ある姉妹の40年間の人生をあたたかく、ゆっくりとえがかれた小説。りさとさとるの恋が、今まで読んだ中で一番穏やかな恋だなと思った。ネネというヨウムがつねにアクセントになり、時折時代にそった音楽がでてくることでその時代を想像することもできた。始終穏やかな気持ちでいられる、そんな一冊だった。
2024年4月23日
さらーっと読めて笑えて、人生悪くないよなぁと思える一冊。さくらももこエッセイ全冊揃えたい。ヒロシの話が好きすぎる。
2024年4月16日
アッコちゃんシリーズの3冊目。全ての章にアッコさんが出てきて、みちことからむ。お互いが成長し、それぞれの道をしっかりとあゆむ逞しい姿が描かれていた。なにかに躓いた時、読み返したい一冊。アッコさんに会いたい。ランチ、大事にしようと思った。
2024年4月12日
久しぶりにファンタジーを読んだ。分厚いし国の名前などが覚えられずに眠くなるかなと思っていたけど、約500ページあっという間に読み切ってしまった。ユリアとトリスタンの関係性が切なくて恋愛小説を読んでる気分にもなれる一冊。
2024年4月11日
アッコさんシリーズの2冊目。最後の2話はアッコさんさん自体は登場しなくて、お店だけ出てくる感じだけど、しっかり存在感。人間の小さな成長が感じられる温かい話ばかりだった。
2024年3月24日
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リカバリー・カバヒコ (文芸書・小説)
- 青山美智子
- 光文社 / 2023年9月21日発売
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ある公園のカバの遊具を共通に書かれた短編集。ちはるの耳と勇哉の足がぐっと心に染みた。特に勇哉の足は、小学生の子供に読ませたい。人間はとてもややこしく、そして愛しい。それに拠り所があれば強くなれる、とほっこりした一冊だった。
2024年3月21日
「変な家」が映画化されると知り、「変な家」と同時に図書館で予約した本。最初は短編かと思ったが全てがつながり絵の意味もスッキリわかって面白かった。母性は時にとても凶暴だな、と思うと同時に、きもちがわからなくもない、と自分の中の母性の凶暴さにも改めて気付かされる一冊だった。
2024年3月20日
男女の仲は一筋縄ではいかないなぁ、好きだけではどうにもならないこともあるんだなぁ、と思った。人は孤独だし、やっぱりひとりじゃ生きていけない。圭ちゃんをハグしたくなる最後の章、もと?風俗嬢の京子との未来はいろんな壁がありそうだよ、。と心配にもなった。
2024年3月12日
さくらももこのエッセイ、もものかんづめ、さるのこしかけに続く三作目。小杉のばばぁとミーコのはなしがせつなかった。あと父ヒロシ面白すぎる。
2024年3月5日
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めくるな!! (単行本)
- 地図十行路
- ポプラ社 / 2023年7月5日発売
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小学生2年生の息子が読み切った本だと教えてくれ、とても怖かったと興奮して教えてくれたので読んでみた一冊。小学生のころ、こういったの好きだったなぁと懐かしかった。怖くはなかった。(笑)
2024年3月1日
卵の緒と7’s bloodのふたつの話が入った一冊。血の繋がらない親子と、腹違いの兄弟といったそれぞれの愛のある心温まる話だった。世の中にはいろんな形の家族や愛があるし、自分が持たないものには憧れもあるけど、持っているものに目を向けて幸せを感じていけたらいいな、と思えた本だった。
2024年2月29日
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もものかんづめ (集英社文庫)
- さくらももこ
- 集英社 / 2001年3月16日発売
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結婚することになった、の父ヒロシの涙に思わずうるっときた。まるちゃんの中のともぞうがおじいちゃんに対する理想だと初めて知った。
2024年2月27日
最後の2ページくらいにがっと感情を持って行かれた。読み始めたら先が気になって止まらない一冊。ドローンとか地下に作られたスマートシティとか、なんだかいつか起こりそう。東海の地震ってあたりが南海トラフを思わせる感じで怖いなと思った。面白かった!と閉じた瞬間言えた本。
2024年2月23日
何気なく借りたエッセイだったけど、瀬尾さんがとても好きになれた本だった。お子さんが産まれてから3歳くらいまでのことが主だったが、やんちゃな娘さんにむきあってきた朗らかな人柄が伝わったし、自分の子育ても思い出せて共感ポイントが多かったのも面白かった。睡眠スペシャリストの旦那さんのエピソードがアクセントになっていて、ほっこり読み進めながらたまに爆笑できた一冊だった。
