スティーブ・ジョブズ 驚異のプレゼン

制作 : 外村仁 解説 
  • 日経BP
4.08
  • (892)
  • (964)
  • (476)
  • (80)
  • (22)
本棚登録 : 9718
感想 : 918
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (408ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784822248161

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • この本はプレゼンで失敗経験がある、プレゼンが上手くできない、はたまた相手に伝えるのが苦手という人には必読書だと思う。ついついプレゼンでは言いたいこと全部詰め込もうとしてしまうがそれは逆効果である。本当に必要なことだけを1つキーワードとして書いて、後は口頭で伝える。その流れをスムーズにするためにひたすら練習を重ねることが大事だということをこの書から学んだ。ジョブズの魅力的なプレゼンの裏には血の滲むような練習があることを知り、自分もプレゼンの練習はしっかりと行おうと改めて思った。

  • 周囲の尊敬する人々がよく引用するだけあって、なんとなく聞きかじった内容はあった。だが、“知っている“ と “できる“ の間には大きなギャップがあるのだと改めて痛感するところが多かった。1、2に練習、3、4がなくて5に練習、しっかりこだわって作り上げているからこそ、本番では結果を手放して楽しむことができるのだ。(小さな失敗があれど、プレゼンしたい内容の魅力は変わらないのだと)

    ・伝えたいことを全部含めるのではなく、最も重要なメッセージだけを残して削ぎ落とす。シンプルで具体的な言葉で語る。
    ・いきなり資料作成に取り掛からず、絵コンテを描いて磨く。
    ・原稿作成を含め5回は練習する。
    あたりから始めてみようと思う。1万時間練習するまでめげないぞう

  • 生産的で熱血の男

  • 読了しました。

  • 好きな事を仕事にするand/or自分の仕事を好きになることが大事です、という話かな

  • 日本企業のプレゼンスライドは情報過多すぎる。
    あれは多くの情報を伝えたいのではなく、お客さんを煙にまくため(笑)

  • 自分の反応をまとめたものには他の人にとっても価値がある - 読んだものまとめブログ http://t.co/pzuI9J5 via @sadadad54

  • シーン1 構想はアナログでまとめる

    書く→簡単な絵を描く→プレゼンソフト

    アイデアは紙やホワイトボードに書く
    以下の9要素をなるべく多く取り入れる
    ヘッドライン
    パッションステートメント
    3つのキーメッセージ
    アナロジー
    デモ
    パートナー
    実例
    ビデオクリップ
    小道具

    どのようにストーリーを作るかにかかっている

    動画は強い力で聴衆を引き込めるが、長過ぎれば逆効果にもなる。その長さはせいぜい2〜3分に止めること

    アリストテレスの人を説得する方法
    ①聞き手の注意を引くストーリーやメッセージを提出する
    ②解決あるいは回答が必要な問題あるいは疑問を提出する
    ③提出した問題に対する解答を提出する
    ④提出した課題で得られるメリットを具体的に記述する
    ⑤行動を呼びかける

    シーン2 一番大事な問いに答える

    聴衆は、製品のことなど気にしない。人が注意を払うのは、自分自身だ

    聞き手はなぜ、このアイデア/情報/製品/サービスに注意を払うべきなのかと自問すること。会話が終わったら聞き手に覚えておいて欲しいポイント、それをひとつだけ挙げるとしたら何だろうか?製品を売り込む場合は、その製品のメリットに着目すること

    シーン3 救世主的な目的意識を持つ
    見つかるのは「モノ」ではなく、モノが顧客の暮らしをどう改善するのか、であることが多い。自分の心を探り、情熱を注げるものを見つけること。私が売り込もうとしているものは本当のところ何なんだと自問すること。それは『モノ」ではなく、モノが顧客の暮らしをどう改善するのかのはず。売っているのは、よりよい暮らしという夢。本物の情熱を自覚できたら、それをみんなに楽しく伝える

    シーン4 ツイッターのようなヘッドラインを作る

    簡潔、具体的、利用者にとってメリットが分かる

    シーン5 ロードマップを描く

    主要メッセージが3つになるまで絞り込む

    シーン6 敵役を導入する

    新製品や新規サービスの説明には文脈が必要。ユーザーに「痛み」をもたらしている問題とどのような関係にあるのかという文脈が。痛みを明確にできれば、その痛みを和らげてくれる製品やサービスが受け入れられる可能性が高くなる

    いきなり細かいことを考えてはいけない。まず中心となるアイデアを固め、そこから段階的に細かな点を考えていくべき

    プレゼンテーションの早い段階で敵役を導入する。解決策を提示する前に、必ず、問題を提起するのだ。問題提起は、聴衆が痛みを感じる部分を鮮明に思い描ければ簡単に行える。なぜこれが必要なのかと自問すれば問題は提起できる

    シーン7 正義の味方を登場させる



    問題提起は長い必要などない。以下の4つの質問に答えられる1文を作ればいい
    ①何をするのか?
    ②どの問題を解決しようとしているのか?
    ③ほかとはどう違うのか?
    ④なぜ気にかける必要があるのか?

