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感想・レビュー・書評
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「その女アレックス」(ピエール・ルメートル : 橘 明美 訳[Kindle版]を読んだ。
いやーこれはすごい!!
とにかく読み始めたら止まらない面白さです。
久しぶりに「あっ!」と言わされる作品に出会いましたね。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
話としては文句なくおもしろい。まったく予想しない展開で話が進み、個性豊かな登場人物たち。ただし唯一減点する点としてはかなりグロイ内容なので、人によっては読んでいて気持ち悪くなるかもしれない。著者についてまったく知らず、書きっぷりからシリーズ本のようであるが、唯一減点のグロが他シリーズでもきついかもと思って、別シリーズを読まないと決めた。
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【作品紹介】
話題独占、一気読み必至の大逆転サスペンス。貴方の予想はすべて裏切られる――。
おまえが死ぬのを見たい――男はそう言って女を監禁した。檻に幽閉され、衰弱した女は死を目前に脱出を図るが……。
ここまでは序章にすぎない。孤独な女の壮絶な秘密が明かされるや、物語は大逆転を繰り返し、慟哭と驚愕へと突進する。
「この作品を読み終えた人々は、プロットについて語る際に他の作品以上に慎重になる。それはネタバレを恐れてというよりも、自分が何かこれまでとは違う読書体験をしたと感じ、その体験の機会を他の読者から奪ってはならないと思うからのようだ」(「訳者あとがき」より)。
【感想】
ここまでは序章にすぎない。孤独な女の壮絶な秘密が明かされるや、物語は大逆転を繰り返し、慟哭と驚愕へと突進する。
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作品紹介に、上記のくだりがあり、本屋大賞など数々の賞も取ったという紹介に惑わされ、期待し過ぎた感あり。
確かに、予想外の展開だったが最後のオチも予測できてしまったので、評価は★★★★星4つ。 -
読めば著名人がうなる理由がわかる。幾重にも不運が重なった人の内なる残虐さが感じられた。主人公の気持ちが淡々とした描写の中から浮き上がってくるように見えるのは何故だろう。それが主人公の負の魅力を増してるように思える。久々に一気読みしたサスペンス。
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どんなどんでん返しが待ち受けているのか気にしながら読んだ。吐き気がする、救いがない話だがだぜか読後、爽やか。カタルシスを感じた。
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「2014年このミステリーがすごい!第1位」の作品。一部・二部・三部とめまぐるしく状況が展開していき、誰が加害者で誰が被害者なのかが最後までわからないためハラハラしながら読んだ。サスペンス小説であり、誘拐事件がテーマかと思いきや、途中で誘拐事件が完結してしまう。良い意味で読者を裏切る小説なのかも。
ただし結末を迎えるまでにかなりリアルなグロテスクなシーンがあり、読むのに耐えるのが厳しかった。そして、哀しさと虚しさを孕む読後感は、何ともやるせない。
刑事達の選択など、正義と真実についても考えさせられる。日本じゃなくてフランスであるという前提をどの程度理解できるかが物語へ入り込めるかのキーなのかもしれない。 -
ストーリー展開が早く、どんでん返しを予想出来なかった。おもしろい!