白昼夢の森の少女

著者 :
  • KADOKAWA
3.56
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本棚登録 : 521
感想 : 77
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  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041060582

感想・レビュー・書評

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  • お久しぶりの恒川光太郎さん。
    この方の短編は面白さがあってハマる。
    船の話と、植物の話がよかった。
    できるならば「世にも・・・」で実写化してほしい。

  • 読みやすいので、さくさく読めた。
    銀の船は、人生に疲れて何もかもが嫌になったときにおそらく自分も乗ってしまうかなと思った。また、船上の生活にどれくらいで飽きるか、そのとき自分ならどういう選択をするかと考えながら読めたので楽しかった。

    白昼夢の森の少女は、他の作品にも似た設定があった。『意識を共有する世界』の話。自分も少し緑人になりたいかも?と思ってしまった。

    夕闇地蔵は内容は物悲しいが、雰囲気が一番好きだった。色、光、炎、水の流れなど幻想的な映像が頭に浮かんだ。

  • 2019 8/29

  • 最近のゲームっぽいのはついていけなかったけど
    この短編集は、「これぞ恒川幸太郎だ」という感じでしょうか。
    『布団窟』が、怖くて好き。
    『古入道来りて』も好き。和菓子のお題でこう来たか。

  • 不思議で暗い物語集。

  • 足りないよー。もっと読みたい!

  • ‪なんと想像力豊かな物語の数々なんだろう。
    いつも恒川さんの作品には「参りました!」の思いを抱く。
    色々なタイプの不思議があり、どの話も凝っている。
    タイトル「白昼夢の森の少女」も、どこからこの話を思いつくの?と聞いてみたくなる。
    表紙の不思議な絵がまさしくそれを物語っている。‬

  • 短編集10編
    ふと気づくとそこに広がる異世界,その何気なさが怖い.
    蔦と同化してしまう人々を描いた「白日夢の森の少女」ヤハタさんお帰りくださいと言って難を逃れないとダメな「傀儡の路地」,ホラーではないが「平成最後のおとしあな」が良かった.

  • 怪談にファンタジーに都市伝説に戦争小説といろいろあって、全部好みだった。変わり種で『平成最後のおとしあな』が印象的。

  • 個人的には表題の白昼夢の森の少女と、銀の船、傀儡の路地が好きだった。現状を抜け出したとしてそれは幸せなのか、自分が思うほどうまくいかないよねという話が多いところが好き

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著者プロフィール

1973年東京都生まれ。2005年、「夜市」で日本ホラー小説大賞を受賞してデビュー。直木賞候補となる。さらに『雷の季節の終わりに』『草祭』『金色の獣、彼方に向かう』(後に『異神千夜』に改題)は山本周五郎賞候補、『秋の牢獄』『金色機械』は吉川英治文学新人賞候補、『滅びの園』は山田風太郎賞候補となる。14年『金色機械』で日本推理作家協会賞を受賞。その他の作品に、『南の子供が夜いくところ』『月夜の島渡り』『スタープレイヤー』『ヘブンメイカー』『無貌の神』『白昼夢の森の少女』『真夜中のたずねびと』『化物園』など。

「2022年 『箱庭の巡礼者たち』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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