ゼロ秒思考 [Kindle]

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  • ダイヤモンド社
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感想・レビュー・書評

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  • 第1章 考えるためのヒント
    【内容】アイデアを作る、仕事を進めるための思考方法の解説
    【ポイント】
    ・悶々と考えても、良いアイデアは浮かばないし、仕事は進まない。
    ・頭の中のイメージ感覚を一度言葉で洗い出してみること。
    ・その方法として「メモを使うこと」をおすすめする。
    ・メモを使うと頭の中が整理され、仕事が進む、コミュニケーションが円滑にできるなどの効果がある。

    第2章 人はゼロ秒思考ができる
    【内容】生産性を上げるゼロ秒思考の考え方を解説
    【ポイント】
    ・アイデアの質はかけた時間に比例しない
    ・気持ちを言葉にすると、やることが明確になり生産性が数倍以上になる
    ・元々人はゼロ秒思考して生きてきた。だから誰でもできる。

    第3章 ゼロ秒思考を作るメモの書き方
    【内容】ゼロ秒思考を作るメモトレーニングの紹介
    【ポイント】
    ・A4の紙とペンがあればどこでもすぐにできる
    ・考えたいことを「タイトル」として決める
    ・各行に20~30字、全6行を書く
    ・思いついたままに書く。

    第4章 メモを使いつくす
    【内容】メモトレーニングを仕事にさらに活用するための方法
    【ポイント】
    ・メモの中からもっと深く考えたいことをタイトルにする。
    ・これを繰り返し、問題、課題をさらに深堀りする。
    ・メモで出したアイデアをカルタのように並び替えて、使えるものを探す。
    ・特に効果を発揮するのは企画書作り

    第5章 メモの整理・活用方法
    【内容】メモトレーニングの成果をさらに有効活用するための方法
    【ポイント】
    ・フォルダに分けて、3ヶ月ごとに要るか要らないかを仕分けする。
    ・フォルダに分けて積んでおくことで成果が目に見えてわかる。

    ーー
    ・多くの人が深く考えることができない
    頭に浮かぶイメージや感覚を言葉にするのは意外と難しく、多くの人は考えをまとめようとすると頭が動かなくなったり、考えているようで思考が空回りをしている。
    日本でのこれまでの教育システムにも触れ、日本ではテストで良い点を取れる方法は教えても「深く考える」教育がなされてきていないことも要因。

    ・できる人は即断即決
    逆にできる人というのは「誰が聞いてもわかりやすく、必要十分な適切な言葉で、理路整然」
    著者は即断即決が可能なのはできる人が普段からその問題について考え続けているから。

    ・強いアンテナによる情報収集能力
    専門家とのネットワークや信頼できる相談相手
    競合の情報などが頭にある
    常に臨戦態勢
    即断即決の裏にはこのような力がある。努力をすれば誰でも手に入れることのできる力。
    まずは情報収集を行い、その後全体像を考え、相対比較検討行い、決定し、決定に従い強力に推進することができると主張。

    ・どのように努力すれば思考力はつくのか?
    「考えると」いうことは時間かければそれだけ深い思考になわけでなく、時間をかけても思考の堂々巡りで思考が止まらないことがある。
    思考力をつける方法は「メモを取り続けること」。

    ■1日10ページ書く
    A4を横置きにして1テーマで1ページ使う
    1ページ1分以内に書く
    1番上にタイトルを書き、その下に4〜6行のメモを書く

    毎日10ページ書く
    思いついたときすぐに書く
    1分以内に書く
    フォーマットを守る
    思いついたことをとにかく何でも書く:

    ・メモの効果
    頭がすっきりしてポジティブになれる
    腹がたたなくなる
    成長することができる

    これを数ヶ月続けると、瞬間的に全体像が見えるようになる、問題点が見えて課題が整理できる、答えが見えてくる、考えるまでもなく答えがふっと出てくる0秒思考の境地に達する。

