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- / ISBN・EAN: 4988135805799
感想・レビュー・書評
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無実の妻殺しの罪でショーシャンク刑務所に入った主人公は、服役前は銀行の副頭取をやっていたインテリのエリート。
最初は荒々しい刑務所で散々な目にあうが、ひょんなことから銀行員だった頃のスキルを活かして看守や所長に減税や資金運用などのアドバイスをするようになり、刑務所内で友達や仲間ができ…
無実の罪で終身刑を食らった主人公が、しかし希望を捨てずに生きてゆく話。
時間を忘れて見入ってしまう魅力的なストーリーとキャラクター。見終わったあとはじーんと余韻に浸る感覚と、スカッと気持ちよく心をリセットできたような感覚を同時に味わえる。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ショーシャンク刑務所に、若き銀行の副頭取だったアンディ・デュフレーン(ティム・ロビンス)が、妻と間男を殺害した罪で入所してきた。
最初は刑務所の「しきたり」にも逆らい孤立していたアンディだったが、刑務所内の古株で“調達係 ”のレッド(モーガン・フリーマン)は彼に他の受刑者達とは違う何かを感じていた。
そんなアンディが入所した2年後のある時、アンディは監視役のハドレー刑務主任(クランシー・ブラウン)が抱えていた遺産相続問題を解決する事の報酬として、受刑者仲間たちへのビールを獲得する。
この一件を機に、アンディは刑務所職員からも受刑者仲間からも、一目置かれる存在になっていく。
アンディは刑務官に節税対策を教える替わりに刑務所の施設などの改善を働きかける。
アンディは刑務所の仲間に希望を与えていく。
刑務所の劣悪な環境に負けず自分の信念を貫くアンディからどんな劣悪な環境に置かれても心の豊かさや希望を失わないこと、出所したブルックスの末路からは刑務所を出て社会で更生することの難しさを教えてくれる傑作映画です。
刑務所の放送施設を使いアンディが「フィガロの結婚」を大音量で流すシーンなど忘れ難い名シーンが多く、痛快でユーモラスで感動的な傑作映画です。-
daiyuuki24さん、こんにちは✩︎*॰ ( ¨̮ ) ॰*✩︎
この映画は、随分前に観たのですが、こんなに感動に震えた作品はないと言っ...daiyuuki24さん、こんにちは✩︎*॰ ( ¨̮ ) ॰*✩︎
この映画は、随分前に観たのですが、こんなに感動に震えた作品はないと言っても
過言じゃない素晴らしい作品でしたね。
何度観ても泣けちゃうし‧⁺◟︎( ᵒ̴̶̷̥́ ·̫ ᵒ̴̶̷̣̥̀ )
清々しい希望に満ちた気持ちになれる。
スティーブン・キング原作の小説を、脚本も手がけたフランク・ダラボン監督が映画化した『ショーシャンクの空に』は
“不朽の名作”だと思う。
映画作品の『ショーシャンク』はキャスティングも絶妙で、若かりし頃のティム.ロビンスとモーガン.フリーマン淡々とした演技が、とても良かった。
私が好きで心に残る言葉は
「人からは決して奪えないものがある。それは音楽と希望だ」
「選択は2つだけ。必死に生きるか。必死に死ぬか。」
daiyuuki24さん、いつもありがとうございます♪
本棚に登録された映画のレビューで
作品を知ったり、回顧するようで楽しいです♡︎⍢⃝︎♡︎
今後ともよろしくお願いします( ˶ˆ꒳ˆ˵ )2023/01/17 -
2023/01/17
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何の期待もせず、何の前情報も知らずにこの作品を観れた幸せに感謝。
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“懲罰房は?
快適だった
二週間もいて?まさに地獄だ
そうさ
音楽を聞いてた
穴蔵でレコードを?
