USJのジェットコースターはなぜ後ろ向きに走ったのか?

著者 :
  • KADOKAWA/角川書店
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本棚登録 : 960
レビュー : 127
  • Amazon.co.jp ・本 (253ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041106976

感想・レビュー・書評

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  • ブレストをするときに、闇雲にやってみて発散して上手くいかないことに悩んでいる場合に読むと目から鱗の本だと思います。

    成功させるための必要条件を徹底的に考えてから、そしてようやくブレスト(アイデア出し)に入る。

    私はよく、ビジネスの目的を明確化して、ビジネスモデルを絵に描いて、そこにカスタマーアクションをプロットして、そのキーとなるものをブレストするという順番で良く考えていたが、

    必要条件を洗い出して、そこからブレストする、という方法は採ったことが無かったが、言われてみれば、その方法はとても有益だと思います。

    実際に試してみたいと思いました。

    あとは、自分が徹底的に考え抜くという姿勢よりも、はるかに徹底的に考える姿勢がどんなものかを教えられました。

  • USJ高成長の立役者である筆者が、そのアイデアを生み出すフレームワークを紹介している。数字に強い筆者だからこそアイデアの検証までがフレームワークとして組み込まれておりそれが強さの仕組みなのかとも思う。筆者がUSJに参画してから例の大人気アトラクションのオープンまでの舞台裏の読み物としても面白い。

  • USJの業績を回復させた方法を実例に、アイデアを生み出すためのメソッドを解説する本。有効なアイデアを簡単に生み出す手段はないが、生み出す確率を上げる考え方が紹介されている。

    アイデア発想法の技術的な内容の記載は少ないが、どんな業種であっても参考になる考え方が書かれていた。但し、読んで感じたのは技術よりも情熱が大事ということ。

  • 自分にはこんなことは真似できないなという事柄をいくつも成功させていて、やっぱそれだけのことをしている人の考え方はすごいなと改めて思わされる。
    成功するまで諦めない熱意と、普通ならこのぐらいでもう無理だな(周りの意見や、市況とかで)と考えてしまうところを突き詰めて行えるモチベーションがすごいと思う。どうしたらそういう考え方ができるのかを知りたいぐらい。
    なかなか熱意はあっても、いろんな外的要因を理由にして、それを突き詰めて完遂することは難しいし、ほとんどの人はやろうと思ってもなかなかできない。すごい人は普通のことを「普通できないよそこまで」というところまで突き詰めてやってるからすごいんだなと改めて思った。
    と同時にUSJにいってみたいと思った。

  • 2015/12/30読了。

    USJのマーケティング責任者による、主にマーケティング視点からのビジネス建て直しの自伝である。

    P&GからUSJに転じて、会社の社風に戸惑いながらも経営資源の集中を行い、ハリー・ポッターのアトラクション建設に漕ぎ着けるまでの話である。

    目的を定めることの大切さや、プライベートを滅し時間を仕事に注ぎ込むこと、常識を棄て目的に対してコミットすることなどが語られている。

    また、一度成功すればまわりの見る目が変わり、自身がいざリスクの高いことをやろうとしたとき、後押しをしてくれることなども面白かった。

    P&Gマーケティング出身者らしい「俺が俺が」という考え方、運良くいろいろなサービスがあったことや遊休資産があったこともあるが、職業倫理が高く、実績を積み上げた面白さとスピード感を感じることができた。

  • 2011~2014年にかけて行われたUSJにおける大改革の記録。予期せぬ環境変化や様々な制限の中での戦略と実践は、理論書にはない現場の臨場感。確信を持った語り口は、必死に考え抜いた自負心の表れだと感じる。

  • 国内に多数前例があり、知っていたであろう逆向きジェットコースターの発想を「天才的なアイディアが舞い降りてきた」みたいな論調で書いてあるので閉口する。読み物としては面白いと思うんだけど・・・

  • マーケッターで極めている人はここまで考えているのかと読んでいて感じられました。USJ行きたくなりました。

  • 2010年窮地のUSJにマーケティング担当として就任、少ない予算をアイデアでカバーして売上を伸ばし、ハリーポッターの資金450億円を捻出するまで。対自粛ムードに関西の子供を無料で招待、ゾンビの会場クルー、モンハン、幼児向けワンダーランド、4K3Dスパイダーマン、バックドロップコースター。目的・戦略を絞ってから戦術としてのアイデアを必死で探す。

    ガイド本より面白く、行ってみたくなりました。経営や運営の側から、施設やイベントの企画や予算、タレントや技術陣、またなぜそのアイデアに至ったかなど、初めて知りました。

  • USJがなぜ映画路線から外れたのかが疑問だったけど、それが価値の再定義であること、また価値とは、必ずしもお金をかける必要がなく、アイデア1つで高められること。それらがUSJを舞台とした実例で良く理解できた。特にアイデアを考える時は、漠然とではなく、目的や制約をシャープにした方が、結果的に良い物が思いつくという点は、すごく納得だね。

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著者プロフィール

戦略家・マーケター。高等数学を用いた独自の戦略理論、革新的なアイデアを生み出す ノウハウ、マーケティング理論等、一連の暗黙知であったマーケティングノウハウを形式知化し「森岡メソッド」を開発。経営危機にあったUSJに導入し、わずか数年で劇的に経営再建した。現在は、マーケティング精鋭集団「株式会社 刀」を率い、マーケティングによる日本の活性化に邁進中。

「2018年 『マーケティングとは「組織革命」である。』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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