往復書簡 初恋と不倫

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著者 : 坂元裕二
  • リトル・モア (2017年6月26日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784898154618

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往復書簡 初恋と不倫の感想・レビュー・書評

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  • これは...こんなに先の読めない、起承転結が何回あるんだろうみたいな、ジェットコースターみたいな話が2つも書けるなんて天才だと思う。初恋の方も素敵で、ロマンティックで良かったけど、不倫の方を読みきると初恋のこと忘れちゃうくらい、パンチ効いてた。関連があるようでなかった豆生田の設定も素敵。すとんとは落ちない展開もいくつかあったけども、そんな違和感も感じさせないくらいのスリル感じが最高だった。
    ●絶望って、ありえたかもしれない希望のことを言うのだと思う
    ●人間の心で制御出来ないのは、嫉妬とプライドだ。だけどその二つがない人間には何も出来ない。それは生きるための糧でもあるから
    ●大切な人を守りたいのなら、その人の手を引くだけでは足りない。その人の周りの環境もかえなくてはならない。
    抜き出してみると、初恋の方は名言ばっかりだ。響いた。

  • 往復書簡ってだけで胸アツなのに、中身がまた、これ。村上春樹を易しくした具合の。話が横道にそれる感じが好き。ズレてしまった愛情が好き。

  • 坂元さんの小説は初めて読ませてもらったけど、言葉選びや物語の間がとても好き。
    この小説はメールや手紙の文章のみで成り立っていて、でもそれだけでも背景がちゃんと頭の中で成り立つ。
    読んで思ったのは大人になるとなぜストレートに物事を言えなくなるんだろうな。今そこで言うべき事、やるべき事を言わない、やらないだけで後悔したり最悪な事態を引き起こす。人生は常に綱渡りですね。
    今日他人の身に起こったことは自分にも起こるんだよ。
    そうだよな。

  • 会話みたいなかんじで構成されてて、読む前は違和感ありそうだなあと思ってたけど、そんなことまったくなくて、一瞬で引き込まれた。

    1つめ
    周りも全部変えなきゃいけない。
    濃い。そっか。だから殺して、自分も死のうとしたんだ。そうしないと三崎さんのこと完全に守れないから。お互い助けられたことがあって、それを忘れてなくて、なんか辛かった。きっとこのあと会えただろうけど、会うところも見たかったな。

    2つめ
    なんか、ズンっときた。でもこっちは会うことができてた。それは初恋じゃなくて、不倫なんだけど。

    坂元さんの書く台詞がすきだ。繰り返して言うかんじ。いい。
    わたしは1つめの話のほうがすきだった。

  • 銀座の蔦屋で購入。
    男子大学生2人のうち、1人が本作をパラパラと読みとても強く惹かれているのを見てつい購入。
    その大学生は買いたいけど金銭的事情なのかスペースの問題なのか自分では買わず友人に買わせようとして玉砕してた。
    私は買うから読んだら貸すよ?とつい見知らぬ彼らに心の中で訴えてしまった。
    そんな話はどうでもよく、この人、脚本家だったんだー。
    そして代表作はどれも好きなドラマでびっくり。
    カルテットも作られてたそうで、一作目の「不帰の初恋、海老名SA」の玉埜くんが高橋一生さんとなり、とても良かった。
    往復書簡で話は進んでいく。
    淡々と、でも時折くすりとさせられる往復書簡。
    そして物語は思わぬ方向へ話は進んでいく。
    往復書簡だけのやり取りなのに、とても進め方が上手い。
    ぐいぐい引き込まれていく。

    二作目の「カラシニコフ不倫海峡」は、壊れた2人が少しずつ寄り添うように心を治すよう進んでいくのが、切なくも悲しかったのに、え、そうなの!?とまさかの展開。
    上手いなー。

  • お洒落。

    手紙とメールのやり取りだけの本。ステキ

  • 「坂元裕二」
    センスと読む

  • 912.6

  • ‪対話劇「不帰の初恋、海老名SA」「カラシニコフ不倫海峡」のシナリオだが、手紙(メール)の交換だけで展開。場面設定も状況描写もなく、会話だけで進むドラマに引き込まれる。ドラマ『カルテット』にあった小ネタも随所にあり魅了される。‬

  • 一つ一つの台詞が、人間くさくて、あたたかで。ちょっと、ユーモアもきいていて。坂元裕二さんがあたたかなひとだということが、すーぐ、伝わってくる。

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