マーケティング22の法則: 売れるもマーケ 当たるもマーケ
- 東急エージェンシー (1994年1月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (231ページ)
- / ISBN・EAN: 9784884970239
感想・レビュー・書評
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マーケティングに関する22の法則が書かれています。具体的な事例も載っていてわかりやすいです。
人はほんのわずかな経験から自分が正しいと思い込んでいて、事実と知覚の区別がつかない。そして一度心の中に作られた印象は変わることはないという指摘は、自分自身にも思い当たる節がありハッとされられます。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
記憶させろ、と。
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古い本だからこそ現在の企業の成り行き対比が可能である。
マーケティングの単純だけれども踏み込みにくい法則が解りやすく紹介してあります。
私も迷わず商品に対して一撃必殺の魂を宿らせたいものです。 -
マーケティングを初めて勉強するのに最適な入門書。マーケティング上の鉄則が分かりやすい実例とともに22の法則と行った形式で紹介される。それぞれの法則が独立しているので、どこから本を読んでもよく、読み手としては非常に読解しやすい内容だった。
マーケティングでは、個々の商品の持てる力(性能、内容、USP)で勝負するのではなく知覚をめぐる戦いだという言葉が印象的だった。生活者の中での目指すべき知覚を形成する為のマーケティングであり、そのための22の法則である。全ての法則はその一点、「知覚」の為に集約される。 -
・目的
所有するメディアが大きくなり、顧客のマーケティング活動を支援する段階になったので、そもそもマーケティングとは何か?自社メディアをどのように活用すれば貢献できるのかを学ぶため読んだ
・サマリー
マーケティングは商品の戦いではなく、知覚の戦いである。一番最初に顧客の知覚に入り込み、その知覚を独占する事が重要である。つまり、その商品カテゴリを独占するためには、商品カテゴリ=商品名になる事が重要という事である。顧客の心の中にただ一言の言葉を植え付ける事が最重要なのである。製品ラインは単純に拡張するのでなく、カテゴリを新たに創造する上で拡張するべきである。
・アクション
22の法則とのことであったが、多くの法則がポジショニング戦略に基づいていると考えた。ポジショニング戦略を中心に読み込み、企業のマーケティング活動にどう貢献するかを学ぶ -
この書自体は、20年近く前のものになる。この間に、社会を取り巻く環境、特に情報通信における環境は劇的に変化した。しかしながら、この書が持つ価値は何ら損なわれることはない。なぜなら、「マーケティングとは、売り手が決めるものじゃない。顧客・見込客が決めるものだ」とのシンプルな原則が貫かれているからだ。本文中の言葉を用いるならば、「マーケティングとは、商品をめぐる戦いではない。知覚をめぐる戦いなのだ」
本書の中で述べられている22の法則は、どれもこれも素直に首肯できるものであり、かつ実践的である。豊富な事例に支えられているので、あっさりと読めるのだが、久しぶりに1日かけてノートに整理してみた。 -
著者が考える法則(やるべきことor やってはいけない)が22個、事例と一緒に紹介されてる。
1994年の著作だけど、今でも十分ためになる内容なんじゃないかと思う。
マーケティングとは商品の戦いではない。知覚の戦いなのである。 (P47) -
『星野リゾートの教科書』と『実践 起業塾』に載っていたので読んでみました。
かなり面白かったです。最近流行の右脳思考に通じるものがあるかもしれません。人の知覚はロジックでは変えられないから、とにかく相手の頭に真っ先に飛び込んで確固たるイメージを作り上げることが大事だとか。
確かに、よく知らない町で昼飯をどうしようかと思ったとき、特にこだわりがなければとりあえず大戸屋やその他のチェーン店に行ってしまいます。もしかすると、隣の個人経営の食堂が素晴らしく美味しいのかもしれませんが、まったく知らないので選択肢にはなりにくい。
モノとサービスの質だけではなく、ブランドとして知覚されなければこの世にないのと同じです。
そういう類の話が上手くまとめられています。 -
オンリーワンになることは創造的な仕事であり、それには考えるまでもなく困難がつきまとう。でも、それを成し得たときは果実はでかいし、何よりそのカテゴリーがその人の名刺になる。自分もそういう人間になっていきたいなと思いつつ。