山手線に新駅ができる本当の理由 (メディアファクトリー新書)

著者 :
  • メディアファクトリー
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感想 : 51
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  • Amazon.co.jp ・本 (197ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784840146968

感想・レビュー・書評

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  • 少し妄想系かなぁ。どうするんだろ?

  • 1128読了。
    山の手線京浜東北線の混雑緩和のための東北縦貫線ありき。線路が通ることで車両基地を他に(田端)移動できる。跡地を有効活用。線路を移動する必要あるので、駅も作る。
    品川はリニアモーターの駅になる。成田羽田を結ぶ線作る構想。新東京駅。

  • かなりの前向きな話で、妄想も含まれていましたが、これからの東京に期待が持てました。
    またこれからの都市開発について考えられていることが分かってよかった。

  • 本当の理由はさておき、都市政策上、品川のアノエリアの再開発の機会を有効活用することが重要ということがよくわかる。鉄道好きな自分にとってはもっとテツな話があっても嬉しいものだが、新しい街が東京を変えていくという時代の変化を見られるのは非常にうれしいことで、ここに書いてあるような明るい未来になることを願うわけです。

  • 2012年の年始に新聞各紙に掲載された、「山手線に新駅誕生」のニュース。
    対象となる品川~田町間は毎日のように電車で通っている区間なので、「どのあたりに駅ができるのだろう」と興味を持っていました。
    その新駅について、興味深い題名の新書が出版されていたことを知り、読んでみることにしました。
    著者は、都市政策の専門家。
    現在の日本のおかれている状況、および過去の都市政策の事例を踏まえると、山手線新駅は「爆発的なインパクト」を秘めた存在であり、その推進には「ニッポンの復活」がかかっているというのが、本書全体を通じての主張です。
    ポイントは、東京という都市の持つパワーと、その東京の中で、空港と新幹線の両方とのアクセスに優位な、品川地区の立地の良さが挙げられています。
    前者については、山手線各駅から伸びる路線により、関東1都6県の3500万人という、世界でも群を抜く人口を結びつける東京のポテンシャルが、各種数値を提示して説明されています。
    しかしその東京の地位も、中国をはじめとするアジアの各都市に追い上げられている。
    その中で再度、優位性を確立する手段として、①空の便:成田と羽田という二つの空港を有機的に活用すること、②陸の便:在来線をつなげ、そして新幹線・リニアという高速網の能力を最大限に活かすこと、を挙げています。
    都市政策に関する本はこれまで、ほとんど読んだことが無いのですが、大きなスケールで未来を描くという、魅力的な分野だなあと、感じました。
    東京への一極集中については、異論のある人も多いですし、またこの本の内容には希望的観測も含んでいるとは思います。
    しかし日本という国が世界の国々の中で今後も、活力を保っていくためには、本書のようなことを考え、実践していくことが、必要なのだろうなと感じました。
    日本の未来について、久しぶりに明るさを感じさせてもらえた、一冊でした。

  • 2020年、山手線品川駅と田町駅の間に山手線30番目の駅ができる。その土地は現在車両基地として使われている土地で、大規模再開発が新駅の整備とともに行われる。その新駅・再開発を軸に新たな品川周辺の都市計画、つまり、羽田空港(海外)、関西地域からのアクセスを生かした新たな東京の中心となる都市の展望が書かれた本。

    私は、現在建築学を学んでいる院生であり、来年からは建設会社で勤務する。今の建設業界は何かと暗い話題が多いが、この本には新駅と開発という建設業界にとっても関わりのあるネタが、ポジティブに書かれており、何より心踊る気持ちとなる本であった。
    願わくは、この本で描かれているプロジェクトが建設業界、そして日本を元気にする起爆剤となることを祈ります。

  • 都市計画モノきらいじゃないんだけど、まあネタ絞りすぎてるだけに間延び感

  • 面白いです。

  • どうなる品川・高輪周辺。どうなる品川東口界隈。

  • 面白かったです!新しい駅が出来る、ただそれだけのことだと思っている人がほとんどだと思いますが、これによってまた都心が大きく変わろうとしているのではないかと感じられ、少しわくわくしました。ちょっと話が大きくなりすぎているかなと思うところもありますが、鉄道好きでなくても楽しめる本だと思いました。

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著者プロフィール

明治大学名誉教授。東京の本郷に1947年に生まれ育つ。早稲田大学理工学部建築学科、同大学院修士課程、博士課程(都市計画)を経て、カナダ政府留学生として、カナダ都市計画の権威であるウォータールー大学大学院博士課程(都市地域計画)を修了(Ph.D.)。一級建築士でもある。ODAのシンクタンク(財)国際開発センターなどを経て、富士総合研究所(現、みずほ情報総研)主席研究員の後、現職。日本と東京のこれからについて語るために国内、海外で幅広く活動する他、東京の研究をライフワークとして30年以上にわたり継続している。『東京一極集中が日本を救う』(ディスカヴァー携書)、『東京2025ポスト五輪の都市戦略』(東洋経済新報社)、『山手線に新駅ができる本当の理由』(KADOKAWAメディアファクトリー新書)など著書多数。NHK「特報・首都圏」、日本テレビ系「スッキリ」、TBSテレビ系「ひるおび」、テレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」などテレビ出演多数。

「2021年 『新宿の逆襲』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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