プルメリアのころ。 (Holly NOVELS)

著者 :
  • スコラマガジン(蒼竜社)
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感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784883864423

感想・レビュー・書評

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  • 1945シリーズ完結作。
    カズイと千歳の物語。千歳は今までのキャラクターの中でもかなりのおっとりキャラで、物語自体もそこまで緊迫した雰囲気では進まない。けれど千歳の持つ孤独、不安や恐怖は今までのシリーズのキャラたちも感じていたこと。ただ、彼らがそれを表になかなか出さなかったということだけ…。そんな心を包んであげるカズイという図式も、今までと同じ。今までのペア達もやってきたことを、このカズイ千歳ペアが一番言葉にして、そして心繋げたのかなという印象がする。千歳がよく泣くからっていうのもあるのかな…。でもそんな千歳もカズイのためにと頑張る健気で芯の強いところがある。愛しい!
    それぞれのペア、皆出会えてよかったね…!となるんだけれど今回も本当にそう。お互いの唯一に出会えて本当によかったね…!という気持ち。

著者プロフィール

小説家。代表作『天球儀の海』『さよならトロイメライ』『初恋をやりなおすにあたって』(キャラ文庫)、最新刊『雪降る王妃と春のめざめ花降る王子の婚礼2』(キャラ文庫)。

「2021年 『笠井あゆみイラストカードブック 旦那はんと痴話喧嘩』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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