- Amazon.co.jp ・映画
- / ISBN・EAN: 4907953035584
感想・レビュー・書評
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(Amazonより)
【ストーリー】
アナ、11歳。
白血病の姉・ケイトを救うために、ドナーとして“創られて”生まれてきた。ケイトに生きて欲しい―その想いは、家族みんな同じだと疑わなかった母・サラは、ある日信じられない知らせを受ける。「もう、姉のために手術を受けるのは嫌。自分の体は、自分で守りたい」とアナが両親を訴えたのだ。
病気と闘いながらも幸せだった家族に訪れた、突然の出来事。いったい何故、アナは突然大好きな姉を救うことをやめる決意をしたのか?
その決断の裏には、驚くべき真実が隠されていた―。
ケイトの笑顔とアナの献身的な姿がとても印象に残っています。
キャメロン・ディアスが演じるお母さんの気持ちもわかるので 責める気にはなれませんし 死にたいと思うケイトの気持ちもわかるような気がします。
観終えてみて思ったのですが 子供を助けたいがための子作りは新しい問題を生んでしまうんだな...詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
泣いた〜 泣いたな〜
本当のワケを知ったとき泣いたな〜
自分の生命を医療にばかり委ねたくは誰だってないよね。医療は選択肢を提供してほしい、治療と延命だけではなく生活できるために思いやりをもたないとね!
生活することは人生をまっとうすること、長さも大切だし深さも大切。
命は有限であることを遠ざけないで時々思い出さないと傲慢な生き方になるかも。
ただ生きるより、どう生きたかだね〜
今を楽しく、幸せに!
ぜひ〜 -
控えめに言って、最高に感動できる映画でした。
白血病の姉ケイトを死なせないために産まれてきた試験管ベビーのアンナ。
母親であるサラはケイトを絶対に死なせないと、あらゆる手段を使う。
失読症の長男ジェシーに、父親のブライアンを含めた家族に重くのしかかるケイトの病気。
それぞれの言い分がある。
皆がそれぞれの立場で必死に生きるからこそ、対立もする。
それぞれの立場に立てば、それぞれの気持ちが理解できる。
最後、子供たちは皆、母親のことが大好きなのだと知れて安心しました。
感動できる映画を挙げろと言われたら、間違いなくこの作品を挙げるでしょう。
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感想を書こうとして、タイトル検索して、大変な高評価にビックリ。
えー そうなんだ、と思った。私は嫌いだったから。
そもそも難病ものが好きじゃないので、普段から点が辛くなりがちなんだけれども。
この映画は、特に結末が嫌だったかな。
最後の方は慣れたけど、序盤、小さな子がきつい検査や治療を受けている様子を見るだけですっかり疲弊してしまった。現実にこの世に多くいる同じ立場の親御さんの気持ちをどうしても想像してしまう。
しかし、恋人のテイラーの登場はとても良かった。
とってもかっこいい男の子だと思った。
病と闘う子を持つすべての親の夢の結晶のような存在かもしれない。
親には与えることのできない種類の愛だから。
病床のケイト役の女の子、この子何で見た子だっけ、この、いつも口をとがらせているあの不機嫌な顔、何のドラマだっけと思い出せなくて、映画を見ている間中ずーっと考えていて、今Wikiを見て、『ミディアム 霊能者アリソン・デュボア』のお姉ちゃん(アリエル)だとやっと分かった。あースッキリ。
見ているだけでこんなに辛いんだから、演じるのはもっと大変だっただろうな。
Wikiを見たのは、キャストを確認したかったからなのだけど、原作についての記述を読んで驚愕した。全く違う結末。
Wikiを読んだ限りでは、原作の方がだんぜん良さそうだった。特に、この映画の結末が好きじゃない私には。
アレック・ボールドウィンの飼っていた犬の役割がよく分からなかったのだけど、Wikiの原作についての説明を読んでやっと理解した。そこはもう少し分かりやすく描いてほしかったかな・・・ -
姉のドナーになるために生まれてきた妹の権利と、姉の命の重さ、どちらを取るのかというのが表面的なテーマですが、実際のところは死と戦い続ける現代の風潮に「ちょっと待てよ」と問いかける作品だったと思います。
患者はもう死を受け入れているのに、周りの人間が「諦めるな」、「まだ生きるんだ」と励まそうとする。しかし、死を受け入れてしまった人はもう精神的に成熟していてニコニコしているだけだったりします。最後の親族と一緒にいた時間、母と二人きりになった時間が象徴的でした。当初不利だった裁判の勝訴判決も、子供が命の重さを理解した上で死を選ぼうとしていると認めたものでしょう。いい人生だった、と総括できる人はやっぱり幸せなんだと思います。