頭の中でさ、心でも
音楽は決して人から奪えない”
“心の豊かさを失ってはだめだ
心の中には何かある
だれにも奪えないある物が
それは何だ
希望だ” -
母が大好きな映画で、大学受験で失敗して浪人が決まったときに、たまたま映画館でやっていたので母に連れられてみました
予告も何もみずに、どんな映画かも知らずみましたが、(諦めないってこんなにも絶望的だけど奇跡さえ起こるんだ)と、自分の悩みが小さく思えるほど感動しました
自分1人だったら絶対にみないジャンルの映画ですが、浪人が決まったときに、この映画に出会わせてくれた母に感謝しています -
『ショーシャンクの空に』がBSで放映されてたので観た。
たぶん、観てない人の方が少ない映画だと思います。日本では95年公開で、僕が初めて観たのは高校生の頃だったので、ビデオ化されてすぐの頃に観たんじゃないかなと思う。前回観たのは5〜6年前。
で、これも実存についての話。
『タクシードライバー』も『ブレードランナー』もそうだったけど、「人間はなぜ生きているのか、生きる意味とは何か」「どのように生きるか」という映画。
これはなぜかと言うと、現代社会(アメリカや日本ほか先進国)は基本的に「自由」だからです。神様に決められてないから、自分でどう生きるかを決めなければならない。
今を生きる人間全員に共通することで、だから誰が観ても面白い。感動する。
人間について、生き方についてだから、色んなジャンルの作品に結びつきやすい。
一番わかりやすいのは青春映画。「これからどう生きるか」という話。
例えば『桐島、部活やめるってよ』とか。『魔女の宅急便』とかも色々考えると、キキが再び空を飛べた理由って「意志」しかない。自分の意志で選びとる、決意する。これは『ブレードランナー』にも共通する。
刑務所ものとしてみると、『戦場にかける橋』や『サウルの息子』なんかもそうです。このふたつはショーシャンク刑務所よりも厳しい収容所ものなので、死が隣り合わせにある。
そういう場所だと、希望をもつことが非常に困難になる。だから橋を作る。遺体を埋葬しようと奮闘する。
人間は、なにかしていないと生きられないから。そして、主人公アンディ(ティムロビンス)が初めて満足そうにしたのは、人の役にたった時。受刑者仲間がビールを飲んで幸せそうな顔を見た時。
ブルックスっていう図書室のおじいちゃんがいますが、彼のエピソードでみると『西部戦線異状なし』や『ハートロッカー』。
実存主義が生まれた背景には世界大戦があります。戦争で人がガンガン死んでいく、じゃあ人間ってなんで生きてるのか?なんのために生まれたのか?となる。
どちらの映画も、主人公は戦場から一度帰るけど、また再び戦場に戻ります。
前者は平和な内地に帰ってきても居場所がない。理解者もいない。後者は、自分が生きてる意味=ミッション(使命)=爆発物処理のために戦場に戻る。あと、『ブレードランナー』の原型にもなってる『決闘者』とかも。
戦争だと命が奪われますが、ブルックスおじいちゃんやレッド(モーガンフリーマン)の場合は人生の時間や可能性が奪われる。それはもう、死ぬことに等しいですよね。
アンディが刑務所に入る前の過去はほとんど語られませんが、ちょっとだけ語ってるシーンがあって。自分のせいで奥さんが浮気したんだと。自分はつまらない男だったんだと。
でも、刑務所に入ってからの方が生き生きするんですよね。刑務所の外で死んだように生きているのではなく、自由ではなくなってからの方がより人間らしく生きている。
所長や刑務官は腐敗しているのに、受刑者の方が実は純粋に生きている。
あともうひとつ今回思ったのは、アンディってキリストで、レッドって福音書記者(エヴァンジェリスト)のような感じ。レッドは我々観客の立場でもあるけど。
刑務所という世界では所長が神だけど、神の座を争ったり、神を殺したりしますね。所長=ユダヤ教と考えると陰謀論みたいになるからやめときます。そもそもアンディの方が銀行員だしね。 -
人生は何だろう、と考えさせられた。
もし冤罪で逮捕されなかった場合
妻に不倫されながらもバリバリ銀行マンとして働き財を貯えるのが幸せだったか
もしくはストーリー中のように
刑務所の中で才能を認められ活躍し過ごすのが幸せだったか
もしくは結末のように
自分の人生を生きようと脱獄し、人目を気にしながらもやりたい事をやり抜くのが幸せだったか
もしかしたら刑務所で過ごす人生も、普通に生きる人生も、変わらないかもしれない。
もしくは、普通に生きる人生の方が過酷かもしれない。 -
有名・名作どころを観てなかったパターン
「スカッとする」
とは耳にしていたけれど、タイトルからして
また原作がスティーブン・キングであるからか
観た、知ってるような気になってたという
スティーブン・キング原作の映画はどうも苦手が多い、何でだろう
ようやくこの年齢にして初めて観たんだけれど、一番良かった
やはり有名・名作は違うんだなあ
モーガン・フリーマンがすきだから、というのもあるけれどレッド語り手になり
アンディについて、ひとつひとつ思い出すように進んでいく
アンディは誰からも好かれる男であったっていうのが凄く分かる
囚人たちは勿論のこと、読み手、鑑賞側全てにおいて
ブルックスについては言わずもがな、
トミーの件も凄く胸にきた
結局のところノーマンの言いなりで終わった
ハドリー刑務主任には相当がっかり、少しだけ期待していたのに最後までだめな
男だったなあ
時代背景、お国柄からしてきっと腐敗した組織的権力が有無を言わさなかったんだろうな、と他の映画や本、物語でも感じる
冤罪にも関わらず、育ち・頭がいいアンディは腐らずに本当に
【お務め】したんだなって思った
観ず嫌いや先入観、前知識持たずに
色々観たいなって再確認する映画になったー -
とある銀行員が殺人の罪でショーシャンク刑務所に入れられる。
この映画を観て、生きるとはどういうことかが少し分かった気がした。ラストシーンの美しさは格別。
少しネタバレあり↓
レッドの仮釈放の場面、あの手紙を受け取る前と受け取った後で見える世界が違っていることがわかるように照明を少し変えていた気がする。この演出がとてもよかった。