企業参謀―戦略的思考とはなにか

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  • プレジデント社
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  • Amazon.co.jp ・本 (406ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784833416948

感想・レビュー・書評

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  • 経営戦略に関する教科書的1冊
    氏のコンサルティング経験を元に戦略的思考方法からPPMの実際にまで多岐に渡り企業経営の基礎を解説。
    経営企画、経営戦略に関わる業務に携わる方は必読。

  • 大前氏の本を後2冊読む、としていた内の1冊。
    企業参謀…すなわち企業の経営戦略、ひいては人生を戦略的に生きようとする人を対象に、「戦略的に考えるってこういうことだよ、特に企業経営においてはこうだよ」とシンプルに解説している本です。「考える技術」と言ってることは変わらない。

    モノを分解して考えることを基本に、市場と自社をポートフォリオにして、そこに目的を加味して経営戦略を立てる。簡単なようだけど、このポートフォリオを組むには自社の資源を隅々まで把握する必要があり、物事をボカす癖の日本人はここが弱い。
    戦略の教科書といった評判のとおり、上記のような基本的なことがシンプルにわかりやすく解説されています。

    といいつつ、まだまだ新米な自分には腹に落ちにくい部分もあり、飛ばし飛ばし読みました。今後、営業・マーケティングを担っていく上で、煮詰まった時に読み返したいと思います。

  • 21世紀に残したいビジネス書にも選ばれている有名な一冊。

    かなりボリュームもありましたが、今や当たり前に使われているフレームワークがここで紹介されております。

    この本が最初に出たのが30年以上前。
    今読んでも全く色褪せません。
    世界中でベストセラーになったのも納得の一冊です。

  • 今の私には難しすぎた。

  • 自分には非常に難解で、読むのにえらい時間かかってしまった。

    これを29歳(だったかな?)で書いたというのだから、大前研一はすごいと言わざるを得ない。

    電車の広告を見てビジネスモデルを考えているというのも分かる。

    経営者だったり、少なくともそういう人になろうとしていたり、経営企画、営業職の人にはいいかもしれないが、そうでないと日々の仕事にどう活かしていいか分からない。

    やっぱり分かっていないから、と言えばそれまでだが。。。

    またそのうちリベンジしよう。

  • もはや古典の名著の風格アリ。
    古い(実際挿絵は古い)が、色あせない。
    勉強会でまた(しつこく?相変わらず?)やります。

  • この本は私が生まれた年に書かれている。しかし全く古さを感じない。
    近年の大前研一の著書よりかなり骨太の内容となっている。
    将来の仕事のことでいろいろ考えた時期がここ最近あり、
    その流れでこの本を購入していた。
    やっと今後の自らのスタンスと方向性が見えてきたので読み進めた。

    昭和50年のときに既に当時の日本経済を、
    「戦後のGNP祭り」は日和見主義と
    権限移譲ではない多頭責任性が原因とズバリ指摘している。
    今日でも「よりかかり的」なものの見方・考えが潜んでいることが
    原因となっていることを多くの方が感じるところだろう。
    それを打破するための思考法が事例を織り込んで紹介されている。

    ■戦略的思考
    対応しつつ考えること。
    作業を分解し本質をまずつかみ、設問を解決策志向的に設ける。
    内部経済の分析・管理会計を実施する。

    ■参謀五戒
    (1)参謀たるもの「if」という言葉に対する本能的恐れを捨てよ
     →手持ちの代替案を持ち続ける。
    (2)参謀たるもの完全主義を捨てよ
    (3)KFS(key factor for success)については徹底的に挑戦せよ
    (4)制約条件に制約されるな
    (5)記憶に頼らず分析を
     →ただの知識ではなく、事実・データに基づく分析力を培い、
      結果的に「概念」を作り出す力をつけること

    ■戦略的計画の核心
    (1)目的地に達した場合、守り抜けるものでなくてはならない protection
    計画の視野planning horizonが狭くてはいけない。
    (2)市場の変化を予知し、己の強さと弱さを常に知り抜いていなければならない
    (3)リスクを避けるのではなく、あえてとる局面がなくてはならない
    (4)戦略に魂を吹き込むのは人でありマネジメントのスタイルである
     謀略であってはならない

    経営者が備えるべき、先見性の必要条件は、
    事業領域の規定と明確なストーリーの作成とである
    自らの経営資源の配分にムダがなく、
    また原則に忠実でかつ世の中の変化に対しては
    原則の変更をも遅滞なくやっていくという十分条件が必要。
    ...........

    来年は落ち着いて行動し、
    飛躍の時機を得て成長したい。

  • 第一部は20年前に書かれているものとは思えない
    時代が変わっても変わらないものがある事が良くわかる

  • 今や聴きなれたビジネスWordだが、わかり易く並べられているのが、流石。頭を整理したい時に読み返すことにする。

  • 2010/05/15
    大前研一さんのことはつい最近知りました。
    きっかけは、あるWeb siteで見た次の言葉。

    『人が変わるには三つしか方法はない。
    時間配分を変えるか、付き合う人を変えるか、住む場所を変えるかだ。
    もっともおろかなのは決意を新たにすることだ』

    決意を新たにすることの無意味さは身をもって知っているので、
    この言葉にはとても共感しました。

    本著は出版されてからかなりたっていますが、
    まずは代表的な著書であるこの一冊を読んでみたいと思います。

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著者プロフィール

1943年、福岡県生まれ。早稲田大学理工学部卒業後、東京工業大学大学院原子核工学科で修士号を、マサチューセッツ工科大学大学院原子力工学科で博士号を取得。(株)日立製作所原子力開発部技師を経て、1972年、マッキンゼー・アンド・カンパニー・インク入社。 以来ディレクター、日本支社長、アジア太平洋地区会長を務める。現在はビジネス・ブレークスルー大学学長を務めるとともに、世界の大企業やアジア・太平洋における国家レベルのアドバイザーとして活躍のかたわら、グローバルな視点と大胆な発想で、活発な提言を行っている。

「2018年 『勝ち組企業の「ビジネスモデル」大全 』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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