    正義の味方を登場させる
    ①業界や製品カテゴリーの現状を描写し、それがどうあるべきなのか、自分のビジョンを紹介する
    ②ユーザーが痛みを感じるポイントをはっきりとさせて敵役としたら、自分の会社、製品、サービスがどのような形でその痛みをやわらげてくれるのか、わかりやすい言葉で説明する
    ③正したいと思う問題に対して情熱を持っていなければ最後までがんばり通せない

    10分経つと聴衆は話を聞かなくなる(10分ごとにTVCMやゲストを登場させたり、脳が飽きない工夫をする)

    シーン8 禅の心で伝える

    リチャード・メイヤー博士「マルチメディアによる学びの認知論」
    マルチメディア表現の原理 説明は言葉だけより言葉と絵両方使って提示された方が理解しやすい
    近接の原理 
    注意分割の原理 言葉は耳から聞き取るナレーションとして提示すべき
    一貫性の原理 余分な言葉や絵はなるべく少なく
    画像優位性効果

    シーン9 数字をドレスアップする
    1000曲をポケットに
    数字は理解しやすい文脈に入れてあげないと力を発揮しない
    具体性、意義、文脈性
    数字を聞き手の暮らしに密着した文脈に置くことが大事
    アナロジーなどの方法で数字をドレスアップすること

    シーン10 びっくりするほどキレのいい言葉を使う
    シンプル ジャーゴンがない
    具体的
    感情的 写実的な形容詞
    アナロジーを使う

    シーン11 ステージを共有する
    顧客からもらった推薦の言葉をプレゼンテーションに組み込む
    公の場で社員やパートナー、顧客に感謝する

    シーン12 小道具をうまく使う

    シーン13 「うっそー!」な瞬間を演出する

    シーン14 存在感の出し方を身につける
    アイコンタクト
    開いた姿勢 腕組みしない
    手をよく使う

    間が大事 言いたいことが理解されるまで先を急がない


    シーン15 簡単そうに見せる

    シーン16 目的にあった服装をする
    周りの人よりも少しだけいいものを身につける
    服装で反骨を示すなら、裕福な反骨者とすること

    シーン17 台本を捨てる
    メモは使わない 何を順番にするかの単語を書いたもの程度を大きく箇条書き程度で

    シーン18 楽しむ
    プレゼンテーションを、インフォテインメントだと思う
    失敗しても謝らないこと。問題に注目を集めてもいいことはない、うまく行かないことがあったら、さらっと認め、にっこり笑って次に進もう
    プレゼンテーションに対する姿勢を変える。計画通りにいかないことがあっても、自分がプレゼンテーション全体を台無しにしない限り「失敗」ではない

  • ジョブズになりたくなった。
    大事なプレゼン前に読み返したい一冊。

  • YouTube でジョブズのプレゼンは色々みていた事もあり理解しやすかったです。プレゼンの裏側でジョブズがどのような手法を使用しているのか分析し紹介しています。会社員であれば、全ての職位レベルで求められるプレゼンの参考にはなると思います。また時々、この本に助けてもらいます。

全918件中 51 - 60件を表示

著者プロフィール

ベストセラー『スティーブ・ジョブズ 驚異のプレゼン』『TED 驚異のプレゼン』(日経BP)の著者。グーグル、アクセンチュア、インテル、コカ・コーラ、リンクトインなどのコミュニケーション・アドバイザーを務める。人気の講演者として、製品を売り、ブランドを成長させ、人をやる気にさせるようなプレゼンテーションとストーリーの伝え方をCEO やリーダーに教えている。Forbes.com やInc.com にも寄稿しているほか、ハーバード大学のエグゼクティブ・エデュケーショナル・インストラクターも務める。

「2019年 『伝え方大全』 で使われていた紹介文から引用しています。」

カーマイン・ガロの作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×