- Amazon.co.jp ・本 (158ページ)
- / ISBN・EAN: 9784840112260
感想・レビュー・書評
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「ダーリンは外国人」は映画化もされて有名になったけど、こちらのシリーズもお勧め。
日本語の奥深さをトニーさんから教わる・・・。そして日本の英語教育のテキトーさを知る・・・。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
なかなかの目から鱗本。
小栗さんとトニーさんの強烈なキャラクターから生み出される掛け合いが面白く、こんな風に日常的に語学について熱く語り合える関係って良いな〜と思うし、とても楽しく語学を学べるだろうと思う。
トニーさんの博識さと語学に対する情熱には舌を巻くし、小栗さんの比類なき好奇心と探求心には脱帽してしまう。おまけに、小栗さん自身が自分の体験を漫画としてまとめてくれているので、視覚的にも大変分かりやすく面白いのだ。
本書では、英語と日本語についての語らいが中心となっている。今回改めて感心したのは、日本語の、特に漢字が優れているという点だ。
例えば、英語で毒のことを「poison」というが、解毒剤のことは「antidote」という。見た目で単語に全く似通った点がないことが分かる。そのため、もし誤って「poison」を飲んでしまった場合に「antidote」を服用すれば良いのだということに思い当たる確率はかなり低くなる。単語をまるまる覚えていなければ、それが何を意味しているのか推察することが難しいからだ。
ところが、日本語では「毒」と「解毒剤」で対応しているため、もし誤って「毒」を飲んでしまっても「解毒剤」を服用すれば良いのだということが、たとえ事前の知識がなくても推察できるはずだ。他にも「急性心筋梗塞」「猫愛好家」「列島」など、日本語の単語には分かりやすいものが多いのだ。
本書を読み、日本語ってスゴい!と感心し、改めて日本語の魅力に気づくことができたので、本当に良かったと思う。 -
言葉をこんな風に楽しむことができたら、きっと語学はとんでもなく楽しいんだろうなあということをひしひしと感じた一冊でした。
トニーさん素敵。
漢字は効率がいい!ということに気づかされました。
そうだよね。読めなくても意味がわかるなんて便利ですよね。
言語にもいろんな存在があるのだなあと思いました。
個人的にダーリンシリーズで表紙が一番お気に入りなのがこれだったりします。
飛んでる感じがかわいい。 -
トニー・ラズロさん博学多識過ぎるだろ…。
シンデレラの元ネタは中国の作品ではないか、という発見発表をした人物が南方熊楠であるも含めて色々な話が面白かった。
色々な物事を学ぶ楽しさを改めて意識させてくれる人だよね。 -
色々な言語の面白さを改めて感じました。
言語トリビア好きな自分にとって間違いなく良本。 -
言語学ネタエッセイマンガ。とくに日本語の話が目からうろこだったり、そういえば幼い頃に疑問に思ったなあ、とか面白かった。
言語は直ちに無意識の文化・世界認識作法に繋がり、知ってて・理解してて損はないトリビアいろいろにちょっと視野が広がった気がする。 -
言語学を学んだものとしては、非常に興味深い一冊。
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言葉好きの私には堪らない一冊!!
日本語を中心に様々な言語の「?」に着目し、それついてのトニー&さおりの対話が描かれている。
読み進めるうちに、外から見た日本語により興味を持った。
外国人向けの日本語学習参考書を読んでみたい。 -
『母音の前の「the」を「ジ」と発音しなくてもいい』に衝撃を受けた
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2011.10.13