ロスト・シンボル 下

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  • Amazon.co.jp ・本 (356ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784047916241

感想・レビュー・書評

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  • ラングドンファンなので、期待して読み始めたけど、ちょっと期待しすぎた。
    相変わらず、猟奇的事件と古の暗号を絡めたストーリーと、それが事実に基づいているという・・・取材と考察力、発想力はすごいと素直に感嘆。
    でも、ストーリー展開の持っていき方が、若干テンプレート化してる??ように思えた。
    それと、「まさかあれが?」「あの」など多用されていて、引っ張って話の先を気にさせる戦法が、私にはなんだかわざとらしく感じた。バラエティー番組などの、気になるところでCMに入るのと同じような・・・。
    そのせいで、だらけてしまったところも。
    これは仕方ないかもしれないが、前作で感じた衝撃が感じられなかったのが個人的にがっかりだった。

  • 3月の5冊目。今年の38冊目。

    「失われしことば」をめぐる物語の下巻。なんか、結局物理的なものというか、そういうものは非常に大事だなと思いました。フリーメイソンに関する知識とかその他もろもろは詳細に書いてあるし、読んでいて飽きないけど、やっぱりマラークにみんな出し抜かれすぎじゃないかなと思いました。CIAもちょっとなんだか間抜けな気がしてなりません。そして、いくらなんでも最後の終わり方が微妙すぎるなと思いました。なんか骨折り損のくたびれもうけ的な感が否めない。読みごたえはあります。ただ、面白いかと言われたら難しい。

  • この人のシリーズを読んで、外国文学に対する意識が変わったかも。

  • いつもながらの展開かもしれないが、面白かった。
    ストーリーが二転三転、飽きさせない。

    ただ、最後の「ことば」がな〜。
    結局そこかい、という落胆は否めない。
    もっと斬新なものを期待してました。

  • 冒頭で、ロバート・ラングトンが全米代表の水球選手だったことを思い出した。
    ともあれラングトン・シリーズの三作目。
    今回はワシントンDCを舞台にフリーメイソンの秘密を題材にしたミステリーである。
    相変わらず息をもつかせぬ展開で、歴史と象徴学が入り混じりながら次々と現れる謎に主人公が挑んでいくというストーリー。
    どこまでが本当で、どこからが小説上の虚構なのか読んでいるとわからなくなるが、何度か行ったことのある街でもあるので、出てくる建物の情景が頭に浮かんで楽しかった。
    毎作、実存する団体の教義や定説を塗り替える設定にするものだから、様々な軋轢を産んできたと聞く。
    「天使と悪魔」ではヴァチカンの怒りを買って映画撮影では協力を得られなかったとか、「ダ・ヴィンチ・コード」でもキリスト教のどまんなかに異論を投げかけたので相当反発を食らったらしい。
    今回も映画化されるようなので、フリーメイソンからの抗議があるんじゃないかしら?
    しかし、これだけ多くの歴史的事実と小説上作り上げた事象を結びつけたストーリーを創りだすのは、本当に至難の業だと思う。
    作品を読む度に作者の力量に脱帽する。
    次作もぜひ、行ったことのある街を題材にして書いて欲しい。

  • ちょっとだけ通勤時間に読み、あとは一気読み。駆け抜けるこの疾走感がたまらない。もちろん、象徴や歴史など、じっくり読みたいという気持ちがあるにもかかわらず、ページを繰る楽しさ!

    さて、感想を。(注:2段落目、完全にネタばれWordsあります。)
    私はアメリカという国にそれほど魅力を感じたことがなかったのだけれど、それは知らなかったからに過ぎないのだと知った。これほどまでに歴史上の神秘が隠された国だったのか!ヨーロッパの芸術を堪能する他作品には及ばないものの、再発見されたアメリカ独自の面白さがあるのだと知った。
    フリー・メイソン(本書内で、比喩に隠され、象徴によって示された倫理のシステム、と会員ならば答えるだろうとラングドンが上巻にて回答している。)の秘密を解き明かしていく過程、古の神秘の門、"神を讃えよ"、そして聖書。非常に興味深く、面白かった。また、それが科学と結びついておりなすストーリーも。
    さて、物足りなかった点。マラークの恨みの内容。国家の安全保障とサトウがしきりに言っていた理由。ま、でも、宗教が非常に根強い海外はそうなのかもしれない。あと、ダン・ブラウンに割と多いのラストではなかったのが意外でした。

    非常に楽しく読みました。満足です^^

  • ん?結局何がどうだったんだろ???
    難しくてよくわからなかった・・・orz

    犯人は実は・・・というのはお約束。
    そうじゃないかなーとは上巻から思っていたけど(苦笑

  • シリーズいつもの展開です。いっきに読めます。

  • 今回ばかりはさすがのラングドン教授も絶体絶命か!?
    と思うような怒涛の展開でした。

    ダン・ブラウンの作品を読んでいてわからなくなるのは、
    「いったいどこまでがノンフィクションなのか」
    ということ。

    建造物や団体、その団体による儀式が実在のものと言われてしまうと、
    あまりに生々しい描写に、登場人物までもが実在するのではないかと
    混乱させられます。

    聖書についてのお話はとても興味深く、聖書を学んでみたいと思いました。
    そして実は謎と魅力的な建造物らに囲まれているワシントンを訪れてみたいと
    思いました。

  • 下巻も面白かったです。

    だけど、マラークがいなくなった時点でおわりにして欲しかったな。
    その後の話は、ストーリー的には必要かもしれないけど、失速してしまった印象です・・・

    マラークの犯行の動機については上巻からずっと腑に落ちない感じで読み進めていたので、ラストですっきりしました。
    でも・・・本当はそんな陳腐な理由じゃなく、もっと壮大な野望を持ってて欲しかったかも。なーんか古典的すぎ。

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著者プロフィール

1964年ニューハンプシャー生まれ。アマースト大学を卒業後、英語教師から作家へ転身。2003年刊行のラングドンシリーズ二作目「ダ・ヴィンチ・コード」で一躍ベストセラー作家の仲間入りを果たす。父は数学者、母は宗教音楽家、そして妻は美術史研究者であり画家でもある。

「2019年 『オリジン 上』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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