初恋素描帖 (ダ・ヴィンチブックス)

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  • メディアファクトリー
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  • Amazon.co.jp ・本 (184ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784840123983

感想・レビュー・書評

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  • 中学生の頃の自分を振り返ると、毎日自分のテリトリーや権利を守ることに必死で、人を心から理解しようなんて思わなかったように思う。 もしもう一度中学生になれたら、あの頃とは違った友達ができていたかも…
    そんな気持ちにさせてくれる本です。

  • 中学2年生の一クラス分の初恋短編集。

    こうやって色んな視点から
    読める本は面白い★

    09'06'29

  • 中学2年生の1クラスを中心にした連作短編集です。

    これを読むと、あの頃の甘酸っぱい気持ちがよみがえります。いろんな生徒が出てくるので、誰か一人は自分と似たような子がいるんじゃないかと思います。

    初恋のドキドキ感に浸りたい人にはオススメ!これぞ中2病(笑)

  • 中学2年生の一クラス、20人分の恋愛模様を描いた短編集。
    この作家さんの本はいつも装丁も凝ってて素敵!
    目次が出席簿とか最高にツボ!

    モテる子はモテる子で、モテない子はモテない子で、それぞれがチクッとした痛みみたいなものを抱えながらみんな一生懸命に小さな恋心を抱えている。

    凄く共感出来た女子が2名。
    1人目は、イケメンアイドルの真山くんが大好きなリコちん。
    透明下敷きに、真山くんの切り抜きをいーっぱい挟んでいるところを男子に馬鹿にされ、ファンを辞めようと決意する。
    同じクラスに、真山くん似の男子を見つけ、気になり始めかけていたところになんと真山くんの熱愛報道が!
    ショックを受けつつも、今度はファンレターではなくラブレターを書こうと決意するリコちん。


  • いいなぁ。苦くてもいいから甘くなくてもいいから、こんな体験したかった。

  • L25にてエッセイを連載していた、豊島ミホさんの作品。
    歳と出身地が同じということもあり、興味を持って見ていました。

    内容としては、中学2年生のクラスのそれぞれの恋愛模様が
    各話関わりあいながら描かれているお話。

    甘酸っぱいというよりは、益体もない、どうでも良いようなことで
    真剣に悩んでいたりするのだが、それが何かしら自分でも
    心当たりがあるので、それをとやかくは言えないなぁ、という感じ。

    見ている方が気恥ずかしい(笑)

    「大人が子供の気持ちを描写する」というのは凄いことだな、と
    感心しました。

  • ダ・ヴィンチで連載してた頃から
    ちらほら読んでいましたが
    表紙がいにおさんでびっくりしました。
    豊島さんは年齢が近い作家さんということで
    デビュー当時から注目しています。
    活動休止してしまうのはちょっと淋しいです。

  • 初恋、かあ……

  • 甘酸っぱい。ほろ苦い。だけじゃない---
    あなたの“あの頃”をうずかせる、不慣れな恋の物語。
    “ 思春期まっさかり”の中学2年生×20人の男女それぞれの
    「ままならぬ想い」を描く連作掌編、全20話。
    片想いの子もいれば、両想いの子もあり、恋愛には縁遠い子もあり……。
    各話ごとに主人公(=語り手)が入れ替わり、1話だけ読んでも楽しめるし、
    2話、3話と読むごとに、クラスメイト間の関係性も見えてくる…といった、
    立体的な楽しみ方もできる本です。
    浅野いにお氏による全20人のイラストも必見!の思春期小説、決定版。

  • 某奇妙な本屋に初めて足を運んだ際に購入。完全に衝動買い。たぶん「夜は短し歩けよ乙女」で恋愛要素が読みたくなったから。
    有意義な買い物であったかは人それぞれだと思うが、個人的に読みたい気分だったので素直に買って読んでしまいました。

    内容としてはとにかく甘酸っぱい。ほんと甘酸っぱい。
    そして20人の気持ちをそれぞれの筆致で書き分けるという試みがおもしろかった。
    20人の中学生が描かれているので、読めばきっと自分と重なる誰かと出会えるんじゃないでしょうか。

    この本の二次創作を書きたくなったのは秘密。

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著者プロフィール

2002年、新潮社「女による女のための『R-18』文学賞」で読者賞を受賞し、同年『青空チェリー』刊行でデビュー。著作に『檸檬のころ』『夜の朝顔』『リテイク・シックスティーン』などがある。

「2010年 『神田川デイズ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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