最後の証人

著者 :
  • 宝島社
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感想 : 259
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  • Amazon.co.jp ・本 (301ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784796676861

感想・レビュー・書評

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  • 実はこの本は去年読んだようだが、
    佐方シリーズを2作最近読んだので
    1作目であるこちらを再読。

    当たり前だが、
    前回と同じ感想。

    どうして被害者と被疑者の過去の接点が警察は見つけられなかったのか、
    また被害者が余命少ないことも解剖でわからなかったのか
    疑問…

    あと検事であった佐方が弁護士になっていたのが残念。

  • これは面白い…!!
    だんだんと見えてくる、佐方さんの人を思う優しさや、真実を見ようとする芯の強さがとてもかっこよかった。

  • おもしろかった。裁判の話の途中に被告人たちの過去のエピソードが挟み込まれ、事件の真相が少しずつ明らかになっていく。被告人は誰で、被害者は誰なのか。美津子と光治の気持ちがやるせない。真生と佐方の人物像もはっきりしていて好感がもてた。

  • 地位や権力があるからといって、犯した罪は消えない。

  • はまってしまっている
    柚月裕子さん
    つい先日に 初めて「孤狼の血」を
    読んでしまって(!)から
    日々 ついつい手にしてしまう
    柚月本

    ひさしぶりに
    ドウドウドウ
    と 自分に「もうちょっと抑えて」
    の言葉をかけながら…

    やはり
    今日も手にしてしまった
    この「最後の証人」
    十二分に練りこまれた
    伏線と展開
    (悪役も含めて)魅力的な登場人物たち

    どうだこれでもか!
    の 終章にさしかかる時のカタルシスが
    たまらない

  • 本懐・死命・証人と順序逆に読んじゃったんですが…凄い!どれも面白かったけど、この証人は色んな意味で凄かった~!

    読み手をミスリードさせる(思い込ませる)ための伏線の張り方とか展開・構成が上手すぎる~!まさかこんな展開だとは夢にも思わんかったよ。
    (個人的に)今年一番の大傑作!
    刑事モノ・裁判モノが好きな人には、文句無しにオススメしたい1冊です(´▽`)

  • 犯罪に至るまでの被害者夫婦の心情と公判シーンが交互に描かれるが、ストーリーにぶれがなく、非常に読みやすい。クールな弁護士、佐方も魅力的。続編が出ているので、それも楽しみ。

  • 素直に疑わずに読んだ。その結果、途中で意外な展開になった。全体的に暗く救いが少ない話に思えた。一方から見る正義ともう一方からみる真実は違う。佐方シリーズとして初めての作品。子を想う親の気持ちを考えながら読むと辛かった。

  • 一気読みしてしまった。孤狼の血シリーズは読破済みなので、次は佐方貞人シリーズを読み進めたい。

  • 一気読み、面白かった。弁護士ものがそもそも好きだけれど、この弁護士のキャラにどハマりしました。
    そして、法廷の最終日に明かされる真相が、スカッとするのと、悲しいのが混じり合う複雑なものでした。

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著者プロフィール

1968年岩手県生まれ。2008年「臨床真理」で第7回「このミステリーがすごい!」大賞を受賞し、デビュー。13年『検事の本懐』で第15回大藪春彦賞、16年『孤狼の血』で第69回日本推理作家協会賞(長編及び連作短編集部門)を受賞。同作は白石和彌監督により、18年に役所広司主演で映画化された。18年『盤上の向日葵』で〈2018年本屋大賞〉2位となる。他の著作に『検事の信義』『月下のサクラ』『ミカエルの鼓動』『チョウセンアサガオ咲く夏』など。近著は『教誨』。

「2023年 『合理的にあり得ない2 上水流涼子の究明』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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