心のざわざわ・イライラを消すがんばりすぎない休み方 すき間時間で始めるマインドフルネス

著者 :
  • 文響社
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  • Amazon.co.jp ・本 (160ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784866510507

作品紹介・あらすじ

ついつい頑張りすぎて、忙しい毎日に流されるように生きていませんか。
ハーバードやスタンフォードでも大人気の心のトレーニング、マインドフルネスを生活にとり入れて、
自分を大切に暮らす方法。
「歩く」「食べる」「家事をする」など、日常の動作にマインドフルネスの習慣を組み込むコツ64。
マインドフルネスとは、「今、この瞬間に集中している」心の状態のこと。
まとまった休む時間がなくても、マインドフルな瞬間を増やすだけで心が軽く、楽になります。

感想・レビュー・書評

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  • 丁寧に「今」に集中して生きましょう、ということが書かれた本。北村みなみさんのイラストが魅力的で、実践してみようかなという気持ちにさせてくれる。

  • 忙しい毎日のちょっとした時間を使ってできるマインドフルネスが紹介されている一冊。仕事やSNS疲れに加えて、コロナで不安も高まっている今だからこそ、立ち止まって時間を味わうことの大切さを痛感する。何回も読み直しながら、休めるすき間を増やしていきたくなる。

    マインドフルネスに興味があったので、それをやわらかく伝えてくれるこの本に出会えてよかった。全般性不安障害と暮らしているぼくには実践したいことがたくさん。不安は過去や未来を考えると現れる。どうにもできない過去や未来ではなく、現在に目を向けて生きる工夫を始めていきたい。

    あと、桜井章一さんの『負けない技術』に綴られた平常心についての話も、この考えに通じてくるのかなと感じた。
    「『平常心とは、なにがあっても揺れない心』と多くの人が解釈していると思う。だが、私の平常心に対する解釈はちょっと違う。私の考える平常心とは、日常という『常』を大事にすること。日々の暮らしを大事にする、そんな当たり前の気持ちこそが平常心なのだ。」


    ぼくが特に参考になった項目を引用しておきます。

    「ハンドクリームを塗りながら手を見る。当たり前の手の感覚に、意識を向ける。」

    「自分自身がかゆみ、痛みと同一化しない。客観的に観察する。」

    「一口だけでもしっかり味わえば、衝動的に食べ過ぎない。」

    「ネガティブな感情を認めて味わうことが、なぜそう感じるかを考える入り口となります。」

    「紙に書き出して、終わったことを頭から吐き出す。仕事の『チェックアウト』」

    「ほめ言葉を考えるだけで、プラスの気持ちが湧いてくる。」

    「誰にも見られていないときにゴミを拾う」
    (ぼくは買い物のおつりの一円を募金箱に入れたりしてる。小さな行動だけど何かできたという気持ちになれるのでお薦め)

  • ピラティスを始めてから、マインドフルネス、今に集中する、という概念を勉強したくてこの本を借りた。
    ほかにも、マインドフルネス入門(ジャン・チョーズン・ベイズ著)を購入したが、基本は同じ内容だった。ただ、こちらのほうが、文字フォントの工夫だったり、図が入っていることで読みやすかった。

    今の自分の体や思考に意識を向けることで精神統一状態に持っていく。
    過去の後悔や未来の不安にとらわれず、今の自分の状態把握に集中する。自己分析の大事さや目標設定の大事さもよくわかるが、過去にとらわれやすく、目標設定が不得意な自分にとって、マインドフルネスはちょうどよく、自分をより知る方法だった。


    さすがに全部は急にできないが、五感を大事にすること、何かをする前に冷静に自分の行動を見つめること。何かを衝動的にやるのが必要な時もあるけど(特にうだうだ悩んでタイミングを逃す臆病な人には)、本当に必要か冷静に考える思考を手に入れられるのは大事だと思う。
    将来の不安や過去の失敗にとらわれず、今必要か考える思考だったり、今持っているものに感謝する思考だったり、今の自分を大事にしようと思えるプロセスがいっぱいあった。



    ☆個人的に参考になったワーク☆
    ・まずは姿勢を整える
     →ピラティスとマッチしていてやりやすそう
    ・美味しいお酒を適量飲む
     →コロナでオンライン飲みが増えたが、自分の適量を知れたのはよかった。今後は会食できるようになっても、飲み放題につられずに、適量でいこうと思う。
    ・もやもやした感情に名前を付けて書き出す
     →もともと言語化できるようになりたいという目標とマッチしていてやってみたい
    ・寝る前にマインドフルを行う
     →呼吸に集中して、リラックスして眠って、体調を整える
    ・エレベータの中で呼吸を数える
     →今誰ともしゃべらないのでやりやすそう
    ・誰も見ていないところで善行を行う
     →承認欲求のコントロールに役立ちそう
    ・不要なものを買いこまない
     →今のところこれが一番難しいが達成したい。
    ・相手に対するほめ言葉を考え、感謝の言葉を考え、伝える
     →なかなか対面で話す機会がないが、関わる人が少なくなった今、周りの人との関係をよくしたい

