夢中さ、きみに。 (ビームコミックス)

著者 :
  • KADOKAWA
4.38
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本棚登録 : 4039
感想 : 221
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (168ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784047357181

感想・レビュー・書評

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  • キャラクターやテンポ感、ギャグのセンスが絶妙でクセになります。イラストも雰囲気にぴったりです。

    小さなコマにもクスッと笑えることが書いてあり、台詞がなくてもキャラの表情や行動に目がいってしまいます。
    とても丁寧に描かれているなぁと作者さんの愛を感じてほっこりしました。

    短編集なので気負わず読めますし、どれも今後を見守りたくなるようなお話ばかりで、読み終わるたびに温かい気持ちになります。
    ずっと読んでいたい!のに短編なので絶妙な盛り上がりで終わります。
    あの雰囲気から離れるのが惜しいので何度も読み返してしまいますね。。

  • 和山やまは同人誌やpixivで作品を発表していた作家で、加筆して編みなおしたのが本書。『このマンガがすごい!2020』の女性編2位にランクイン。

    前半は美少年・林美良を巡る4つのエピソード。話ごとに別々の高校生たちの視点からみた、かわいくお茶目な少年の魅力が語られる。絵柄的には同じビームコミックで読んだ上野顕太郎を思わせる。

    後半は「じめじめした不気味なオーラをまとい」だれも近寄ろうとしない二階堂明を主人公にした連作。実は彼は中学時代はモテモテのイケメンだったが、その時被ったトラウマから、高校ではひたすらイケてない男を演じている。その落差がいい。

    作中にも名前が出てくるが、伊藤潤二のテイストが所々に。じめじめした不気味なオーラのところで特に。

  • 高校が舞台の脱力系コメディー。

    特に後半の「二階堂」シリーズが秀逸。
    まさかこんなところで伊藤潤二ネタが出てくるとは!

    私の文章ではこの作品の面白さを伝えることができないので、普段マンガを読まれている方はぜひ一度、読んでみていただきたい。お願いします!

  • ツイッターでめっちゃ絵がうまいなと気になってた方。漫画は滅多に買わないが、最近普通の本が読めないので漫画を買ってしまうことがある。さておき、面白かった。涙が出てきたりもした。私もこんな絵が描きたい。そんな気力がない。時間もない。何もないように感じる。

    二階堂の笑顔が、さすがはジャニーズJr.だなっていう感じで良い。

    でも林くんもめちゃめちゃイケメンだよね。

    私は江間くんが一番好き。

  • エモ死にしそうな短編集

  • 後ろの二階堂、声を出して笑った。
    顔が綺麗だと恵まれてそうだけど、色々苦労もあるんだな。
    でも、周りから王子扱いされないための、彼の斜め上を行く努力は笑う!!
    あと、何気に二階堂の妄想で出てきたお相撲さんの碧山の似顔絵が似てて吹いた!!

  • 「友達になってくれませんか」推し

  • 友達になってくれませんか、が特に良かった

  • 夢中さ、やまに

  • シュールさを見逃さずに拾って描いてる感じがした。本当におもしろい。読んでよかった。

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著者プロフィール

1995年生まれ。大学2年時に、「和山友彦(わやまともよし)」名義で応募した『優等生の問題』で、第67回ちばてつや賞一般部門入選。これを受け、読み切り『渚へいこう』が『週刊Dモーニング 読み切り増刊2016冬号』で巻頭で掲載された。2019年、コミティア127に頒布した同人誌『夢中さ、きみに。』がKADOKAWAより書籍化されたことで人気を博し、商業誌初連載となる『女の園の星』を連載する。2020年3月『夢中さ、きみに。』で、第23回文化庁メディア芸術祭マンガ部門新人賞を受賞。翌月には、第24回手塚治虫文化賞短編賞を受賞した。

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