黒い家 (角川ホラー文庫 45-2)

著者 :
  • KADOKAWA
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  • Amazon.co.jp ・本 (400ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041979020

感想・レビュー・書評

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  • 中学か高校時代に読んだ本です。
    本を読んでいて初めて怖いと思って続きを読むことをためらった記憶があります。
    確か階段で逃げるシーン。
    映画だったら早送りするやつです。

  • 夏が来るので、ホラーでも読むかと思って6月くらいに買っていた本書。
    「呪怨」みたいないわゆる「家モノ」が好きだったのと、評価がとても良い作品だったので、楽しみにしていましたが、それも納得。

    印象に残っているのは、菰田幸子。男女問わず包丁を振りかぶってくる脳筋さと、わざわざ新入社員として紛れ込んでまで主人公を殺そうとする用意周到さが絶妙にアンバランス…。「生まれつき邪悪な人間はいない」
    本当にそうかしら…ねぇ??

  • 暑いし!と涼を求めてホラーもの。
    結果怖くてグロくて撃沈....

    異常者に追い詰められる設定に
    キングのミザリーを思い出しましたが
    こちらのがねっとりじっとり。
    後半の異常性に意味がなくて怖すぎ
    読後はぐったりです。

  • 面白かったけどホラーよりはミステリーが好き
    グロテスクな描写は多めだがそこまで怖くない、犯人もあまり意外性はなかった

    時代的にサイコパスという言葉がそれほど馴染みなかったらもう少し意外性や驚きもあり面白かったかも?

    サイコパスなら悪の教典の方が好き

  • 序盤は退屈だが、序盤にたくさんの伏線あり。序盤を超えたら怒涛の展開にページをめくる手が止まらない。なんでサイコパスってパワー強いんだろ

  • ホラーだと思っていた。。
    映画も見た気がするんだけど、記憶になくて
    改めて読んだ感想としては怖い。。
    にんげんってなんて怖い生き物なんだ!
    おなじにんげんだけど理解できない行動と思想

  • 主人公が馬鹿すぎてアメリカンホラー見てるみたいでした。必要以上にある事例の引用などからも見てとれるような心理学のひけらかし、食品添加物だとか電磁波だとか。作者のマスターベーションに付き合わされた感覚。キャラクターはいいだけに残念。

  • 怖い怖い!
    これ読んでる間は窓やドアやの鍵をかけたか何度も不安になってしまった。
    オバケや幽霊より人間が一番怖い!

    • yhyby940さん
      はじめまして。怖いですよねえ。私は映画から原作を見たんですが、映画も怖かったです。主演の大竹しのぶさんがターミネーターのようでした。
      はじめまして。怖いですよねえ。私は映画から原作を見たんですが、映画も怖かったです。主演の大竹しのぶさんがターミネーターのようでした。
      2023/06/03
    • ニャンちってさん
      はじめまして!
      コメントありがとうございます。
      映画を観たんですね、私は映画は観てないです、活字ならホラーは大丈夫なんですが映像のホラーは苦...
      はじめまして!
      コメントありがとうございます。
      映画を観たんですね、私は映画は観てないです、活字ならホラーは大丈夫なんですが映像のホラーは苦手なんです…
      あの役で、大竹しのぶがターミネーターみたいだってのはなんかわかる気がします 笑
      2023/06/04
    • yhyby940さん
      そうでしょう。気弱な保険会社のサラリーマンは内野聖陽さんでした。
      そうでしょう。気弱な保険会社のサラリーマンは内野聖陽さんでした。
      2023/06/04
  • 犯人が見た目は普通のオバサンというのがとても怖かった。
    これくらいのホラーなら何とか読めるなぁ

    ■サイコパス
    脳や心理の研究って目に見えないからどうしても難しいはず。
    心理なんて結局自分自身でしかわからない(自分のことも本当は分かっていないのかも…)から仮説があっても立証できないし
    頭蓋骨の形などで先天的に何かしらの影響があってもおかしくはないとは思う。

    でも一番はやっぱり育った環境だと思う。
    それは両親の性格もだけど、住んでる国・地域・周りの友達や親戚・産まれた時代、色んなものが関わっている。

    ■『善意で踏み固められた道も、地獄へ通じていることがある……』

    社会が生かしてくれるなら、親が育てなくてもいいやって考える人がでてきてしまう。
    どんなに素晴らしいシステムがあっても結局は使う人次第
    科学や物理も純粋な研究のつもりで生み出したものが兵器になったりするし
    抜け道を見つけて悪用する人間は必ず出てくる。
    新しい仕組みやシステムを作る時には良いことばかりじゃなくて最悪の想定とその対処も考える必要がある。
    それこそ性悪説くらいの気持ちで想定してもいいかもしれない。



    悪の教典と同じ人か…
    サイコパス好きやなぁ(笑)
    階段で追い詰められる感じはちょっとハスミンっぽかったかも

  • 生命保険会社の査定主任として働く主人公の身に降りかかる、恐怖の物語。犯人のような人たちは一定数存在すると思う。こういった人たちを生み出さないためにも、私たち一人ひとりが意識し社会を変えていく必要があると思った。

    「日本の社会全体が巨大なモラルの崩壊に直面している。精神的な価値を軽視し金がすべてという風潮。思考力や想像力の衰退。社会的弱者に対する思いやりの欠如。生まれつきの犯罪者はいない。劣悪な環境と幼児期に受ける精神的外傷こそが、犯罪を生み出す温床であり、人間にレッテルを貼るのはまちがいだ」

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著者プロフィール

1959年大阪生まれ。京都大学卒。96年『十三番目の人格-ISOLA-』でデビュー。翌年『黒い家』で日本ホラー小説大賞を受賞、ベストセラーとなる。05年『硝子のハンマー』で日本推理作家協会賞、08年『新世界より』で日本SF大賞、10年『悪の教典』で山田風太郎賞を受賞。

「2023年 『梅雨物語』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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