    ☆これはちょっとワーク☆
    ・シベリア鉄道にのって冷静になる
     →ロマンス特急あたりじゃだめですか
    ・理想の未来を想像する
     →マインドフルネスの行為じゃないよね?卒業試験?
    ・何のために生きるのか考える
     →ちょっと壮大過ぎてマインドフルとして行うには今は難しいな

    • goya626さん
      うひゃあ、シベリア鉄道に乘るって冗談すか、て感じですね。景色が延々と単調なので、よけいにあれこれ考えてしまうのでないかなあ。
      うひゃあ、シベリア鉄道に乘るって冗談すか、て感じですね。景色が延々と単調なので、よけいにあれこれ考えてしまうのでないかなあ。
      2021/01/06
    • ほしこさん
      goya626さま
      コメントありがとうございます。サンライズ出雲の1泊で腰やら背中やらがバッキバキになったのに、6泊7日も列車で過ごせる気...
      goya626さま
      コメントありがとうございます。サンライズ出雲の1泊で腰やら背中やらがバッキバキになったのに、6泊7日も列車で過ごせる気がしません(汗)
      そして全然スキマ時間じゃできないので、普通のやり方では満足できない人用か、最終試験なのだと思います(笑)

      2021/01/06
    • goya626さん
      6泊7日で行けてしまうのですか。意外と速いような。金も無茶苦茶かかりそうだし、確かに最終兵器ですね。
      6泊7日で行けてしまうのですか。意外と速いような。金も無茶苦茶かかりそうだし、確かに最終兵器ですね。
      2021/01/06
  • マインドフルネスのススメの本。
    例えば、顔を洗うときはそれに集中して丁寧に洗うとか、コップの水を両手で持って飲むなど、自分を見つめ直すとともに、丁寧に生きることに繋がるコツのようなことが書いてあり、マインドフルネス初心者でも、ちょっと始めてみようかな、と思えることも色々ありました。

    新しい年は、少し心に余裕を持って丁寧に生きたいと思います。

  • 「誰だって、いつも絶好調な人はいません」「マインドフルネスとは、心の平静を取り戻す技術であり、自分以外のなにかに縛られている自分に気づき、本来の自分を選択する技術」
    できない自分を責めずに、過去でもなく未来でもなく「今」に集中する。不安に呑み込まれそうな時、ゆっくり読み直して心の穏やかさを取り戻したい、そんな一冊でした。

  • 定期的に読もうと思った。
    自分の生活習慣の乱れや余裕がないと感じた時にじっくり読んでマインドフルネスを取り入れてみようと思った。
    夢100リストをメモに書いてみてワクワクした。楽しみになった。

  • マインドフルネスについては以前から関心があり、手元にありました。サッと読み進めるのが出来るところは嬉しい。ときどき意識して生きようと思いました。

  • からだが病気ではない、ということだけだは本当の健康ではない。
    ハンドクリームを塗る時に自分の手を観察するマインドフルネスは試してみたいなと思った!
    仕事を始める前のルーティンにすると良さそう
    ワークもたくさんあるので、1つずつ自分にといていきたい。

  • マインドフルネスを扱った本は読むだけでなんとなく癒される〜

  • マインドフルネスという言葉と考え方を初めて知った。

    普段何気なくしていた事がマインドフルネスだったりして、自分のことをより好きになれた。

    心が丈夫になれる、そんな本でした。

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著者プロフィール

荻野淳也
一般社団法人マインドフルリーダーシップインスティテュート代表理事。慶応大学卒、外資系コンサルタントやベンチャー企業のIPO担当や取締役を経て、リーダーシップ開発、組織開発の分野で、一部上場企業からベンチャー企業までを対象にしたコンサルティング、トレーニング、エグゼクティブコーチングに従事。
ミッションマネジメント、マインドフルリーダーシップ、マインドフルコーチングという軸で、リーダーや組織の本質的な課題にフォーカスし、リーダーや組織の変容を支援している。Googleで開発されたSIYの認定講師。
慶應義塾大学大学院 システムデザインマネジメント研究科・研究員、特定非営利活動法人いい会社をふやしましょう・共同発起人でもある。
共著書に『世界のトップエリートが実践する集中力の鍛え方』(JMAM)、監修・解説として『マンガでわかるグーグルのマインドフルネス革命』(サンガ出版)『スタンフォードの脳外科医が教わった人生の扉を開く最強のマジック』(ジェームス・ドゥティ著 プレジデント社)などがある。

「2022年 『心のモヤモヤを書いて消す マインドフルネス・ノート』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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