- Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041060582
感想・レビュー・書評
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子どもの頃の、ちょっと禍々しい宝箱みたいな本。
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雰囲気バラバラだけど結構好きな話が多かった
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正直、この作者の作品では珍しく全く面白くなかった。 短編過ぎてあまりにも内容が薄いと感じたからか、この手の短編に少し飽きてきたのか。 「夜市」「金色機械」があまりに衝撃的だったので落胆と言うかがっかり感が強い。
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2020.10.11
ファンタジーはあまり読まないけれど、「夜市」でこの作者の書く世界が妙にクセになり、2冊目も読破。
リアルっぽいのに確実に私の生きてる世界とは違う不思議な世界が広がって心地よい。好き!と思った。
どれも好きな短編だった。自分の語彙力のなさが悔しい。
今まで収録されてない短編集の寄せ集めということで作者の後書きもあり、それも良かった。
次は『草祭』と『秋の牢獄』あたりを読んでみたい。 -
ホラーだと思ってワクワクしていたが、どちらかというとSFに近い感じ。
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作者があちこちに寄稿した短編集。
表題作が一番好きだが、他のもジャンルはちょっとずつ違ってて良い感じだった。
気楽に読めるので良い、はずなのだけれどつい読み耽ってしまうので結局ゆっくりできる時間を探した方が良い。
できれば秋の夜中に読みたい。 -
10編だが、長さがまちまちで戸惑ったが、それぞれの個性が楽しめた.特に「銀の船」が面白かった.突然空中に現れる船、実際に乗り込めることになりその中でいろんな体験をする.地上と空中、現生と過去あるいは未来が混在した妙な、それでいて何か楽しい空間が巧みな文章で綴られている.最後に著者がそれぞれの話の背景を述べているが、それを読んで再読するのもお勧めだ.
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すごく読みやすい文体やけど、内容はあんまり好きじゃない話が多かった。
でも、『銀の船』『平成最後のおとしあな』は面白かった。
銀の舟や傀儡の路地は残された側の気持ちが、私にはひしひしと感じられて、なんとなく怖くなった。