエスチョンタイムは、自分もやってたし、「恋人が欲しい」「好きな人ができない」という人に質問してきた内容に近かった、もちろんこの本のが核心を突いてるし、奥深いんだけど
かつて私は「面白くあらねば存在を許されない」教の信者だったわけだが、これは考えすぎのバカで、バカをいくらやろうともどこかで「ネッ、どうでしょうか、わたくしをこの場に留めておいてはもらえませんでしょうか」あるいは「私はこんなに面白い!お前はどうか!」と一見相対するも根っこは同じな卑近な根性が見え隠れする人間に誰も気持ちよく好意は持てないだろう
好きなものを持つっていうのはほんとにそうで、
年間ウン百本の映画を見ている人の「好きな監督?スピルバーグ!」という回答に反射的に憧憬の念を持ってしまうのもその趣味が"誰かに勝つため"とかではなく"ただ好き"であることがわかるからだろう
こないだ超無敵クラス見てたら超ダムが好きな男の子が出てて、そういう子って別に見た目はなんてことなくても内面から湧き出る魅力というか「自分はこれが好きだ!」って自信になにか惹きつけられてしまうなあ、と超絶飽き性の自分はまばゆく見えてしまう
仲良くなることをいじられる(またはいじる)ポジションに行くと同義にしてる人がいたりするけど(かつての私である)それもなかなか危険な思想で、この本にあるように人のキャラクターなんてゴレンジャー存在するわけである
自分はいじられキャラだから…とその枠に沿った行動をしているとそれは相手を見ていないことになるし(イジるって意外とそんなにする人多くないと思ってる)、イジるって高等技術なのにそれをわかってないロン◯ー気取りのイジりャーが寄ってきたりして非常に危険度が高い
イジる/いじられるではなくて ボケる/突っ込むの役割分担の方がコミュニケーションって感じがするな、とこの本をよんで言語化できた感じ
もちろん笑い飯スタイルでやりたい方がやりたい時にやる感じだ
大学の時の師から就活のときに「いい感じのやつであれ」と耳タコになるほど言われた
別になにか特別光るものなんてなくてもいい、そこにいるとなんだかいい雰囲気になるような気がする、そんな風に思われるにはニコニコして、時に気になったことを質問するくらいでも十分なのだ、と
あの時はまあよくわからんかったし、よくわかってないのだからギトギトの承認欲求が取れるはずもなくとんでもブラック企業にあえなく入社するわけだが、そこから数年、転職も済ませ、合った仕事に就いたあとに師からも「卒業時はとんでもなかったのに今やこんなに"いい感じ"の人だ」と後輩に紹介されたので多分落とし込めたんだと思う
なんかすごい自分語りしちゃった、それくらい自分のこれまでが刺激される本だった。しかしこれを承認欲求権化時代に読んだときにはたしてどれくらいできたのかな〜詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
自分が女なので書いておられることがちょっと理解不能?な部分もありました。
こころの故郷をつくるというところが、誰でもこころの故郷持ってる方が良いよなー、
と思いました。 -
男性向けの本だった、、
これはこれでおもしろいのかもだけど、モテへの本気度の高さと超男性目線なのに馴染めなくて、ちょっと気持ちが追いつかなかった笑 -
モテを題材にした自己啓発本、もしくは哲学書。
天才的おもしろさ! -
哲学者の國分功一郎が推薦していなかったら、絶対に買うことがなかった本(笑)正直、レジに持っていくのが恥ずかしかった(笑)一応、モテマニュアル本の体裁をなしているが、実質、哲学書に近い。だから、平易な文で書かれているけれども、理解するのが難しい箇所もあった。個人的に名言だと思ったのが、「男は【自分の中の女】と似たところのある女性を好きになるんです」である。どういうこと?と思ったあなたは、本書を読むべき!(笑)
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序盤の方に「男性向けの本だけど、女性もぜひ読んでほしい」と書かれていて安心して読み切りました!
男性ってこんなこと思ってるんだ、なるほどなー、がよくわかる本!
哲学者の方との対談もあったりして、モテ本だけど自己啓発に近いです! -
対談は聞いたことがあって面白かったので読んでみた。
しかし、ちょっと難しくてよくわからなかった。
カン違いって何なのか、土俵に乗るって何なのか。なぜ自意識過剰がキモチワルイのか。なかなか肚落ちしなかった。
モテたかった理由は、「僕は気持ち悪くない存在だと誰かに保証してもらいたいから」ということはわかる。やはり自己承認欲求なのだと思う。