たま高社交ダンス部へようこそ (角川スニーカー文庫)

著者 :
  • KADOKAWA/角川書店
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本棚登録 : 42
感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (312ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041034149

作品紹介・あらすじ

個性的なメンバーが活動するゆるーい部活「社交ダンス部」に入部した雪也は、だんだんと社交ダンスの楽しさにのめり込んでいく!そんな矢先、部活の統廃合を賭け、競技ダンス部と対決することになり!?

感想・レビュー・書評

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  • すごーく面白かった。何事も三日坊主な男子高校生が、ふとしたきっかけから社交ダンス部に入部し、ダンスの楽しさに目覚めていく話。社交ダンスのことはよく知らなかったけれど、主人公と一緒に徐々にダンスの楽しさに魅入られていった。ストーリー展開が、食べ物に釣られて入部→試しにやってみてハマる→部統合の危機を救うために大会で優勝を目指すと段階を踏んでいてとても良い。主人公が気持ちのいい青年で、今まで三日坊主だったとしても、夢中になれるもとを見つけたからには、その場所を守るために、女の子を泣かせないために、言うべきことは言うし、必死にもなれる。部員のフィオナや珠実の存在もアクセントとなり、お喋りなどの「社交」をしている様が楽しい。主人公の親友である春樹も、楽しい青春を送っているようで何よりw

  • 面白かったー!!

    魅力的なキャラと、次々主人公に迫りくる難題、怪我、ライバル!!
    テンポ良い展開で、全く飽きることなく一気に読めました(*´∀`*)

    社交ダンスというと、とっつきにくい題材かなあ、と思ってたんだけど、ダンスに使う曲がアニソンだったり、フィオナ先生がきちんと社交ダンスの説明してくれたりと、ハードルを上手に下げてくれたので、何の問題もなかったです。
    ステップとかわかんなくても踊りたくなるー。

    キャラもとっても魅力的で、女の子たちがめっちゃ可愛い!
    やっぱりさあ、ツンデレのツン:デレ要素は9:1くらいが理想なんだよ、私は。6:4とか認めねえ!!という感じですので、璃子ちゃんのツンデレ比率たまんなかったです。
    これからどうやって感情表現していくのかなー。
    個人的には爆乳押し付けてくるフィオナちゃんのキャラがとても好き。
    そして、春樹の将来を心配しています……。(女子じゃない)

    まだ自分の気持ちが何なのかもわかっていない雪也と、もう自分の気持ちが何なのかちゃんとわかってる璃子と、その辺の対比も良かったな~。

    続編も出るならぜひぜひチェックしたいっす!

  • 実にわかりやすい王道の部活物語。
    題材は社交ダンスとちょっと珍しいけれど、部に入るきっかけも、入った後の主人公がハマっていく過程も、立ちはだかる困難を競技という戦いで乗り越えていく展開も、そして最後のピンチまで、とてもストレートで予想通り。
    ある意味テンプレとも言えるわけで、そういう意味では途中ちょっと物足りないなあと感じてしまった事は確か。
    でも、やっぱりラストの戦いの高揚感はいいね。
    これこそスポーツものの醍醐味だろう。

    社交ダンス好きな作者のデビュー作のようだけど、やっぱり好きこそ物の上手なれだよね(ちょっと意味違うか)
    ただこの路線でこれからも行くのなら、今度はもうちょっとオリジナルのものが必要かな、とは思う。

    それにしても、フィオナのコスプレアニメと楽曲がほとんどわかってしまう自分が怖い(笑)
    ミンメイ、ラヴだよ(爆)

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著者プロフィール

1985年宮城県生まれ、東京農業大学卒業。大学図書館司書をしながら執筆活動を行い、2014年「神さまのいる書店 まほろばの夏」で第二回ダ・ヴィンチ「本の物語」大賞〈大賞〉を受賞しデビュー。
著書は『後宮妖幻想奇譚 鳳凰の巫女は時を舞う』(双葉社)、『リモート授業になったらクラス1の美少女と同居することになった』(SBクリエイティブ)、『食いしんぼう魔女の優しい時間』(光文社)など多数。

「2022年 『陰陽師学園 ~式神と因縁の交錯~』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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