- Amazon.co.jp ・本 (184ページ)
- / ISBN・EAN: 9784840123983
感想・レビュー・書評
-
2012/05/27 読了
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
とある中学校の2年2組の生徒達、それぞれの恋や悩みの物語。
学級文庫として置いてあるが、多くの生徒に読まれている。
生徒たちはこの本を読んで、何を想うのか…!? -
とある中学校の2年2組の生徒達、それぞれの恋や悩みの物語。
浅野いにおさんのイラストも、一人一人の個性が表れていて良いです。
個人的にはアイドル好きな飯田川理子ちゃんが一番気の毒ですよ……折角身近な男の子が気になっても、アイドルじゃないからって手が届くとは限らないのね。
まあこの先人生長いので、理子ちゃんにも理子ちゃんの気になる男の子の松岡くんにも、他の子達にも今はしんどくてもいつかはそれなりに幸せな未来があればいいなと思います。学校を離れて広い世界に出れば変わって来る事もあるし。
私も中高生の頃は不満ばかりだったけど、今はそれなりに楽しいから。 -
まだ十四歳だし女子中学生なので、好きな人ができたら星に祈ったりしてみたい。辞書引いてて偶然その人の名前の漢字が目に入ったら、ひとりで勉強中でも顔赤らめたりしたい。そして友だちと恋バナしてきゃあきゃあ言ってみたい。それくらいの望みはある。
なのに、あたしの恋はどうしてこんなにぎすぎすしてるんだろう。 -
狭い狭い世界。
それが全部。
自分勝手で、無関心なようで必死。
大切な人に大切だと伝える術も
大切に守ってあげる術も知らない。
絶対に戻れない空気。
うらやましい。
けど根本は大人になっても変わらないよ。 -
自分の中学校の頃にはない様々な経験が描かれていて,新鮮です。
一つの物語を違う人物の視点で描かれているため,どんな設定かは忘れてしまいますが,面白かったです。 -
小学生程幼くなく
高校生程大人ではない。
そんな時期だからこその
微妙な恋愛が
凄くリアルです。 -
中学生男女20人の青春群像劇。豊島さんのこういう手法、好きです。もうきゅんとします。好きな人には思いが届かず、好きでない人からは思われて。うまくいかないものだよね。イラストが浅野いにおさんというのも嬉しい。
自分の思いだけで精一杯だったけど、一クラス30何人分の思いで溢れていたんだよね、みんないろんなこと考えてたんだよね、もっといろんな人と話してみたらおもしろかったのかなぁ。毎年、自動的に何十人との出会いが与えられていた学生時代の贅沢さ。
2010年より執筆活動休止中の豊島さん。復活を願っています。
★3.5 -
つぎつぎ繋がっていく連作短編集が好きなのだが、
これは1話1話が短すぎて、その意味では物足りない。