かなわない

著者 :
  • タバブックス
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  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784907053123

感想・レビュー・書評

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  • 読み進めるのがつらい。どうしてこんなに赤裸々に書けるのでしょう。書かずにはいられないのかな。娘さんたちが心配。
    家族最後の日も一緒に買ったけれど、開けない。

  • くそ女が。こどもに虐待してるやん。くそが。

  • 読むのがとてもしんどい本だった。自分本位といえば、そうだが、皆そうだと思う。母親になったとしたら、私もこういう感じだったのではないかとか、結婚するときに恐れていたことを実現している人かもしれないと思ったり、自分に似ていると思ってしまう。ただただ、石田さんの存在に救われるので、この方が亡くなってしまったことが悲しい。植本さんに会いたいとは思わないが、石田さんには接してみたかった。

  • 写真家の日記。自己肯定感の低さについて相談した専門の先生からの回答が自分にも刺さりすぎたのでメモ。

    コンプレックスの塊。親から勝ち負けじゃない価値観を教えられてないのです。そういう人は周りに嫌われるので浮いていたでしょうし、浮くことでより強く、勝たなければ世間はこういう扱いをするんだと思い込み、勝ちにこだわるのです。

    不安な人は相対価値にすがります。絶対の自信がないので、人と比べてより強く、より良く、そうやって比較から自分に価値をつけようとします。

  • 気持ちはわかる。環境がそうさせてしまったんだろうとも思う。でも好きな人が自宅に怒鳴り込みにきた話を見て、どうしてこんな人を好きになったんだろうと思った。
    ECDさんはただ変わらずいつもそこにいて、いつもそこにいた。

  • ラスト100ページまでは、斜め読みでページをめくっていた。この本がリアルなブログからの引用だとしらず読み始めたので少し知識不足だった。
    しかし、先生とのやり取りを見ていると不思議と自分が許されているような気持ちになる。
    私たちは私たちであるしかなく自分の根底をしっかり持って、毎日毎秒を選ぶことで生きていくしかない。
    人と違うということで自分が生きていることの喜びを噛みしめたい。そしてそれが生きる糧となりたい。

  • 読んでいてものすごく辛いというかしんどいのに、止められなかった本。こんなのは久しぶり。

    石田家の話しと石田さんの癌についてのことかと思ったら、違った(それは「家族最後の日」のほう)。もっと、一子さん本人のこと。
    かなわない、は「叶わない」であり「敵わない」であり「適わない」である。

    たぶんすっごく嫌悪する人と分かる人がいるんだろうな。

  • 飛行機や新幹線から見るまだ見知らぬ人のただの物語を俯瞰しているに過ぎない。客観視しかされていない、主観が見えないECDが、なのにひたすら格好いい。

  • かなりひきこまれて読みました。
    とても正直な人ですね。
    うわあーひどい、と思いながらも、なぜか読み続けてしまう魅力が文章と彼女の気持ちの移り変わりにあります。

  • 2018/03/06
    2020/05/04

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著者プロフィール

植本 一子(うえもと・いちこ):写真家。1984年、広島県生まれ。2003年、キヤノン写真新世紀で優秀賞。2013年から下北沢に自然光を使った写真館「天然スタジオ」をかまえる。主な著作に『愛は時間がかかる』『かなわない』『家族最後の日』『降伏の記録』『台風一過』『うれしい生活』『家族最初の日』などがある。

「2024年 『さびしさについて』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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