  • ゼロ秒思考というテクニックの実践書。

    あっと驚くような技法について伝授という訳ではなく、「メモ」という誰もが行ったことがある手法にスパイスを加えることで、思考のトレーニングを図ろうというもの。

    特殊な能力が必要とされるわけではなく、誰もが出来る方法を実践して継続することが出来るのかという点が大事なのだと思う。

    本書を通し、メモに限らず小さなことでも継続して取り組もうという気持ちにもなった。

  • 読了。割と有名な本だったので、読んでみることに。メモやノート術においてこの本に限らず、最も重要なことは自身の習慣にしっかり組み込めるかどうかがポイントである。

    ・この方法は自身にとってしっくりくるか
    ・継続的に続けられるか
    ・実施するのに心理的ハードルはないか

    この本を読んで数日試した結果、自分にフィットさせるためには少し調整する必要があると感じた。
    確実に続けるためには自分の場合は iPad + Evernote ( by Evernote or Good Note 5 or ノート)の組み合わせがしっくりくることに気づいた。

    しばらく試してみたい。


  • 毎日とことん思考を書き出す習慣を作る、
    メモのトレーニング。

    A4のペーパーに4行だけ、
    ひたすら書いていく。
    それを1日に10枚だったかな。

    これなら、わたしにもできそうと思いつつ、
    できるかな。笑
    マッキンゼーで14年も働いてたひとだから、できるんじゃないかなって思うのは、負け惜しみよね。


    本のつくりは、下に余白があって好きなレイアウトです。メモしやすいですね。

    状況・ニーズ別のメモのタイトル例や、
    メモから企画のまとめ方が参考になりました。

    いろんなところで紹介されていたので、
    流行りにのりました。笑

  • ゼロ秒思考
    →情報キャッチ→思考→仮説
    ここまでのフローの質・量の向上のための本

    これらの質・量を向上させるためには
    メモが有効

    時間の成約を設け、とことん書き出すことで
    潜在的な感情が健在化される
    その結果思考を整理することができ
    最終的な仮説を立てるまでのフェーズに持っていくことができる

    逆に駄目な例としては
    感情を潜在化のまま終わらせ、思考の整理がはかどらず
    いつまでもモヤモヤしたままの堂々巡りで終わらせていること

    こうならないための
    メモ活用術が書かれている

  • 頭が良くなるトレーニングと聞いて、人と会話する時に言葉がすぐに出てこなくなっているような気がするなど、最近あまり頭の回転が良くないと感じていたので、気になって購入してみた。

    正直、全体的に文章に面白みを感じなくて読むのが大変だった。
    しかし、メモ書きのトレーニング自体には興味を持ち、私もやってみたいと思ったので早速A4の紙も買ってきた。

  • 思考整理、ストレス発散のために毎日実践したい。

  • A4用紙にこれだけ書くだけで成果がでるのか。
    これはやるしかない。頑張ろう。

  • A4用紙を使ったメモの書き方を分かりやすく解説している。
    頭の整理がしやすいので、活用したいと思う。

  • 思考を整理し、考える力を養うことを勧める本。
    デジタルが普及している今、紙に書くことで得られることも大いにあると考えさせられる。

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著者プロフィール

1978年、東京大学工学部卒業後、小松製作所でダンプトラックの設計・開発に携わる。 スタンフォード大学大学院に留学し、機械工学修士、修士上級課程を修了。1986年、マッキンゼーに入社。経営戦略の立案と実行支援、新組織の設計と導入、マーケティング、新事業立ち上げなど多数のプロジェクトをリード。 ソウルオフィスをゼロから立ち上げ、120名強に成長させる原動力となる。 2002年、「ブレークスルーパートナーズ株式会社を共同創業。 大企業の経営改革、経営人材育成、新事業創出、も積極的に取り組んでいる。

「2017年 『最速のリーダー 最少の時間で最大の成果を上げる 』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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