白昼夢の森の少女

著者 :
  • KADOKAWA
3.56
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本棚登録 : 521
感想 : 77
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  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041060582

感想・レビュー・書評

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  • 子どもの頃の、ちょっと禍々しい宝箱みたいな本。

  • 雰囲気バラバラだけど結構好きな話が多かった

  • 正直、この作者の作品では珍しく全く面白くなかった。 短編過ぎてあまりにも内容が薄いと感じたからか、この手の短編に少し飽きてきたのか。 「夜市」「金色機械」があまりに衝撃的だったので落胆と言うかがっかり感が強い。

  • 2020.10.11

    ファンタジーはあまり読まないけれど、「夜市」でこの作者の書く世界が妙にクセになり、2冊目も読破。
    リアルっぽいのに確実に私の生きてる世界とは違う不思議な世界が広がって心地よい。好き!と思った。
    どれも好きな短編だった。自分の語彙力のなさが悔しい。

    今まで収録されてない短編集の寄せ集めということで作者の後書きもあり、それも良かった。

    次は『草祭』と『秋の牢獄』あたりを読んでみたい。

  • ホラーだと思ってワクワクしていたが、どちらかというとSFに近い感じ。

  • 作者があちこちに寄稿した短編集。
    表題作が一番好きだが、他のもジャンルはちょっとずつ違ってて良い感じだった。
    気楽に読めるので良い、はずなのだけれどつい読み耽ってしまうので結局ゆっくりできる時間を探した方が良い。
    できれば秋の夜中に読みたい。

  • 10編だが、長さがまちまちで戸惑ったが、それぞれの個性が楽しめた.特に「銀の船」が面白かった.突然空中に現れる船、実際に乗り込めることになりその中でいろんな体験をする.地上と空中、現生と過去あるいは未来が混在した妙な、それでいて何か楽しい空間が巧みな文章で綴られている.最後に著者がそれぞれの話の背景を述べているが、それを読んで再読するのもお勧めだ.

  • すごく読みやすい文体やけど、内容はあんまり好きじゃない話が多かった。
    でも、『銀の船』『平成最後のおとしあな』は面白かった。
    銀の舟や傀儡の路地は残された側の気持ちが、私にはひしひしと感じられて、なんとなく怖くなった。

  • 平成最後のおとしあな…シュールである意味怖かった。恒川さんっぽくないような、あるような。

    久しぶりに恒川さんの世界を堪能しました。でもできれば長編が読みたいです。

  • 古入道きたりて 
    戦時中、ポツン建つ山中の小屋で、老婆から聞いた夏の満月の夜に現れたダイダラボッチの様子が(牡丹餅、夜船、お萩は季節によって名前を変える)とてもよかった。人間の記憶か、山の記憶か。夢だったのか。
    白昼夢の森の少女
    緑人になりたい。植物の意識、自然の一部になりたい。長生きとかではなくて、これマクロスFの宇宙支配みたい、個人の脳、意識をシナプスのように共有して。
    銀の舟
    永遠って幸せなのか、

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著者プロフィール

1973年東京都生まれ。2005年、「夜市」で日本ホラー小説大賞を受賞してデビュー。直木賞候補となる。さらに『雷の季節の終わりに』『草祭』『金色の獣、彼方に向かう』(後に『異神千夜』に改題)は山本周五郎賞候補、『秋の牢獄』『金色機械』は吉川英治文学新人賞候補、『滅びの園』は山田風太郎賞候補となる。14年『金色機械』で日本推理作家協会賞を受賞。その他の作品に、『南の子供が夜いくところ』『月夜の島渡り』『スタープレイヤー』『ヘブンメイカー』『無貌の神』『白昼夢の森の少女』『真夜中のたずねびと』『化物園』など。

「2022年 『箱庭の巡礼者たち』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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