本・映画の記録

画面の配色センスが印象的な映画

パステル調に差し色が映える、色彩が印象的な映画でした。
あらすじ通り、戦闘技術を叩き込まれた少女が地味にサクサクと人を倒していく姿には「おぉ」と感嘆しました。主役のハンナが人離れした童話的な美しさを持っていることも、画面の色彩にこだわったことと関係があるんだろうな～と終ってみてぼんやり思ってみたり。

また、なるほどそうなったか...という、あっけなくもすっぱりとした終わり方も、アクションスリラーならではといった感じなのでしょうか。

淡々と、本当に淡々と進んで終っていく映画でした。

あらすじを読んで何が起こるのかをわかって観ていたのですが、まさかこんなにも淡々と始まって終るとは思わなかった。そこが大変生々しい。
ドキュメンタリーのようで、それでいて説明は一切ない。
どこにでもいる高校生たちの日常に起こる事件。異質なのに現実の延長上にあるという違和感。その中で見える登場人物の心情の描写。絶妙でした。

It's the elephant in your living room.

タイトルが奥深い。

安心して楽しめる映画です。

観よう観ようと思って手を出さずにいた作品でした。いざ観てみると、話の本筋も世界観もキャラクターもしっかりしていて、最初から最後までわくわくドキドキと楽しめました。主人公たちの心の成長や戦の展開に胸が熱くなり、じわりと涙がこみ上げてきました。

続きもあるようなので、またじっくり鑑賞したいと思います。
動物の描写が素晴らしい。

ちょっと寂しくて、でも暖かい、心に残る映画でした。

悲しいこと、幸せなこと、悔しかったこと、のりこえたこと、孤独だったこと、人生ってこうなんだよなぁと、それらの積み重ねが彼の生き様であったことが心に染み込みました。

彼という人がどんな人物であるかがよくわかるシーンが最後にあり、今思い返してもじんわり涙が出ます。

涙が止まらなくなった素敵な物語

主人公の表情と、子供の達観した言動にぐっと切なくなりました。

なんでこうなってしまったのか、なんでこうならなければならなかったのか。ストーリーだけをみればそう思ってしまうのですが、家族の悲しい愛を知ってしまったら全てがすんなり胸に落ちてきます。

また時間を置いて観たいと思える作品でした。

さっぱりかつスウィートな小気味良い恋愛映画

コメディとシリアスのリズムが心地良くて、鑑賞後はとても気持ちがよいです。エリザベス女王のかわいらしさと気の強さ、相手役の男性のきまままさと疲れた色気。２人のちぐはぐさが軽快に混ざり合って、ちょっと切ないけど気持ちの良い物語をつむいでいます。

どこが好きかって、最後のシーンがいいんだよな～

な、なんだこれは...？が最後まで続く独特なアニメーション

今までもこの先も同じようなアニメーションを観れる気がしません。それほど作られた世界感、特殊なタッチ、音楽で構成されていると感じました。
パッケージよろしく、本編もこのまま始まって終わります。おどろおどろしい内容かと初めこそビクビクしましたが、見ごたえのあるストーリーｄした。
大変おもしろかった。最初から最後まで一貫した雰囲気を保てるのはすごいです。

追記
数ヶ月たっても新鮮に頭の中に残っています。今現在観ても新しい物のように感じられる斬新さが心に残っています。

ひたすらにダイアナが美しい。

始まりから終わりまで、ダイアナが美しいことが一番の印象です。
ストーリーも主人公と同じで、真っ直ぐで穢れを知らずそして切ないほどに美しい。スーパーヒーロー映画を初めて観たのですが、噂にたがわない熱いシーンが多くて「映画を観た」というしっかりした体感がありました。
また他のスーパーヒーローにも手を出してしまいそうです。

いたずら心のある恋愛映画といった印象。

恋愛映画ではない、ということですが恋愛映画じゃないのかな？これは。登場人物みんながおちゃめでユーモラスで生きることに真剣。500日の思い出でしょうか。終り方が好きでした。

主役の方の演技が素晴らしい。男前なのに、頼りないモテない男に立派として見えることに感動しました。

あまりにも胸に残る作品。

子供の頃観ていたら嫌いになっていたかもしれない。大人になった今観たからこそ価値のある映画だと思いました。
世間一般からの視線、母としての責任、妻としての仕事、貞操、女のしがらみに身に覚えがあって熱くなりました。

「不倫を美化しているけど、素晴らしい映画」と薦めてもらったのですが、この映画は「不倫」が主題ではないように思えるな