SHAME -シェイム- スペシャル・エディション [DVD]

監督 : スティーヴ・マックイーン 
出演 : マイケル・ファスベンダー  キャリー・マリガン  ジェームズ・バッジ・デール  ルーシー・ウォルターズ  ニコール・ビヘイリー 
  • Happinet(SB)(D)
3.26
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本棚登録 : 496
感想 : 95
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4907953042698

感想・レビュー・書評

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  • 性描写にはいやらしさは感じず、むしろひたすら悲しいというか痛々しい。
    満たされない何かを埋めるための代償行為が依存症なんだよね。
    兄妹は過酷な環境で(虐待されてたり)育ったのかもしれないと思った。

    バッハの平均律(しかもグレン・グールド!)が印象的に流れていました。

  • この監督とマイケル・ファスベンダーコンビの前作、『ハンガー』のテーマにとても興味があるのだけど、国内ソフト化されてないようで観れず。

    そしてこの作品もずーっと観たかったのだけど、
    予告がミスリードな内容だったギャップでがっくりしました。
    途中まではすごく切なくてよいのだけど・・・。

    予告のせいで近親相姦要素が入るものだとずっと思ってたけども、
    妹を女性として好きだけど倫理的な葛藤でセックスできないのか、
    妹を本当に愛してるから、体だけの関係以外だとセックスできないのか、
    それともただ単に、妹は自分のパーソナルスペースに入ってきただけの邪魔者だったのか(兄妹愛のみはある)・・・
    全てなのか・・・
    過去を描かず、そこらへんの描写を曖昧にしている。

    主人公は潔癖気味で、パーソナルスペース(≒心)に寄せ付けない感じだったしさぁ・・・。
    セックス依存症の苦しみを描きたいだけなら、既婚者の設定でもいいと思うんだけど・・・。
    なんだか、単に性欲がすごく強い絶倫の人に見えてしまうし、
    深読みしなければ"SHAME"って別に恥でもなんでもない。
    過去に近親相姦関係が「もし」あれば、そうなんだけど。

    妹の方も対人依存(彼氏や兄に)って感じで。
    肉体関係なしに、一方的にベタベタしてくる妹もいるのかもなぁ・・・。
    妹が彼氏や兄に依存するようになった原因は別に良いとしても、
    依存の描写もあまり印象に残らない感じだったので、
    自傷に対してこちらの感情もあまり動かない。

    描かれてないので、各人の解釈に委ねて、
    余韻を残しますってことなんだろうけど・・・。
    結末をどうするにせよ良い映画は良いし、悪い映画は悪いので
    最近はもうちょっとはっきりした映画の方が好きだなあ。

    個人的な解釈だと、ラストシーンは
    「もう妹以外の他の女は必要ない」ってことなんだろうと思う。

    音楽はよかったです。
    序盤のクラブのシーンで
    トムトムクラブ『悪魔のラヴ・ソング』("Genius of Love")と
    ブロンディ"Rapture"が繋がってかかるのがよい。
    (どちらもNYパンクからの初期のRapアプローチ)
    あとはグールド、シック・・・等々。

  • 贔屓のCarey Mulligan観たさに鑑賞。セックス依存症を扱い、予告編など見ると性的にかなり過激な作品のように思われたが、思いの外繊細で美しい映画だった。確かにセックスシーンはふんだんにあるものの、行為に溺れつつも満たされることのなり悲しさが色濃く扇情的な描写は見られない。Michael Fassbenderが発する悲しさ、Carey Mulliganが漂わせる危うさの表現が秀逸。兄妹の過去に拭いがたい傷があることは示唆されるものの、それが何であるかを明かすことなく、苦しむ2人の様子だけを描く語りすぎない演出は難解だが、主演の2人の演技がそれを作品として成立させている印象。どこまでも美しく描かれる映像が設定の生々しさを中和しているのも好感が持てる。特に、バーでCarey Mulliganが歌うシーンの美しさが印象的。

  • こんなにセンスの良い部屋と
    着こなしかつ、ハンサムな出立なのに
    性に対する悩みを抱えるのは、
    どこか滑稽。

  • セックス依存症のブランドンのもとにイタ電のようなメッセージをふきこんでくるシシーが転がり込んできた。鍵を渡したらしい・・・さてこの男職場でもやらかしているが、シシーは?
    虐待的なオチ?家系(血)となってしまうとしたら少し問題がありそうだが、そういう話ではないだろう。痛々しい兄弟で、他人からはどんなにバカに見える悩みであろうと、これはしんそこ生きるのがつらかろう。
    最後乱交のシーンで見せる主人公の顔は泣いているようなのが印象的だった。ヘッセが知と愛で、快楽の極にいたると表情は苦痛と同じくなると書いていたことを思い出した。

  • お金でお姉さんを買ったり、職場のPCでアダルトサイトを見まくったり等、深刻な性依存症のおじさんのお話。
    前半で奔放な歌手の妹が『ニューヨーク・ニューヨーク』を長々と歌うシーンがあるんだけど、これが上手くもなく妙に長くてそこで自分は力尽きました。

    これ、それなりのビジュアルのおじさんだから「映画通」の人たちが好きそうな「奥深そうな」お話っぽくなるけれど、太った清潔感のない貧乏そうなおじさんだったら別ジャンルのお話になるからね。
    依存の理由も同じようなものを過去に何回か映画やドラマで観た記憶があるし、小説にもよくある設定でした。

    自分はこういった作品にお金と時間を割きたいタイプではないので低評価。
    彼女がいなくて特に欲しいとも思わなくて、世間の評価は真面目でおとなしい青年だけど、自分の性衝動に心のどこかで悩んでいるような男性には刺さるのかもしれません。
    by太郎

  • 早稲田松竹にて

  • セックス依存症の話。セックス依存症と聞くと自分には関係なさそうに思うかもしれないが、この作品を見ると結構切実だ。

  • 自分も経験ある
    マリガン怖い
    マリガンかわいい

  • 愛なら、毎晩ティッシュにくるんで捨てている。
    っていうキャッチコピーが秀悦すぎてぐうの音も出ないは苦笑。

    キャリーマリガンのシャワーシーンで意外にお腹ぽっこりで親近感わいた。まぁ彼女は出産もしてるから仕方ないか。
    透き通るほど白い肌に血の海が、苦しかった。
    寂しくてどうしようもなくて苦しくてもどかしくて、狂っていて。。。新年にふさわしくない作品でどんより。観ていて疲れる作品だった。

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