2024年2月21日
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サブスクの子と呼ばれて
- 山田悠介
- 河出書房新社 / 2022年10月26日発売
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人材サブスクというなさそうでありそうなダークな話だった。対象が子どもであれ大人であれ問題は沢山ありそうだし、実際に運用ってことにはならなそうではあるけど。施設の母的な森さんが、、とそこが1番ショックだった。
2024年2月19日
様々な形のデートの短編集。ランクアップ丼はせつなかったし、ドッグシェアはドキドキした。それぞれが未来を予想できる終わり方でとてもほっこりした一冊。
2024年2月14日
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ランチのアッコちゃん
- 柚木麻子
- 双葉社 / 2013年4月17日発売
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朝井リョウ氏のエッセイで度々出てきた柚木麻子さんの作品を読んでみたくて借りた一冊。アッコさんに会いたいとすぐにアッコさんファンになり、面白くてあっとゆう間に読み終わった。美味しそうな食べ物が出てきて心がほっこりするストーリーたちだった。
2024年2月11日
中身のあらすじなど知らずに借りた本。西さんの乳がん闘病のエッセイだった。コロナ禍、海外での治療、カナダと日本の違いでたくさんの苦労の上での治療という内容に苦しくなった。がん治療の過酷さに明るい看護師たちの記述がコントラストになってて、不思議な読後感のエッセイだった。沢山の人に愛されてる西さんの本をまた読もうと思った。
2024年2月9日
いろんな世代に読んでもらいたい一冊。コロナ禍を経て生活環境が変わった人はびっくりするくらいたくさんいて、心に影響した人もたくさんいて、感染症が続いてたら良かったとすら思う人もきっとたくさんいるんだと思う。どんな日々を過ごしていても前向きな明るい未来は望める。人は人と関わって変わっていける、と思えて最後は涙がでた。
2024年2月7日
コロナ禍の学生たちが可哀想だと思っていたが、その時その時を強く生き、楽しむ学生の姿に、どんな時でも青春はあるんだ、となんだな涙が出て、そして実際にきっとこんな子達がいただろう、と頼もしく思えた。失われたものを嘆いても、人は希望を持ち前を向くのだ、と背中を押してくれた青春ストーリーだった。
2024年1月31日
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湊かなえのことば結び
- 湊かなえ
- 角川春樹事務所 / 2022年9月30日発売
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リアタイでラジオを聞いていたかったし、1作品でも投稿したかったな、と思った。湊かなえ作品はわりと読んでるけど、湊かなえさん自身の魅力がわかる一冊だった。手元に置いておきたいと思った本。
2024年1月17日
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月の立つ林で (一般書)
- 青山美智子
- ポプラ社 / 2022年11月7日発売
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月に関するポッドキャストが共通にある一見関係ない人々の話。実はちょっとずつ関わっていたことが読み進めるとわかるのが気持ちよかった。こんなポッドキャストがあったら聞いてみたい。
2024年1月14日
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作家の口福 おかわり (朝日文庫)
- 朝井リョウ
- 朝日新聞出版 / 2016年9月7日発売
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20人の作家による、食べ物に関するエッセイ集。北村薫の水に関する話が印象的で、ミネラルウォーターを飲みながらなるほどね、と思った。柚木麻子のパートは読後に寿司屋に行きたくなった。
2024年1月1日
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最後の恋 MEN’S―つまり、自分史上最高の恋。 (新潮文庫)
- 朝井リョウ
- 新潮社 / 2012年5月28日発売
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7人の作家による7つの恋の話。朝井リョウの話が1番印象的かつ切なかった。
2023年12月31日