バッタを倒しにアフリカへ (光文社新書) [Kindle]

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感想・レビュー・書評

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  • 読みやすくて面白かった…著者の人柄の良さのあふれるエピソードが多い

  • 自分も研究職の端くれなので、かなり共感しながら読み勧めた。文章も上手く読みやすい。
    ただしバッタの生体についても知りたいなあ、と思って読んだのだけど、それがほぼ何も書かれていなかったのが残念。
    この方はフィールドワークの研究者だが、化学や電子の研究でも、なんだかんだ言って研究職ってコミュニケーション能力がかなり求められる世界だったりする。
    人と接するのが苦手で……と研究者の道を目指す人(自分もだが)はこの本を読んでちょっと立ち止まって考え直してほしい。

  • 本屋で見かけ気にはなっていたが、表紙に抵抗があり読んでいなかった本。
    とアフリカでのバッタの研究というあまり興味のない分野であるのに、とても読みやすく楽しい論調で書かれており、一気に読んでしまった。

    予算も後ろ盾もない中、単身で過酷なアフリカで研究を続けるバッタ博士を尊敬します。

  • バッタ研究者、前野ウルド浩太郎氏の自伝的エッセイ。日本を出て、西アフリカの国モーリタニアにあるバッタ研究所で孤軍奮闘する姿がコミカルに描かれている。日本のポスドクの就職への厳しさ、バッタという自然を相手にした研究の難しさ、あるいは著者のバッタに対する愛が伝わってきた。

  • 研究者の熱意素晴らしい。特に筆者の就職は胸を熱くする。そして何より終盤のサバクトビバッタの大群との出合いには感動すら覚える。
    どくとるマンボウのようなユニークあふれる筆致体の中に研究者としての探究心やひたむきさをかなり感じることができた。
    研究したくてもできない日本の厳しい現実も読み取れる。

  • バッタ研究者のアフリカでの研究滞在記というか「前野ウルド浩太郎ができるまで」というか。いろいろと日本の常識では測れないことの連続で、よくぞまぁちゃんとサバイブできたなと感心する。精神的に強靱というか、へこたれない人だなぁと思う。えらいぞ、前野ウルド浩太郎。

  • 作者の文才がエゲツナイです。

    本を読んでここまで感情を揺さぶられたのは久しぶりでした。

  • 2020/8/4 光文社・一迅社Kindle本ポイントキャンペーンにて1012円でDL購入。
    2022/5/14〜5/21

     発売当初、非常に話題になった「バッタ博士」前野さんの爆笑アフリカ研究日誌。任期付ポスドクの不安な心情を交えながら、大好きなバッタ研究に勤しむ様子を、ユーモアたっぷりに描き出す。いやあ、これは面白いわ。本では、農林水産業研究センターの任期付き研究員だったが、現在無事任期なしの主任研究員になられたようだ。日本の博士号取得者の減少が危惧されている昨今、こういう本を読んで研究者を目指す若い人が増えて欲しいなぁ。

  • 片山真一先生(理工学部応用理数コース)ご推薦

     研究室に閉じこもって行う昆虫学というものに疑問を抱いて、生きたバッタを研究するため単身モーリタニアに旅立った筆者。予想もできない紆余曲折を経て今は日本で研究者として研究の最前線に立つ。
     誰もが彼のように行動でき、結果を出せるわけではない。しかし今君が何か真剣に悩み迷っているならこの本を読んでみよう。

  • 面白かった!!
    特別バッタや虫が大好きというわけではないけれど、
    前野ウルド浩太郎氏(@otokomaeno175)の大活躍にどんどん読み進めちゃう本。
    言葉遣いというか、言い回しというか、とても好き。

    姿も見せない本妻がいない間に、可愛い浮気相手と戯れたり、その浮気相手を捕食する相手をペットにしたり。
    とにかく順応力の高さがフィールド研究者として大正解だったのでは、と思ってしまった。
    これはちびっこ向けの本が出るわけだ。ノンフィクションで今どきこんな大冒険ができるのかー!

    超黄色のTシャツがすごく良かったので、買いに行きます。

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著者プロフィール

1980年生まれ。神戸大学大学院自然科学研究科博士課程修了。農学博士。
日本学術振興会海外特別研究員としてモーリタニア国立サバクトビバッタ研究所に赴任。

「2012年 『孤独なバッタが群れるとき』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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